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自転車は「車用」と「歩行者用」どっちの信号を見るべきか知ってる?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

2026年4月から自転車の交通ルールが厳罰化されて早くも5か月が経過しましたが、交差点を自転車で通行する際、車用の信号機と歩行者用の信号機のどちらに従って渡るべきなのか、まだ理解していない人も少なくないかもしれません。

自転車は身近な乗り物であるからこそ、いざという時に交通違反とならないよう、基本的なルールを再確認しておくことが大切です。

目次

自転車は原則として車用の信号機に従う必要がある

道路交通法第2条第1項第11号において、自転車は自動車や原動機付自転車などと同じく軽車両という車両の一種として明確に分類されているため、自転車が公道を走行する際は、歩道ではなく車道の左側を通行することが大原則のルールとして定められています。

これを踏まえると、交差点を自転車で直進したり右左折したりする場面においては基本的に車道を走行している状態となるため、自動車やバイクと同じく車用の信号機に従って通行することになります。

たとえば、目の前の車用信号機が青であればそのまま直進し、黄や赤であれば停止線の手前で速やかに停止して信号が変わるのを待たなければなりません。

もしもこの原則となるルールを無視して、赤信号であるにもかかわらず交差点に進入してしまうと信号無視と見なされ、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金といった罰則が科せられるおそれがあります。

くわえて、正面の車用信号機が赤であるにもかかわらず、横に設置されている歩行者用信号が青だからといってそのまま交差点を渡ってしまう行為も、信号無視にあたるため注意が必要です。

自動車を運転するドライバーは、車用信号が青であれば交差点に自転車が進入してこないと判断して走行しているため、勝手な思い込みによる信号無視は重大な接触事故を招く大きな原因となります。

とくに視界の悪い交差点や交通量の多い幹線道路などでは、車両同士の相違した判断が思わぬ危険を生み出すきっかけになりかねません。

さらに、二段階右折をおこなう際においても、直進方向の車用信号に従って安全を確認しながら交差点を渡る手順が基本となるため、歩道を通行できる例外的な状況を除き、車道を走行している間は車両としての自覚を持って周囲の車用信号を遵守して安全を確保する姿勢が求められます。

歩行者自転車専用の標示がある場合や押し歩き時は、歩行者用信号に従う

上述したように、自転車は原則として車用の信号機に従う必要がありますが、いくつかの例外的な状況においては歩行者用の信号機に従って交差点を渡らなければならないケースもあります。

そのもっとも代表的な例が、交差点に設置されている歩行者用の信号機に「歩行者・自転車専用」という標示看板が取り付けられている場合です。

この標示がある交差点では、たとえ自転車が車道を走行してきたとしても、車用の信号機ではなく、この標示が併設されている歩行者用の信号機に従って横断歩道などを渡らなければなりません。

スクランブル交差点をはじめとした大規模な交差点などでは、歩行者と自転車の安全を確保するためにこうした専用の信号機が設置されていることが多いため、見落とさないように注意が必要です。

また、もうひとつの例外として、自転車から降りて車体を押して歩きながら横断歩道を渡るケースが挙げられます。

道路交通法第2条第3項第2号の規定において、二輪の自転車を押して歩いている者は歩行者と見なされるしくみになっているため、車両から降りて押し歩きをする人は法律上歩行者として扱われることになります。

したがって、交差点で自転車から降りて押し歩きをおこなう場合は完全に歩行者として扱われるため、車道ではなく横断歩道を利用して歩行者用の信号機に従って渡ることになるというわけです。

このとき、歩行者用信号が赤点滅をしている場合は横断を始めてはいけないほか、すでに横断中の場合は速やかに渡り切るか引き返さなければならないという歩行者向けのルールがそのまま適用されます。

くわえて、13歳未満の子供や70歳以上の高齢者が運転する場合や車道の交通状況が悪く安全に通行できない場合など、例外的に歩道を通行することが認められている状況で交差点を渡る際も、横断歩道に併設された歩行者用信号に従うのが一般的です。

自転車がどちらの信号機を見るべきかは、その交差点の設備や自転車の走行状態によって状況が変化するため、原則である車道走行と車用信号の遵守を基本としつつも、専用の標示がある場合や押し歩きをする際などの例外ルールを正確に把握しておくことが不可欠といえます。

まとめ

自転車は軽車両として原則的に車用信号に従う義務がある一方で、特定の標示がある場合や押し歩き時には歩行者用信号に従うといった例外的なルールも存在しています。

そのため、自転車に関する信号ルールや正しい走行場所を日頃からしっかりと理解しておくことが大切です。

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