軽くて頑丈な作り込みと、アオリがそのまま使える構造のランプスが進化した!
軽トラの荷台に取り付けるユーティリティカーゴボックスとして人気の「ランプス」。アルミとステンレスによる軽くて頑丈な作り込みに、荷台の三方にあるアオリがそのまま使える独自構造により、荷物の使い勝手を損なわないのが特徴だ。
最近では、防災時に使える“移動できる避難シェルター”としても注目度を高めている。

そんなランプスの使い勝手をさらに高めるニュータイプ「トラレール・バージョン」が登場した。
アオリに挟み込むだけで固定できる「トラレール」の特許技術を使い、わずか10分で脱着可能に進化!
新車にいきなり穴を開けるのをためらっていたという人にも朗報なのだ。

アオリがそのまま使えるから、荷物の積み降ろしの邪魔にならない!

ランプスは、軽くて錆びないカーゴボックスをコンセプトに開発された。それまでは鉄製の骨組とシート地の幌のために、サビや破れに見舞われるケースが多かった。加えて重量のある鉄製のため、走行性能にも影響を及ぼしてしまうものであった。
そこで、鉄製の半分以下の重量で錆びないアルミを骨組に、破れやすいシート地に換えて30年以上使えるアルミパネルを外板に使用したランプスが誕生したのだ。

もう一つ、ランプスで特筆すべきところが、三方のアオリが使えること。通常、荷台にカーゴボックスを載せるとアオリが開閉できないが、ランプスではアオリがそのまま使用できる。その秘密がカーゴボックスに取り付けるL字形状のステンレス金具。ステンレス同士をレーザー溶接した堅牢な金具を使うことで、カーゴボックスを取り付けてもアオリが開閉できるのだ。


この金具により、アオリが可倒して荷台への荷物の積み降ろしの邪魔をせず、側板とアオリがツライチになって後付け感のないビジュアルを手に入れているのだ。
トラレール・バージョンは、アオリに挟み込むだけ!
わずか10分で脱着可能


そんなランプスの待望のニュータイプが、「トラレール・バージョン」だ。
トラレールは但東自動車が開発したシステムで、骨組みとなるフレームの下部にプレートが設けられており、そのプレートを軽トラのアオリと荷台の間に挟み込むことで、荷台に載せたフレームを固定するというもの。但東自動車が独自開発し特許も取得している。
ランプスのトラレール・バージョンでは、その特許を使用することで、カーゴボックスを約10分で脱着できるようになった。
ランプス自体が約55kgあるため4人での作業が基本となるが、手軽に脱着できるのは大きなメリットだ。ちなみに約10分の脱着時間には、コクピット背面の鳥居にランプスを固定する付属の蝶番ネジで締める時間も含まれている。

お手軽に脱着できることに加え、荷台に穴開け加工する必要がなくなったことにより、新車の購入時から取り付ける人が増えているのだ。
アオリが使えるから荷物の積み降ろしの邪魔にならない!

これまでランプスを購入している人は、仕事での使用を目的としたユーザーが6割なのに対して、アソビでの使用を目的としたユーザーは4割。

仕事に使っているケースでは、農作業や工務店で使うケースに加え、移動販売車として使用する人も多い。室内を自由にレイアウトができ、外板を立ち上げれば屋根にもなる。さらに外板をラッピングなどして広告媒体としても使用する人も多い。

ルーフの断熱+防音性を高めるオプションメニューは必見!

アウトドアであれば、室内をベッドにしたり、寝袋+コットを配置して仮眠できるようにするケースも多いという。その際、オススメなのがランプスがオプションで用意する「断熱アルミシート+断熱フェルト+檜板張りLED照明付き天井」。

天井をアルミとフェルトで断熱するもので、暑さや寒さから室内を守ってくれる。アルミの反射シートにより、太陽からの熱を跳ね返し、夏場であれば室内を約10度も低く抑える効果がある。


加えて、屋根を打ち付ける雨の音も大幅に軽減する高い防音性もポイント。厚み約3mmのフェルトを使うことで防音効果を劇的に高めている。フェルトがない状態では通常の雨だと室内に雨音が響いてしまうが、フェルトを使うことで小雨程度にまで軽減。快適な空間を実現している。

プライベート空間になる“移動式シェルター”として注目!

自然災害が増えるなか、ランプスは避難シェルターとしても注目を集めている。災害時に学校の体育館や教室に段ボールを敷いて寝泊まりをする場面を目にすることは多い。そんな場面でも、軽トラの荷台にランプスを取り付けていれば、プライバシーをしっかりと確保でき快適に過ごすことができることから、“移動式シェルター”としてのニーズも高まっている。


寝泊まりすることだけにとどまらず、ランプスの室内に簡易型のトイレやバスタブを組み込むことも可能。災害時にも心強いシェルターとして利用できる。
近年の防災意識の高まりから、自治体がランプスを手に入れ、災害時に軽トラを所有する市民に貸し出そうという動きもある。
ランプスと最新タイプ「トラレール・バージョン」の魅力のまとめ

軽トラの荷台に取り付けるユーティリティカーゴボックス「ランプス」と、そのニュータイプである「トラレール・バージョン」についてまとめておきたい。
(編集協力:株式会社Lanps)
ランプス プライスリスト



| タイプ | ランプス1960 | ランプス2050 | ランプス2100 |
| 荷室間口高さ | 約1190mm | 約1280mm | 約1330mm |
| 価格 | 39万500円 | 42万1300円 | 45万6500円 |
※トラレール・バージョンは2万5000円UP
※対応:ダイハツ・ハイゼットトラック&ハイゼットトラックJumbo、スズキ・キャリイ&スーパーキャリー(ランプス1960は不可)、ホンダ・アクティをはじめ、軽トラックをフルカバー







