お仕事からアソビまで、活躍領域をますます広げている軽トラック。最大の魅力は、お手軽な価格ながらガシガシと荷物を載せられる荷台だろう。その荷台の使い勝手を抜群に高めるアイテムとして人気なのが、但東自動車がプロデュースする「トラレール」だ。
最大の魅力は、穴開けなど一切加工なく、荷台のアオリを上げるだけで取り付けできること。取り外す時も、アオリを下ろすだけでOKだから、載せる荷物に合わせて手軽に脱着できる。つまり、農作業からキャンプ、アウトドアスポーツまで、いろいろなシーンで使えること間違いなしなのだ。
今回は、そんなトラレールを取り付けた荷台にサーフボードやサップを積むシチュエーションを検証してみたい。
取り付け時間はわずか1分！荷台の自由度を格段に高めるトラレール
これまで軽トラの荷台に長物を載せる場合、木材や鉄で枠を組むのが一般的だった。枠を取り付けるためには、ボディに穴開け加工は必須。穴を開ければサビの原因になるし、一度取り付けたらつけっぱなしになる。載せる荷物の形状や量によっては邪魔になるケースもあった。
そんな問題を一気に解消するべく誕生したのが、トラレールだ。荷台の三方にあるアオリと荷台の間に特許取得したプレートを挟み込み、アオリを上げるだけで取り付け完了！この画期的な機構により、荷台に穴開け加工する必要なく、ボルト締めさえせずに装着できるのだ。
加えて、トラレールは使う人により無限大のアレンジが可能なのもポイントだ。高さを自在に選べるだけでなく、太さや形状もバリエーションを用意。横に桟となる柱を追加すれば、重量のあるルーフトップテントを載せるのも可能。まさに“あったらいいな！をカタチにする”アイテムなのだ。
しかも、トラレールの組み立てはすごく簡単。工具は六角レンチが必要となるが、同梱パーツとして付属しているためあらかじめ用意しなくてもOK。一人でトラレールの組み立てが可能だ。
検証1 サーフィンのショートボード＆ファンボードを載せる
まずは、サーフィンのショートボードやファンボードを積むというシチュエーションで検証してみたい。
通常のショートボードの全長は、5.6〜6.6フィート（約1707〜2012mm）。ファンボードだと6.6〜8フィート未満（約2012〜2438cm未満）となる。それに対して軽トラの荷台の長さは、スズキ・キャリイ＆ダイハツ・ハイゼットトラックで2030mm。ショートボードならば収まるが、ファンボードだと荷台には収まらない。
そんな時にジャストフィットなのが、H350（高さ350mm）のトラレール。前後2セット取り付ければ、荷台に対してサーフボードを水平に2本積むことができる。ボードの下にはしっかりと荷物が載せられるスペースがあるのもいい。収納ボックスを積んでも、取り出しやすい高さのため、使い勝手もバッチリだ。
検証2 サーフィンのロングボードより約80cmも長いサップを載せる
次に、サーフィンのロングボードよりも長い12.6フィート（約3840mm）のサップで検証してみたい。
ロングボードは一般的に9〜10フィート（約2743〜3048mm）が一般的。そのロングボードよりも長く、最近人気が高まっているアクティビティがサップ（SUP）と呼ばれるものだ。
サップ（SUP）とは、「スタンドアップパドルボード（Stand Up Paddleboard）」の略称で、水上でボードの上に立ち、パドルを使って漕いで進む。今回積載したのは12.6フィート（約3840mm）のサップだ。
撮影したダイハツ ハイゼットジャンボの全長が3395mmなので、それよりも約450mm長い。
そんなサップを載せる際、荷台にキャリアを取り付けない場合と、荷台最後尾にH700（高さ700mm）とH1200（高さ1200mm）のトラレールを搭載したケースを比べてみた。
トラレールを使用しない場合
前方はサップをコクピット後端の鳥居部分にかけ、後端をアオリに固定した状態がこちら。サップが前上がり（実測27.6度）になっており、走行時の風の抵抗が強い。高さ制限のある場所では注意が必要だ。
トラレール H700（高さ700mm）を取り付けた場合
荷台最後尾にH700（高さ700mm）のトラレールを取り付けた状態。前方はコクピット後端の鳥居部分に立てかけ、サップの角度（実測25.2度）を抑えられた。加えて、サップの下には十分空間があり、荷台の収納力もたっぷりある。
トラレール H1200（高さ1200mm）を取り付けた場合
荷台最後尾にH1200（高さ1200mm）のトラレールを取り付けた状態。コクピット後端の鳥居と、トラレールの高さがほぼ高さとなり、サップは水平になった。これであればサップが風を受けることなく走行に支障を来さない。ボードを載せても、荷台に荷物を満載できる。ちなみにハイルーフではない軽トラであれば、H1100（高さ1100mm）を選べば水平になる。
使う人によりアップグレードできる拡張性！
拡張性の高さも大きな魅力だ。H1200のトラレールに桟を2本追加。最後尾に加え、荷台前方にも同様のH1200を取り付ければ、ショートボードやファンボードなど、他の長尺物を載せることも可能だ。H1200では最大5段にすることも可能。さらにトラレール同士を横桟でつなげば、さらに強度がアップする。
H1200の最上段に、YAKIMAのSUP/サーフボードキャリアを装着してみた。トラレールは、市販のボードキャリアを取り付けできるのもポイント。トラレールの4面に開けられた30mm溝を使えば、ボードキャリアのほか、サイクルキャリアやスキー/スノボキャリア、カヌー/カヤックキャリア、ルーフテントまで、やりたいことに合わせて市販のキャリアを取り付けられる。この自由度の高さも、トラレールの魅力なのだ。
別売のボードキャリアを使用せず、手軽にサーフボードを載せたいならば、オプションのゴムパッドも用意されている。トラレールの30mm溝にハマるゴムパッドのため、ボードに傷をつけずにシンプルに取り付けできる。
トラレール・キャンペーンに応募して、但馬牛ステーキをゲット！
最後に、トラレール・ユーザーにお知らせ。製造・販売をする但東自動車より、トラレール・ユーザーを対象にしたキャンペーン（トラレールコンテスト）が開催されている。
軽トラの自由度を格段に高めるトラレールで、仕事からアソビまでフルに楽しんでほしい。詳しくはホームページをチェック！
（編集協力：但東自動車株式会社）
