5ドア化したジムニーノマドは、従来の3ドアジムニー/ジムニーシエラとは少し異なるユーザー層にも支持されている。ジムニー本来の悪路走破性はそのままに、後席への乗り降りのしやすさや荷室の使い勝手が高まったことで、ファミリーユースやアウトドアアクティビティでの使用を意識する人が増えているのだ。

発表直後から大きな注目を集め、現在も高い人気を保っているジムニーノマド。さらに、ジムニー/ジムニーシエラの5型への進化や、ジムニーノマドの一部仕様変更もあり、ジムニーシリーズ全体への注目度はますます高まっている。


そんなジムニーノマドを、単なる移動手段ではなく「遊びの相棒」として捉えているのが、ジムニー専門店として知られるオフロードサービスタニグチだ。兵庫県姫路市に拠点を置く同社は、歴代ジムニー向けの足まわり、外装、内装、マフラー、アウトドアで役立つ実用パーツなどを数多く展開してきた。

オフロードサービスタニグチが提唱するのは、“Fun to Adventure”。「ジムニーで遊ぶ」だけではなく、「ジムニーと遊ぶ」という考え方だ。ジムニーノマドは、まさにその考え方を実践しやすいクルマと言っていいだろう。
ただし、ジムニーノマドの性格上、ルックス重視のカスタムを行うユーザーも多い。その仕様で普段使いやアウトドアアクティビティを行おうとすると、実際にはさまざまな不満や問題点も見えてくる。
たとえば、リフトアップに伴うルーフアクセスの悪さ、車中泊時のプライバシー確保、リアシートまわりの使い勝手、ロングドライブ時の左足の置き場、アウトドア後の泥汚れ、そしてルックスと動力性能のバランスだ。
ジムニーノマドをしっかり使おうとする人ほど、こうした“ちょっとした不満”に遭遇することになる。オフロードサービスタニグチでは、それぞれの問題に対する答えとなるパーツを用意している。
それでは、ジムニーノマドがかかえる問題点と、その解決策を見ていこう。
ジムニーノマドで遭遇する6つの問題点
- リフトアップに伴うルーフアクセスの悪さと、乗降時の不便
- 車中泊を行うことが容易になる代わりに、ガラスの多さによりプライバシーの確保が難しい。
- 純正のリアシートベルトが、シートアレンジ時に邪魔
- ロングドライブ時に、左足の居場所が落ち着かない
- アウトドアでの靴についた汚れを、車内に持ち込みたくない
- ルックス面と、動力性能を改善したい
どのような使用用途であろうとも、上記の項目はジムニーノマドに乗るユーザーは必ず遭遇すると思われる。オフロードサービスタニグチでは、それぞれの問題の答えとなる商品を準備した。
1. ルーフアクセスと乗降時の不便を解消するサイドステップ
ジムニーノマドをリフトアップしたり、ルーフラックを装着したりすると、まず気になってくるのが「高い場所へのアクセス」だ。荷物を積み下ろしするたびにタイヤへ足を掛けたり、ドア開口部に無理な姿勢で足を乗せたりするのは、決して使いやすいとは言えない。

この問題は、どこのショップメーカーでも問題視していて、すでにさまざまな製品が販売されている。3ドアジムニーでもルーフラックへのアクセスを容易にするためにサイドステップは定番のアイテムだが、5ドア化したジムニーノマドの場合、一般的なサイドステップは前席から後席まで一体となったロングタイプが多い。
しかし、実際に足を掛けたい場所は限られている。ルーフラックへアクセスしたいのか、後席への乗り降りを楽にしたいのか、使いたい場所はユーザーによって異なる。車体の横一面に長いステップが必要とは限らないのだ。

そこでタニグチでは、前後がつながった一体型ではなく、各ドアごとに単品で装着できるサイドステップを用意している。前席用、後席用をそれぞれ左右別に選べるため、必要な場所だけに装着できるのが大きな特徴だ。これは他社製品との大きな違いと言っていいだろう。
さらに、短い独立構造でしっかり荷重を受け止めるため、取り付け部やステップ本体の強度にも配慮して設計されている。長いステップで前後をつないで固定するのではなく、必要な場所に独立して設置するからこそ、踏んだときの安心感や剛性感も重要になる。
デザイン面でも、歴代ジムニー向けに設定されてきたメッシュタイプをジムニーノマド用でも採用。靴底についた泥や砂をこすり落としやすく、アウトドアでの使い勝手も良い。


後席の利用が多くなるであろうノマドでリフトアップした場合、後席での乗り降りを容易にするためサイドステップは必須の装備だ。
ルーフラックへのアクセス、後席への乗降、アウトドアでの実用性を考えると、必要な場所だけに装着できるタニグチのサイドステップは、ジムニーノマドらしい使い方に合ったアイテムと言えるだろう。
2. プライバシー確保を可能にするレーザーシェード
車中泊や休憩時に意外と気になるのが、外からの視線だ。ジムニーノマドは5ドア化によって車内空間の使い勝手が高まった一方で、ガラス面も増えている。そのため、車内で過ごす時間が長くなるほど、プライバシー対策の重要性も高くなる。
純正でプライバシーガラスを採用しているが、透過率が高くプライバシーの確保とはならない。法規的に常時スモーク状態とすることはできない。車中泊時に吸盤タイプのシールドをつける人もいるが、吸着力が安定せず、結果就寝時に剥がれ落ちていることもある。


タニグチでは、3ドアジムニーでもレーザーシェードと呼ばれるマグネット式のスモークユニットを販売しているのだが、ジムニーノマドでも販売を開始している。運転席、助手席、セカンドシートの窓ガラス両側、クォーターガラス、リアガラスの設定があり、専用設計で金属部分にマグネットで装着可能。



マグネット式なので装着状態でガラスの開閉が可能だ。車中泊時に、セキュリティに問題のない範囲で、レーザーシェードを網戸的に使用できる。このレーザーシェードは、車内からの視界は確保できているにもかかわらず、車外からはかなり濃い。外からはほぼ見えない。


フルセットの購入の場合のみ専用ケースが付属される。速やかに使用する際は、小型に収納することも可能。確実に使うなら、事前にドアポケットに収納できるサイズにたためる。かなりオススメと言える。

3. 邪魔なシートベルトをすっきり格納するシートベルトホルダー
ジムニーノマドの後席を倒して荷室を広く使うとき、地味に気になるのがリアシートベルトの収まりだ。走行中にカチャカチャと音がしたり、シートアレンジの際にベルトやバックルが邪魔になったりと、小さなストレスになりやすい部分である。


これに関しては、本来純正で対応すべきパーツだと思う。セカンドシートのショルダー部分のCピラーにリアシートのシートベルトが装着されている。これが、ぷらぷらしていることで問題が生じるのだ。


そこでCピラーのトリムに、ベルトのホルダーと、ロック部分の固定を兼ねたホルダーを設置。すっきりと格納できるだけでなく、シートアレンジ操作の際に邪魔にならず、かちゃかちゃ音も鳴らなくなる。

ちょっとしたことだが、これがあるかないかで快適性が結構変わる。正直気になる音なのだ。
4. ロングドライブ時の左足の疲労を軽減するフットレスト
ジムニーノマドで長距離を走ると、運転姿勢のわずかな違和感が疲れにつながる。特にAT車の場合、左足の置き場がしっくりこないと、体をうまく支えられず、腰や肩にも負担が出やすい。
ノマドは、圧倒的にAT車が多いという。純正でもともと左足を置くフットレストが存在するが、これがはっきり言ってただ足を乗せるだけの台にすぎない。ここを信頼して踏み込めるか?というとちょっと無理。足ごたえがなく、踏ん張れないので、ロングドライブ時に頼りにならない。路面が悪い時など、体を支えることもままならない。
さまざまなショップメーカーからフットレストが出ているが、基本滑り止め的な効果が付与されたアイテム。実は踏ん張り感で最も大切なのは角度なのだ。滑り止め効果は、履く靴や、靴底の汚れによって変化がある。角度的にしっかりと踏み込めるのが理想なのだ。ここがしっかりと足ごたえがあると、ロングドライブ時の疲労軽減にもつながる。


タニグチのAT用フットレストは、マニュアル車用でもすでに販売されている定評のあるバータイプ。足のサイズや、体格に合わせて調整が可能。ローレット加工されたアルミのバーが、足の母指球上の指との境目にジャストフィットし、しっかりと踏ん張れるのだ。

さらに、アクセルペダルとほぼ同一の位置に足をそろえて安定できるため、体が捻れずステアリングに対して正対した姿勢で運転ができる。
タニグチ製のラバーマットも併用可能。他にないバータイプは一度使用すると快適さがクセになるのだ。


5. 車内を汚さない立体ラバーマット
アウトドアでジムニーノマドを使うなら、避けて通れないのが車内の汚れだ。ジムニーという車両は、アウトドアアクティビティと切っても切れない。キャンプ場、河原、林道、雪道などを歩いたあと、そのまま乗り込めば、泥や砂、水分がフロアに入り込む。
結構気にして乗車する時に靴底を払っても、すべては取りきれない。楽しい時間を過ごした後なら、なおさら思わずそのまま乗り込んでしまう。
通常のフロアマットは布製だ。濡れた汚れは付着し、フロアカーペットまで染みて、そのまま放置すると最悪カビてしまう。ゴム製のマットもあるが、染みないだけで、液体の汚れは流れてフロアカーペットに落ちてしまう。


オフロードサービスタニグチの立体ラバーマットは、ゴム製なだけでなく、立体的なトレー構造となっているため、フロアカーペットに汚れを落とさずフロアマットを外すことで外に汚れを排出できる。立体ラバーマットでクローズアップされるのはフロントシート部だけが多い。


一方、ジムニーノマドの場合、リアシートに乗る機会が確実に多い。オフロードサービスタニグチの立体ラバーマットは、リアシート足元のマットも同一形状で、立体のトレー構造。後席の泥汚れも簡単に排出できる。

ラバー製のため水洗いしてもすぐに乾くのもうれしいポイント。この手軽さも魅力の一つと言えるだろう。
6. ルックスと動力性能を向上させるマフラー

ジムニーノマドをカスタムしていくと、見た目だけでなく走りの面にも手を入れたくなる。特にタイヤサイズを変更したり、外装パーツを追加したりすると、ノーマル状態では気にならなかった重さや加速感の鈍さが見えてくる。
というのもジムニーノマドのエンジンは、3ドアのシエラと全く同じだからだ。最大出力もほぼ同一だが、5ドア化されたことにより、約100キロ重くなっている。設定されているギア比も3ドアと同じ。ノーマル状態であれば不便はないが、カスタムを行ってタイヤサイズを大径化した時点で、トルク不足が顕著に現れ、走りに対する不満が出てしまう。
さらに、ノーマルバンパーであれば見えないが、リアバンパーを変更した場合、エンド部分のタイコ(円筒形のサイレンサー部分)が露出してしまう。純正マフラーの形状はお世辞にもかっこいいとは言えない形状……。しかも、外すとわかるのだが、かなり重い。

オフロードサービスタニグチのコンペティションマフラーNは、ルックスと走りを同時に向上できるアイテムだ。薄型の樹脂製バンパーに対応したエンド位置で、スチール製のバンパーにも対応。ノーマルバンパーでの使用もバンパー加工を行うことで装着できる。

エンド部分は、砲弾タイプを採用。チタン風の処理が施され、チラ見えするスタイルがかっこいい。本体重量も純正比で抑えられ、交換すると体感でわかるほどだ。近接騒音規制適合タイプで、車検も問題ない。基本的にトルク重視タイプで、アクセルの追従性が向上。ジムニーノマドが軽快に走ってくれる。

ルックス良し、動力性能良しとあれば、つけない理由はないだろう。
今回紹介したパーツ以外にもオフロードサービスタニグチでは様々なパーツをラインアップしている。気になる人はホームページでチェックしてみよう。
オフロードサービスタニグチの「改善」に対するこだわり
ジムニーを知り尽くす専門店、オフロードサービスタニグチ
兵庫県姫路市に拠点を置くオフロードサービスタニグチは、ジムニー用パーツを中心に、4WDパーツやオリジナルパーツの製造・販売を行う専門店だ。
現行のジムニー/ジムニーシエラはもちろん、歴代ジムニー向けにも数多くのパーツを展開しており、足まわり、外装、内装、マフラー、アウトドアで役立つ実用アイテムまで、その内容は幅広い。


タニグチのパーツ作りで特徴的なのは、単に見た目を変えるだけではなく、実際にジムニーを使う場面で生まれる不満や不便を解消することを重視している点だ。街乗り、ロングドライブ、林道、キャンプ、車中泊など、ジムニーが活躍するフィールドを想定し、「あったら便利」ではなく「使うと確かにラクになる」パーツを形にしている。
見た目だけでは終わらせない。「改善」から生まれるパーツ作り
ジムニーのカスタムという言葉が一人歩きし、近年はドレスアップを中心としたカスタムも増えている。しかし本来、カスタムやチューニングという言葉の根底には、使い勝手や走りをより良くする「改善」という意味がある。
オフロードサービスタニグチでは、代表の谷口氏自身が実際に車両を使い込み、使用用途に合わせた改善パーツの開発を行っている。谷口氏は、一般的なカスタムメーカーの代表とは少し異なる経歴を持つ人物でもある。元アウトドアガイドとして、自然の中でクルマを使う現場を知っており、その経験をジムニー用パーツの開発にも活かしている。

ジムニーノマドに関しても、単に5ドア化された新型車として捉えるのではなく、アウトドアやファミリーユースで実際に使ったときにどこが不便なのか、どこを改善すればもっと快適に楽しめるのかを見極めている。
チューニングの本来の意味である「改善」を、真剣に考えて作っている。オフロードサービスタニグチが長くさまざまなジムニーユーザーに支持されているのは、見た目だけでなく、本当に必要なパーツを販売しているからなのだ。
(編集協力:株式会社タニグチ)







