2025年7月26~27日の2日間、AICHI SKY EXPO(愛知県国際展示場)にて、「オートメッセin愛知」が初開催された。国内では東京オートサロン、オートメッセ大阪に続く自動車のカスタムを中心に紹介する大規模なモーターイベントだ。

会場にはジャンルもテイストも異なる多数のブランド(社数:156社、展示車両:190台)が出展。カスタムカーやチューニングパーツなどが所狭しと並び、来場者の目を楽しませていた。








イベント初日の開場1時間前には、すでに来場者が行列をなしておりイベントへの期待の高さがうかがえる。その入場待ちの列は少なくともお昼過ぎまで続き、会場の外にまで達していた。
中部関西地区のモータファンが中心に来場し、二日間での来場者数は39,460人。2026年は5月16日~17日での開催を予定しているという。

気になるブランドをご紹介
ここからは、MotoMeganeCARS編集部が気になったブランドをピックアップして紹介していこう。
WORK(ワーク) あの名作ホイールが待望の復活!

復活した「VS KF(ブイエスケーエフ)」に注目。WORKの鋳造技術が惜しみなく注ぎ込まれ、造形美と機能性を高次元で融合させた3ピースホイール。2017年に生産を終了したが、現代の基準に合わせた仕様となり「VS KF#(ブイエスケーエフシャープ)」として復活した。当時愛車で履いていたユーザーはもちろん、手に入れられなかったファンからも復活を喜ぶ声が集まっている。


MONZA JAPAN(モンツァジャパン) メッキと見まごう美しい光沢に注目

注目製品は、メッキのような美しい光沢が魅力の「Warwik CLYVER(ワーウィック クライヴァー)」。スパッタリングという塗装技術により、まるでメッキのような仕上がりになっている。メッキは環境負荷が高く、健康や水質汚染へのリスクがあるため現在は導入していないそう。
それに代わる塗装技術を採用したことで、ユーザーの希望に応える美しいホールを実現している。展示車両には「GEXSIS GF020(ジェクシスジーエフ020)」が装着されていた。


Weds(ウェッズ) マルチピースならではの魅せるコーディネートを

「Kranze BAZREIA ID(クレンツェバズレイアアイディー)」に注目。クローム、ブラック、シルバーの3タイプが用意されている。マルチピースタイプであることを活かし、リムのみブラックに変更するなどのカラーコーディネートオプションも用意され、愛車に合わせた選択が可能だ。


HOT STUFF(ホットスタッフ) 〝アウトドア映え〟の定番ホイール

GMG FES(ジーエムジーフェス)内に出展していたHOT STUFF(ホットスタッフ)。SUV向けホイールとして設定された「BARKLEY HARDROCK(バークレイハードロック)」、「MAD CROSS(マッドクロス)」のシリーズは、アウトドアトレンドを上手く掴んでおり、価格も比較的お手頃な設定。人気の高いホイールとなっている。


GMG FES内には18社ほどの参加ブランドが軒を連ねていた。

KIT JAPAN(ケーアイティージャパン) 造形美と質感で存在感を放つ新作登場

存在感のある「REVGAIN(レヴゲイン)LM51X」が一押しのホイールだ。マットなカラーとシャープなラインのホイールパターンが魅力。色違いでグロスブラックも用意されている。REVGAIN(レヴゲイン)は今年発売の新シリーズで、他にもパターンやカラーが異なる「VW55S」と「NR35S」の2種類が用意されている。


WALD(ヴァルド) ランクル250をラギッド&ラグジーにカスタマイズ!

各種パーツを装着したランドクルーザー250を展示。オフロード車らしい無骨な印象を出しつつも、高級感のある仕上がりだ。フロントスポイラー、サイドスカート&オーバーフェンダー、リアスカート、フロントバンパーガーニッシュ、ボンネットスクープカバー、フロントスポイラーとリアスカート用のLEDはすでに発売中。フロントルーフスポイラーとリアルーフウィングはこれから発売予定だ。


AZ(エーゼット) 老舗が手掛ける〝旧車専用エンジンオイル〟に熱視線

ポルシェ911とカワサキZ1の旧車コンビの展示が来場者の目をひいていた。一押しは旧車用オイル。クルマ、バイクに合わせた旧車向け汎用のオイルが用意され、さらには車種専用オイルとして、ポルシェ911用ミニ用もラインナップ。
今後は、バイクのkawasaki 900 Super4(通称Z1)用もラインナップされる予定。クルマやバイクの旧車乗りは必見のオイルブランドだ。


grace(グレイス) オーバーオール風シートカバーが可愛すぎ!

シートカバーのグレイスでは、ジムニーノマドに装着されたオーバーオール風のデザインが可愛い「アンティークカントリー」シリーズに注目。下の写真のデニム生地の他、コーデュロイ生地で4色用意されており、全5種類となる。また、ベルト部分のカラーも6種類用意されており、好きな組み合わせでオーダーが可能だ。デニム生地タイプはこの会場で初お披露目だった。


キッズが喜ぶ展示やコンテンツも
子ども向けのコンテンツとして働く車やカスタムカーも展示され、ファミリーでも楽しめるイベントになっていた。
異彩を放っていたのは、ジムニーとエブリイをベースに制作された田宮模型のラジコン「ランチボックス」。モンスタートラックの本場アメリカで走っている車両はこれよりも一回り大きいが、それでもタイヤサイズは58インチ! ラジコンを模しているので、ボディを止めるボディピンまで再現されていた。芸が細かい‼
2025年は5月のゴールデンウィーク期間での開催を予定。
子どもから大人まで楽しめるコンテンツが用意されているので、お子さんのいるファミリーでも飽きることなく楽しめるはず。世代をこえて、クルマの楽しさやカスタム文化に触れられるまたとない機会だ。












