事故やトラブルは、起きないのが一番だ。だが現実には、あおり運転や当て逃げ、そして車両盗難の手口が年々巧妙化している。
そこで今回は、カー用品の定番ショップであるオートバックス/イエローハット、そしてモトメガネカーズ編集部が厳選した「安全対策ギア」を紹介する。
どれも“難しい知識なし”で導入しやすく、備えておくと安心感が大きく変わるアイテムばかりだ。

オートバックスオススメの製品

コムテック「ZDR065」
【前後2カメラの高画質ドライブレコーダー】

“もしも”の瞬間に強いのが、前後2カメラのドライブレコーダーだ。ZDR065は、フロントがWQHD(約370万画素)で細部まで高精細に記録できるうえ、夜間はSTARVIS 2技術搭載センサーにより低照度でもノイズを抑えた映像を実現している。さらにHDR対応で逆光や明暗差のある場面でも白とび・黒つぶれを抑えやすいのも心強い。

駐車中の当て逃げやいたずらが気になるなら、オプションで駐車監視にも対応。加えて、microSDカードの“メンテナンスフリー”設計で、定期的にフォーマットせず使えるため運用の手間を減らせるのもありがたいポイントだ。
さらに、運転時の映像を記録してくれるだけでなく、運転を支援してくれる機能も備えている。具体的には、割り込み、後続車接近、先行車発進、先行車接近、前方の信号が青であることといったことで、全部で8つの機能をもって安全に運転する手助けをしてくれるのだ。


データシステム「SOS820 カースティールブロッカー」
【エンジン始動を抑止する盗難対策ユニット】

盗難対策は“入られない”だけでなく、“乗って逃げられない”まで考えると強い。SOS820は、リレーアタックやCANインベーダー、物理破壊などで仮に車内へ侵入されても、エンジンを始動できないようにして盗難を防ぐことを狙ったシステムである。いわゆる通称「ゲームボーイ(キーエミュレーター)」への言及もあり、近年の手口を強く意識した内容だ。
セキュリティ解除は“自分だけのパスコード”を設定でき、運用もオート(エンジンOFF連動)/マニュアル(任意ON)を選択可能。取り付けには車種別ハーネス(別売)が必要で、取扱店限定の販売・取付製品となる。


オートバックスセブン「AQ. 緊急脱出用ハンマー」
【ガラス破砕&ベルトカッター一体の緊急脱出ツール】

安全対策の基本は“事故を起こさない”だが、万が一の脱出手段も用意しておきたい。AQ.緊急脱出用ハンマーは、事故や水没などで車内に閉じ込められた状況を想定し、窓ガラス破砕とシートベルト切断の両方に対応する。先端には高硬度クロモリ合金鋼を採用し、軽い力でガラスを割れる設計で、ホルダー付属なのも実用的だ。



イエローハットオススメの製品

カロッツェリア「VREC-MS700D」
【後方視界を強化するデジタルミラー型ドラレコ】

“見える”は安全に直結する。VREC-MS700Dはデジタルミラー型で、暗所に強いSTARVIS 2とHDRを前後カメラに搭載し、夜間やトンネルなど明暗差の大きい場面でも白とび・黒つぶれを抑え、確実に映像を記録してくれる。
デジタルミラーは、走行シーンに合わせてワンタッチでズーム倍率の切り替えも可能。液晶OFF時はアナログミラーとして使用できる。
11V型の高輝度IPS液晶や広角レンズ採用により、後席同乗者や荷物で後方が見えにくい状況でも後方視界を確保しやすい点も魅力。ミラーで“視界”をアップデートしたい人に向く一台である。
ユピテル「Y-4K-02」
【フロント4K対応・駐車監視付きの前後ドラレコ】

“証拠能力”を重視するなら、フロント4K記録はやはり強い。Y-4K-02は前後2カメラで、フロント4K(ULTRA HD)記録に対応。フロント/リアともにSTARVIS搭載をうたい、夜間記録性能にも配慮している。


さらに駐車監視が“標準装備”になっている点も注目で、電圧監視機能+直結コード同梱により追加費用なしで駐車監視を可能にする設計である。加えて、後方異常接近(あおり運転)を判別して自動検知・記録する安全運転サポート機能も搭載する。
特許技術を採用した接近検知マイクロ波センサーをオプションで追加すれば、従来の動体検知モードに比べ、より高度に駐車状態を監視できる。



レジオ「RGZ-1 電波遮断BOX」
【スマートキー電波を遮断する盗難対策ボックス】

スマートキーが発する微弱な電波を犯人が受信し、別の装置で増幅・中継(リレー)して車に届け、キーが近くにあると誤認させて解錠・エンジン始動まで行う盗難手口が「リレーアタック」だ。
家の外で電波を拾う役と車側で中継する役の2人組で行われることが多く、窓ガラスを割らずに短時間で持ち去られやすい。


これを防ぐのが“スマートキー電波の遮断”である。RGZ-1は、BOXにスマートキーを収納してロックするだけで電波を遮断し、リレーアタック対策ができる電波遮断ボックスだ。
モトメガネカーズ編集部オススメの製品
加藤電機「LH-3SR 専用キータイプワイヤー式ハンドルロック」
【ハンドルを固定するワイヤー式の盗難対策ロック】

“目に見える抑止力”として効くのが、物理的にロックすることだ。LH-3SRは、硬いのに柔軟性のあるメタルワイヤーを採用し、簡単には切断できないハンドルロックである。

使い方も、ハンドルにワイヤーを通してシートベルトバックルに差し込むだけとシンプル。
専用キー(内溝タイプ)が付属し、軽量・コンパクトでグローブボックス収納も想定されている。
BRAKE LOCK JAPAN「ブレーキロック(ペダルロック)」
【ブレーキペダルをロックする盗難対策アイテム】


車両盗難では“走れない状態”を作るのが効果的だ。ブレーキペダルロックは、作動させるとブレーキペダルが動かないようにロックし、解除には専用キーが必要となる。
さらに、固定しているボルトを締め付けると頭が折れて外しにくくなる“セキュリティボルト”も製品に同梱。より外されにくいよう工夫されている。
CANインベーダーやリレーアタック等への盗難対策が施されている車両にも同製品を合わせて使うことで、より盗難されにくくなる。
車種専用品となり、ハイエース/レジアスエース、ランクル70/200/250/300、ジムニー(JB64/74)、R35 GT-Rなど47車種に対応。エルフ、レンジャー、ダイナといった商用トラックもラインナップされている。

ドライブマン「セキュリティカメラ IPC-730G」
【駐車場を見張れる4G通信対応の防犯カメラ】

“駐車中の監視”を強化するなら、監視カメラという選択肢もある。IPC-730Gは4G通信型の防犯ビデオカメラだ。ソーラー電力を使い遠隔で監視できるだけでなく、スマートフォンのアプリを使い水平方向355度、垂直方向100度カメラを動かすことが可能。防塵/防水設計。※IP65相当(IP6X防塵、IPX5防水)。記録はmicroSDに上書き式。


赤外線センサーによって動体を検知し撮影を開始。それと同時にスマートフォンに通知してくれる。
4G回線を使ってスマートフォンに通知するため毎月の通信費は発生するが、遠隔操作で瞬時に状況を把握できるのは心強い。愛車の監視だけでなく、自宅や事務所の監視、畑の盗難対策など幅広く活用できる。


まず何から揃える?安全対策ギアの選び方
優先順位で迷ったら、考え方はシンプルである。まずは走行中の“もしも”に備え、ドラレコを導入したい。事故時の状況説明に役立つだけでなく、あおり運転の抑止にもつながる。選ぶなら夜間に強いセンサー(STARVIS/STARVIS 2)やHDR対応など、暗所・逆光で映像が潰れにくいモデルが安心だ。余裕があれば駐車監視対応を選べば、当て逃げやいたずらにも備えやすい。
次に盗難対策は「電波遮断+物理ロック+始動無効」の多層防御が基本である。スマートキーの電波を遮断し、ハンドル/ペダルロックで動かせない状態を作り、始動抑止で逃げられないようにする。駐車環境が不安なら駐車監視ドラレコやセキュリティカメラで“見張り”を追加したい。最後に、緊急脱出ハンマーなどの脱出ツールも車内に備えておくと安心だ。








