我が家のファミリーカーとして、そして私の仕事車として日々酷使されているTOYOTA VOXYハイブリッド。VOXYの中でも3世代目にあたり、最初期の2014年初年度登録なので今年で12年落ちとなる。

それでも同じ車を街中で見ない日が無いほど未だ現存数が多いのは、当時のセールスが好調だった証拠だろう。運転して楽しい車ではないが、使い勝手の良さや丈夫さは文句のつけようがない。
駆動用バッテリー寿命はハイブリッド車の宿命

我が家のVOXYの走行距離はすでに17万km近い過走行車。今までに大きな故障もないのだが、ハイブリッド車の宿命である駆動用バッテリーはまだ交換していない。
バッテリーがダメになるとその時点で即走行不能になることはないが、新品駆動用バッテリーへの交換は30万円近くかかるそうなので、おそらくその時点が潮時なのでは…と心づもりはしている。
現行VOXYはわからないが、80系初期のVOXYハイブリッドは燃費はそれなりに良いものの、非力なのは否めない。エンジンだけでみると1,800ccしかないのに1.6tのボディは文字通り荷が重く、登坂や高速の合流ではエンジンがうなりを上げる。
ハイブリッド車の指定オイルは低粘度

ハイブリッドエンジンは、エンジン、モーター、もしくはその両方を適宜切り替えながら走行している。できるだけエンジンを休止することで燃費を稼ごうとするので、信号待ちなどでは基本的にエンジンが停止し、発進時や加速時、または高速巡行時にはエンジンが動き出す。短期間にエンジンの停止と始動を繰り返すこともあり、エンジンオイルは超低粘度が指定されている。

エンジンオイルは冷えると流動性が低下(固くなる)し、熱が入ると柔らかくなる。走行中にも停止することもあるハイブリッド車の場合、固めのオイルでは適正油温に上がりづらく潤滑性が確保しづらいのが低粘度オイルを採用する理由のひとつだ。
ただし、低粘度オイルは油膜の保持という点だけにおいては、粘度の高いオイルに劣る傾向にあるので、その分エンジンには厳しい環境にさらされていることになる。
過走行で酷使されたエンジンを労るために
車重に対して小さい排気量で負荷が大きい上に常用オイルは超低粘度。その中で17万km近くまで酷使されたエンジンは少なからず疲労が蓄積されているはずだ。

現状で気になる異音やパワーの低下などを感じることは一切ないが、そこへスーパーゾイルを添加し、エンジン内の金属表面を再生し、摩耗やダメージを軽減させることができれば、燃費やパワーフィールにも良い影響が出るかもしれない。
そこで今回はオイル交換と同時にスーパーゾイル エコを添加してみることにした。
スーパーゾイル エコとは?
主にバイクや車などの4サイクルエンジンに使用可能で、オイルに混ぜるだけで金属表面を滑らかに補修・保護するエンジンオイル添加剤。摩耗を抑制することでエンジン寿命を伸ばしレスポンスや出力の向上を見込むことができる。
オイル交換はガソリンエンジンと同じ手順
車もバイクもすべて自分でメンテしたい性分の私は、VOXYのオイル交換も毎回自宅で行っている。

作業はオイルを抜いてフィルターを交換、そして新しいオイルを入れるだけなので、手順さえ覚えれば非常に簡単な作業だ。使用する工具もドレンボルト用のソケットとフィルターレンチの2つのみ。ただし、廃油処理パックは必ず必要になる。

交換のたびにジャッキアップをするのは手間なので、整備用のスロープを使用している。

スロープに乗り上げるだけでジャッキアップの必要なく、オイルの交換作業が可能だ。

ドレンボルトは14mmとなり、オイルフィルターケースは樹脂製だ。エンジンパーツにプラスチックは少し不安になるのだが、割れたり変形したりといった不具合はなさそうだ。

先に専用のフィルターレンチを使用して緩める。オイル交換サイクルはだいたい1万kmごとに行っており、フィルターも必ず同時交換している。

次にドレンを緩めてオイルを抜く。抜け出たオイルは極めて標準的な汚れ具合。油温が上がりづらいハイブリッド車はエンジン内の結露によってオイルに水分が混入し、乳化が起こりやすいとの意見もあるが我が家のVOXYは今までに乳化は確認できていない。

乳化したオイルはフィラーキャップ裏に堆積していることが多いので念のため毎回確認している。

車のオイルパンはバイクと違いスチール製なので、普段バイクばかりいじっている身からすると比較的安心してトルクがかけられる。

オイルフィルターは中身のフィルターのみを交換するタイプ。

パッキンには忘れずにシリコングリスを塗っておく。

オイルはトヨタ純正の0W-20。VOXYハイブリッドの指定オイルだ。

スーパーゾイルはあらかじめオイルに混ぜて注入した。スーパーゾイル エコ(SUPER ZOIL ECO for 4cycle)の添加量は、エンジンオイル総量に対し「5%」となる。

VOXYのオイル量は4リットル(レベルゲージでは真ん中ぐらい)なので、200mlが規定の添加量となる。

その後、エンジンを始動させてオイル漏れの無いことを確認して作業は完了だ。
エンジン音はわずかに低下。加速フィールも向上
スーパーゾイル エコを添加し、エンジンを始動。事前にスマホアプリで計測しておいた音量計アプリの数値を比較してみると、室内もエンジンルームの数値もわずかに音量が低下していた。


走り出してみると、回転上昇のフィーリングもやや向上したように感じる。同じ加速を得るにしてもアクセルを踏むこむ量が少なくなったようだ。やはり走行17万kmに至るまで少しずつパワーは低下していたのかもしれない。
燃費もやや向上
我が家の型のVOXYハイブリッドの場合、だいたい時速60km/hを超えると無条件にエンジンが始動する。そのため、高速道路では常時エンジンが稼働しており意外と燃費が伸びない。夏休みに4人乗車&荷物満載で高速を走って遠出をし、クーラー常時ONの時の燃費はリッターあたり13km台だった。

一方で、一人乗りでエアコンをほぼ使わず60km/h以下で街中を走っていると17km/Lぐらいまで伸びる。夏場の平均は16km/L前半ぐらいだが、スーパーゾイル添加後は16.8km/Lまで伸びた。僅かだが燃費も向上しているようだ。年間1万km以上は走るのでチリも積もれば。燃費の向上は非常にありがたい。
フリクションを低減させることは全方位に好影響

スーパーゾイルによるフリクションロスの低減は、エンジン内の様々な部分に良い影響をもたらす。
パワー向上
エンジン内部の各部品がスムーズに摺動することで、摩擦によって生じていた機械的損失を低減できる。そのため、パワーアップやスムーズな回転上昇、アクセルレスポンスの向上などが期待できる。
燃費の向上
エンジン内のロスが少なくなることに加えて、アクセルを大きく開けることなくこれまでと同様の加速が得られるので燃費が向上する。
エンジン部品の摩耗低減
エンジン部品同士の摺動による摩擦が抑えられることで、部品の寿命を伸ばすことができる。
メカノイズの低減
エンジン内の摺動抵抗を抑えることでメカノイズや振動の低減につながる。
エンジンオイルが長持ちする
エンジン内のフリクションを低減させることで、エンジンの発熱を抑えられる。それによりオイルの酸化がこれまでよりも進みづらくなるので、結果的にエンジンオイルの性能低下を抑えることができる。
エンジン性能を維持するために

今や自動車のエンジンの耐久性は非常に高いものとなっており、ノンオーバーホールで40万kmを超えるのも珍しいことではない。ただし、それは適切なオイル交換などメンテナンスを欠かさないことが大前提となる。
また、いくら耐久性が向上したとはいえ、パワーダウンや燃費の悪化、メカノイズが大きくなるなど、性能低下は避けられない。
だからこそ定期的なオイル交換にプラスしたいのがスーパーゾイルだ。スーパーゾイルが掲げている「金属表面を再生し、極めて滑らかで強靭な金属表面を再形成する」効果により、過走行と呼ばれるエンジンでも、良好な性能とフィーリングを維持することができるだろう。
(編集協力:株式会社パパコーポレーション)








