ビー・エム・ダブリュー株式会社は、ライフスタイルブランドKithとの協業により、電動ハイパフォーマンスモデル「BMW XM by Kith」を発表した。
同モデルは、BMW M1に着想を得た専用カラーや内外装の特別仕様を纏い、全世界で47台、日本では1台限定で販売される。2025年後半に納車予定で、注文受付は7月2日から14日まで全国の正規ディーラーで行われる予定だ。興味のある方は詳細をチェックしてみてはいかがだろうか。
BMWとKithが協力関係を継続しBMW XMの限定モデル「BMW XM by Kith」を発表
Kithの創設者でありCEO兼クリエイティブ・ディレクターのロニー・ファイグがBMW M社初の電動ハイ・パフォーマンス・モデルの限定版と歴史的なBMW M1のユニークなワンオフモデルを製作

ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: 長谷川正敏)は、BMW XMの限定車「BMW XM by Kith」の注文の受付を、本年7月2日から7月14日まで全国のBMW正規ディーラーにおいて実施する。日本国内において1台限定での導入となり、消費税込みのメーカー希望小売価格は、2,650万円である。
BMW XM by Kith商品情報ウェブサイト
https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/bmw-xm-kith.html
BMWとKithは、成功を収めたコラボレーションの新しい限定車を発表した。BMW XMとその伝説的なBMW M1とのつながりは、プレミアム・カー・メーカーであるBMWと、ロニー・ファイグの世界的に有名なライフスタイル・ブランドであるKithとのコラボレーション第3弾となっている。この高性能プラグイン・ハイブリッドは、専用のエクステリアおよびインテリア・デザインを備えた「BMW XM by Kith」として発売される。
2020年からのBMW M4 Competition Coupé、2022年からのBMW i4 M50 xDriveをベースにロニー・ファイグがデザインしたエディション・ビークルに続き、BMWとKithはパートナーシップの最新章を再び特別なBMW Mモデルに捧げる。BMW XMは、1978年から1981年に製造されたBMW M1以来となるBMW Mの限定モデルであり、新開発のM HYBRIDドライブ・システムを初めて搭載している。BMW XMは、サイド・アクセント・ストリップ、リアに配された2つのBMWエンブレム、リア・ライトのルーバー構造など、伝説的なミッドシップ・スポーツカーのデザインにインスパイアされた印象的なディテールを備えている。
BMW XM by Kith: 47台、ヒストリカル・カラー、エクスクルーシブなディテール
BMW XM by Kithは、BMW M1のデビューからの経過年数を反映し、47台限定で生産される。2025年後半に、特にエクスクルーシブなBMW Mモデルのエンスージアストやコレクターに向けて納車される予定である。このエディションでは、歴史的なモデルをベースとしたBMW Individualフローズン・テクノ・バイオレット・メタリック塗装が施されている。KithがBMW XM by Kithのために特別に開発したこの塗装仕上げは、この限定モデルにのみ使用され、BMWが再び使用することはないため、このエディションは本当に特別なものとなる。
この塗装と数々の特別なデザイン・フィーチャーは、現代のスポーツ・アクティビティ・ビークルならではのダイナミックなプロポーションと、BMW XMの特徴である表情豊かなラインを強調している。BMW XM by Kithは、ブラックのサイド・ウィンドウ・グラフィックとアクセント・ストリップが特徴である。フロント、リア、サイドのモデル名とKithロゴのアウトラインは、テクノ・バイオレット・メタリック仕上げとなっている。BMW XM by Kithには、ジェット・ブラック仕上げのスター・スポーク・デザインの23インチMライト・アロイ・ホイールが標準装備されている。
インテリアでは、BMW XM by Kithのモダンなスポーツカー・コックピットが、Kithレーベルの印象的な美学による特別なディテールによって引き立てられている。イルミネーションが施されたドア・シルには、1台1台の希少性を示す特別な「1/47」のバッチがあしらわれている。ベロアのフロアマットとセンター・コンソールのコントロール・センターには、KithのロゴとMのストライプがあしらわれている。
運転席と助手席のMマルチファンクション・シートのヘッドレスト下には、イルミネーション・バージョンも用意されている。BMW Individualメリノ・レザー仕上げのシート表面には、センター・コンソールのアームレストと同様に、Kithのモノグラム・パターンがエンボス加工されている。エディション・カーのコントロール・ディスプレイにもディテールが施されている。特別なウィジェットには、BMW XM by Kithの車名、「1/47」の徽章、MストライプをあしらったKithのロゴが含まれている。
また、BMW XM by KithのリアにあるMラウンジは、車内のパーソナルな雰囲気を演出している。シート表面にはKithのモノグラムがエンボス加工され、2つのクッションにはKithのロゴがあしらわれている。あらかじめ設定されたパープルのインテリア照明とともに、このエディションにふさわしい特別な雰囲気を醸し出している。
付属の充電ケーブルをスタイリッシュに収納できる、Kithがこのエディション専用にデザイン・製造したダッフルバッグが標準で搭載されている。
マイアミ・ビーチでワールド・プレミア「BMW XM Kith Concept」
BMWとKithは、同じくロニー・ファイグがデザインしたコンセプト・カーを発表した。BMW XM Kith Conceptのエクステリアとインテリアは、ロニー・ファイグがBMWとのコラボレーションにより、ハイ・パフォーマンス・モデルの特徴的なキャラクターとエクスクルーシブなスポーティネスを特に強烈に表現している。市販車のホモロゲーションの慣習にとらわれず、洗練されたライティング・コンセプトのデザインにより、BMW Individualフローズン・テクノ・バイオレット・メタリック塗装にマッチするパープル・カラーが中心的な役割を果たしている。BMW XM Kith Conceptのサイド・アクセント・ストリップはブラックのバックライト・ストリップで構成され、各ストリップには363個のフルカラーLEDユニットが全長にわたって配置されている。これを作動させると、Kithの文字の周囲がダイナミックに紫色に発光し、サイドパネルの装飾エレメントにも、バックライト付きのKithロゴがあしらわれている。
ヘッドライトにもLEDユニットを使用し、パープルの配色を実現している。Kithのロゴは、ロー・ビーム・ヘッドライト用のLEDマトリックス・ディスプレイを使用して、メイン・ヘッドライトのガラス・カバーにも表示することが可能である。BMW XM Kith Conceptには、紫色の輪郭照明が施されたMラジエーター・グリルのアイコニック・グローと、23インチ軽合金ホイールの紫色顔料をふんだんに使用した塗装仕上げも採用されている。
モータースポーツの系譜にちなみ、またM1のデザインに敬意を表して、BMW XM Kith Conceptはフロントで30mm、リアで35mmローダウンされ、両アクスルのトレッドは40mmワイド化されている。これは、特別なスプリングとホイール・スペーサーの使用によって達成されている。
コンセプト・カーの室内では、2025 BMW XM by KithのMマルチファンクション・シートに代わって、Mカーボン・バケット・シートが採用されている。このバケット・シートの表面には、Kithモノグラムのエンボス加工が施され、ヘッドレスト部分にはMストライプと組み合わされたKithエンブレムがライトアップされている。
伝説を再構築: 1981年 BMW M1 E26 by Ronnie Fieg.
コンセプト・カーとKithによる47台のBMW XM限定車の両方を歴史的な文脈に位置づけるため、もうひとつのユニークなモデルがマイアミ・ビーチで初めて一般公開された。1981年のBMW M1 E26 by Ronnie Fiegは、Kithレーベルのデザイン・レパートリーから特別なディテールを取り入れた1台限りのスポーツカーである。
モデル名、製造年、内部モデル・シリーズ・コード、そしてKith創設者の名前が記されたこの車は、ロニー・ファイグのアイデアによるものである。テクノ・バイオレット塗装仕上げ、テールゲートのMとKithを組み合わせたエンブレム、Kithの文字がエンボス加工されたインテリアは、市販車のデザインの類似性に加えて、ロニー・ファイグの1981年型BMW M1と2025年型BMW XM Kith Conceptの間に新たなデザインの類似性を生み出している。マイアミ・ビーチに登場した2台は、50年以上にわたるBMWの歴史の中で、BMW Mとして開発・生産された最初のモデルと最後のモデルの架け橋となった。
リリース提供元:ビー・エム・ダブリュー株式会社








