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クラシック×軽快な新スタンダード カワサキ W230【詳細チェック】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。

今回調査した車両はカワサキの『W230』だ!!

※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。

目次

W230の車種プロフィール

最初のモデルが登場したのは2024年11月。かつてラインナップされていた250ccのビンテージテイストモデル「エストレヤ」の後継モデルであると同時に、このモデルからは「Wシリーズ」の末弟という位置付けで登場。W800やW650、そしてW400が並列2気筒の“バーチカルツイン”エンジンを搭載するのに対し、このW230だけは空冷単気筒エンジンを搭載する。そのエンジンは新開発の232ccで、KLX230シリーズと基本は共通だが、クランクケースなど一部のデザインを変更することにより、レトロな雰囲気をより一層醸し出している。車両重量143kgという軽い車体によるキビキビとした走りが身上で、ツーリングはもちろん市街地でも扱いやすいのが特長だ。

バイクの特徴をざっくりチェック!

Wシリーズのクラシカルな外観を継承しつつも、その身軽さで気負わずに走りを楽しめる『W230』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。

エンジン

排気量232ccの空冷単気筒エンジンはSOHCを採用。ボアΦ67mm、ストローク66mmのショートストローク設計で、最大出力は18PS/7000回転、最大トルクは1.8kgf・m/5800回転を発生。燃料供給はフューエルインジェクション式で、6速マニュアルトランスミッションを採用する。

単気筒なのでマフラーは1本のみ。キャブトンフォルムのサイレンサーを採用し、ヒートカバーにもメッキ処理を施して高級感を演出。リズミカルなエンジンの鼓動を体感できる排気音セッティングになっている。

車体(フレーム)

フレームはスチール製のセミダブルクレードル式。ブラックに塗装することでシルバーのエンジンならではの“メタル感”がより際立つようになっている。単気筒ゆえの振動を抑える目的なのか、各所にラバー介してパーツが固定されている。

足回り

フロント18インチ、リア17インチという、安定性重視のスチール製スポークホイールを採用。タイヤサイズはフロント90/90-18、リア110/90-17をそれぞれ履く。

サスペンションはヴィンテージテイストのモデルらしくフロントが正立式テレスコピックタイプ、リアがツインショックタイプをそれぞれ搭載。フロントのフォークブーツはレトロ感を演出するとともに、汚れの付着やサビの発生を防いでくれる。

ハンドルまわり・灯火類

ヘッドライトはクラシカルな丸型デザインだが、中身は上段がロービーム、下段がハイビームの分割式で、光源にはLEDを採用。ウインカー樹脂製ボディでヘッドライトケースのメッキ処理とは対照的だが、大きくて視認性は高い。

ハンドルは22mmのアップタイプで、232ccエンジンと軽めの車体ということもあり、幅そのものはそれほど広くない。全体のクラシカルな印象に対し、左右スイッチボックス類は現代的なデザインを採用して扱いやすさを追求。メーター周りは左に速度計、右に回転計の2眼タイプで、トリップ&オドメーターはデジタル式。ETC車載器は純正オプションで用意されている。

その他の装備&特徴

燃料タンクはパッと見では前身モデルのエストレヤと同じように見えるが、11ℓの容量を持つ専用デザインのタンクを採用。シートはライダー&パッセンジャー一体型で、全体的に丸みを帯びたフォルムを採用。写真の2025年モデルはボディカラーの違いによりシートもカラーが異なるという、細かい配慮も特長だ。

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