その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はホンダの『ADV160』だ!!
ADV160のプロフィール
ホンダ ADV160は、アドベンチャースタイルを取り入れた軽二輪スクーターである。2026年4月17日に、装備の充実と一部外観の変更が発表され、同年5月21日に発売された。156ccの水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載し、最高出力16PS、最大トルク15N・mを発揮する。車両重量は137kg、シート高は780mm、最低地上高は165mmである。
フロント14インチ、リア13インチのホイールに、110/80-14、130/70-13サイズのタイヤを組み合わせている。フロントサスペンションはテレスコピック式で、アドベンチャースタイルに合わせた車体構成が特徴である。
バイクの特徴をざっくりチェック!
アドベンチャーバイクらしいスタイルと、スクーターならではの扱いやすさを組み合わせたADV160。フロント14インチのホイールや165mmの最低地上高など、一般的なスクーターとは異なる車体構成が特徴である。一方で、29Lのシート下収納やスマートキー、USB Type-Cなど、日常の使いやすさもしっかり確保されている。
エンジン

搭載されるのは156ccの水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒「eSP+」エンジンである。最高出力は12kW(16PS)/8,500rpm、最大トルクは15N・m(1.5kgf・m)/6,500rpm。4バルブ機構やフリクション低減に貢献する技術を採用し、街中から高速域まで扱いやすい出力特性を追求している。

燃料タンク容量は8.1L。燃料消費率は、定地燃費値で52.0km/L、WMTCモード値で42.5km/Lである。アイドリングストップ・システムも備え、燃費性能にも配慮されている。変速機は無段変速式のVマチック。スクーターらしくクラッチ操作を必要とせず、日常の発進や加速をスムーズに行える構成である。
フレーム

フレーム形式はアンダーボーンである。全長は1,950mm、全幅760mm、全高1,195mm、ホイールベースは1,325mm。シート高は780mmで、車両重量は137kgである。シートは足着き性にも配慮した形状で、780mmのシート高とスリムなシート幅による乗降性、足着き性が特徴である。

実用性にも優れており、シート下には29Lのラゲッジスペースを確保。さらにフロント側にはインナーボックスを備え、USB Type-Cソケットも装備している。

タンデムにも対応する2人乗り仕様で、アドベンチャースタイルを楽しみながら日常の移動やツーリングにも使える車体に仕上げられている。
足まわり

フロントは14インチ、リアは13インチのホイールを採用。タイヤサイズはフロント110/80-14、リア130/70-13である。最低地上高は165mmを確保している。

フロントサスペンションはテレスコピック式、リアはユニットスイング式。アドベンチャースタイルに合わせた足まわりを採用し、一般的なスクーターとは異なる車体イメージを作り上げている。

ブレーキは前後とも油圧式ディスク。ABSはフロントのみが作動する1チャンネルタイプで、リアにはABS機能を備えていない。さらに、後輪への駆動力を適切に制御するHSTC(Honda セレクタブル トルク コントロール)も採用している。

ADV160は、見た目だけをアドベンチャー風に仕上げたスクーターではなく、14インチのフロントホイールや165mmの最低地上高など、車体全体でアドベンチャーテイストを表現しているのが特徴である。
ハンドル・メーター・灯火類

ハンドルまわりは、ADV160のアドベンチャーらしさを感じさせる部分である。ワイドなハンドルを採用し、オフロードバイクを思わせるスタイルに仕上げている。

2026年モデルの大きな変更点のひとつがメーターである。5.0インチTFTフルカラー液晶メーターを新たに採用。表示タイプは「バー」「サークル」「シンプル」の3種類から選択でき、背景色もホワイト、ブラック、自動から選べる。

さらにHonda RoadSyncに対応し、スマートフォンと接続することで、ナビゲーションや天気情報などをメーターに表示できる。市販のBluetoothヘッドセットを併用すれば、電話、メッセージ、音楽などの機能も利用可能だ。キーにはHonda SMART Keyシステムを採用し、日常の使い勝手にも配慮している。

灯火類はLEDを採用。ヘッドライトをはじめとする灯火器類をLED化することで、軽量コンパクト化と省電力化を図っている。フロントはデュアルLEDヘッドライトを採用し、ADV160らしいメカニカルなフロントマスクを形成している。
また、急制動を後続車に知らせるエマージェンシーストップシグナルも標準装備。ABSモジュレーターが急制動を検知するとウインカーを高速点滅させ、後続車に減速を知らせる。

スクリーンは2段階に調整可能な構造を採用。防風性にも配慮しながら、ライダーの好みや走行状況に合わせて使える仕様となっている。街乗りからツーリングまで、幅広く活用できる一台だ。








