株式会社SUBARUは、2025年6月に開催されるニュルブルクリンク24時間レースに、WRX S4をベースとした「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025」で16回目の参戦を果たす。
過酷なSP4Tクラスでのクラス優勝と総合上位を目指し、空力やエンジン性能などの改良を加えて挑む。また、STIの知見を活かしたコンプリートカー「S210」の抽選申し込みも同時に開始された。興味のある方は詳細をチェックしてみてはいかがだろうか。
SUBARU 2025年ニュルブルクリンク24時間レースに参戦
~ニュルブルクリンク24時間レースで培った技術や知見を投入した
STIコンプリートカー「S210」の抽選申込を開始~
SUBARUのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル*1は、2025年6月19日から6月22日にかけてドイツ・ラインラント=プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクリンクサーキットで開催される第53回ニュルブルクリンク24時間レースに、「WRX S4」をベースとする車両で参戦します。このチャレンジは、2008年以来今年で16回目*2となります。


SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025
SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025は、昨年と同様に2.0リットル以上2.6リットル未満のターボエンジン搭載車クラスである「SP4T」に参戦し、クラス優勝および総合順位上位を目指します。
全長約25km、高低差300mと起伏が激しく、天候も刻々と変化する世界一過酷と言われるコースにおいて、「速く」かつ「意のままに操る」ために、スバルグローバルプラットフォーム(SGP)を核として、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの基本レイアウトを活かしつつ、前回の参戦車両から、以下の性能を高めました。
【SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025主な改良点】
・フレキシブルパフォーマンスホイール:インナーリム形状の改良による操安性向上
・空力関連:ダウンフォースをより効果的に得るため、ウイングステーと翼端板を新形状とし、フロアパネルを採用
・エンジン:エアリストリクター径の拡大による吸気効率と燃費性能の向上
・補剛関連:ショックアブソーバーリヤ上側に新パーツ「STIフレキシブルフロアバーリヤ」装着による操安性向上
・エキゾースト:エキゾーストマニホールドへのインコネル材使用による信頼性確保
・電装関連:小型リヤデファレンシャル電動オイルポンプ採用オルタネーター負荷軽減
チーム監督は沢田拓也、車両開発をとりまとめる技術監督は渋谷直樹が担当します。ドライバーは、カルロ・ヴァン・ダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)、佐々木孝太(日本)、久保凜太郎(日本)の4名で挑みます。
また今年も全国のSUBARU販売店から選抜された8名のメカニックがチームに参加し、レースをサポートします。販売店メカニックの海外自動車レースへの参加は、メカニックの技術力向上により、お客様にカーライフの「安心と愉しさ」をお届けすることを目的に1990年より継続しています。
*1:スバルテクニカインターナショナル(株)(代表取締役社長:賚 寛海(たもう ひろみ)、東京都三鷹市、略称:STI)
*2:新型コロナウィルスの影響により2020年、2021年は参戦見送り
<SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025オフィシャルWebサイト>
https://www.subaru-msm.com/2025/nbr/
<スバルテクニカインターナショナル オフィシャルWebサイト>
https://www.sti.jp/
また、SUBARUは、STIが参戦するニュルブルクリンク24時間レースで培った技術や知見を投入し、「SUBARU WRX NBR CHALLENGE」直系モデルであるSTIコンプリートカー「S210」の抽選申込を、本日2025年5月22日に開始しました。*3
*3:抽選申込の詳細については専用サイトまたはSUBARU販売店へお問い合わせください。
<STIコンプリートカー「S210」 オフィシャルWebサイト>
https://www.subaru.jp/s210/
【監督・技術監督】

【ドライバー】

【SUBARU販売店メカニック】


【参戦車両】
| 車両名 | SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 |
| 全長 | 5,270mm |
| 全幅 | 1,900mm |
| 全高 | 1,390mm |
| ホイールベース | 2,690mm |
| 車両重量 | 1,290kg |
| エンジン | FA24 BOXER DOHC 16バルブ AVCS シングルスクロールターボ |
| 排気量 | 2,387cc |
| 最高出力 | 280kW(380PS)/6,000rpm |
| 最大トルク | 590Nm(60kgf・m)/3,500rpm |
| エアリストリクター | Φ41mm |
| トランスミッション | 6速シーケンシャルギヤボックス+パドルシフト |
| クラッチ | O.R.C 5.5インチマルチプレート |
| サスペンション | フロント:ストラット/リヤ:ダブルウィッシュボーン |
| ブレーキ | フロント:6ポット/リヤ:4ポット |
| ホイール | BBS製18x11J |
| タイヤ | FALKEN 280/680R18 |
リリース提供元:株式会社SUBARU








