車中泊で意外と気になるのが、外からの視線や光。せっかくクルマの中でくつろぐなら、できるだけ落ち着ける空間にしたい。そこで役立つのが、フロントシートとリアスペースを仕切るパーテーションカーテンだ。
ところが一般的なパーテーションカーテンは、内張りへの穴開けやアンカー固定が必要で、DIY初心者にはちょっとハードルが高い。穴開け不要の突っ張り棒という手もあるが、上から光が漏れたり、使っているうちにズレたり落ちたりすることも。

そんな悩みを、得意のABS真空成型技術で解決したのが「カズ・クリエイション」だ。同社が手掛け、「アトラッシュ」ブランドから発売されているパーテーションカーテンキットは、穴開け不要で、取り付けも驚くほど簡単。


車中泊車両として人気の高いハイエースはもちろんのこと、仕事から趣味まで幅広く使えるキャラバン、ミニバンのノア・ヴォクシー、セレナ、アルファード、軽自動車のエブリイ/エブリイワゴンまで、幅広い車種をラインナップしている。
パーテーションカーテンキットが支持されているその秘密に迫ってみよう。
車中泊の間仕切り、実は取り付けが面倒だった!
一般的なカーテンレールは、湾曲したルーフ形状に合わせてレールを曲げ、内張りに穴を開けてアンカーで固定するのが基本。一度開けた穴は簡単には元へ戻せないだけに、DIY初心者にはなかなかハードルが高い。

ならば、穴開け不要の突っ張り棒は? 手軽ではあるものの、ルーフに沿わないため上側に隙間ができ、そこから光が入ってしまう。さらに後付け感が出やすく、使っているうちにズレたり落ちたりすることもある。
穴は開けたくない。でも、しっかり固定して、ルーフにもきれいに沿わせたい。そんな“いいとこ取り”はできないものか? その答えが、車種専用のABSマウントだった。
穴開け不要を実現した、車種専用ABSマウント
ポイントは、カーテンそのものではなく、それを取り付けるための専用マウントにある。

注目したのは、Bピラー上部にある内張りのわずかな隙間。そこへ差し込めるABS製マウントを車種ごとに専用設計し、カーテンレールを固定することで、内張りへの穴開けを不要にしている。つまり、これまでのレールを「どう取り付けるか」ではなく、「穴を開けなくても取り付けられるカタチを、クルマに合わせて作ってしまった」というわけだ。
では、なぜそんな車種専用マウントを作れるのか? 秘密が、カズ・クリエイションが約20年培ってきたABS真空成型の技術にある。
薄くて強い! 専用マウントを実現したABS真空成型
ABS真空成型とは、熱を加えて柔らかくしたABS樹脂のシートを型に密着させ、真空状態にすることで狙った形へ成型する製法。ABSは軽量で強く、柔軟性があるため衝撃にも強い。薄く成型できることも、今回のように内装のわずかな隙間を利用するパーツには大きなメリットとなる。

カズ・クリエイションでは、このABS真空成型を約20年にわたって手掛け、製品に合わせた型起こしから成型までを自社で行っている。だからこそ、車種ごとに異なる内装形状に合わせた専用マウントを作り出すことができるのだ。
わずか2mm以下! 薄さと強さを両立した専用マウント

専用マウントでもうひとつ注目したいのが、その薄さだ。Bピラー上部にある内張りのわずかな隙間へ差し込むため、厚みは2mm以下。この薄さも、車両側の隙間を利用して取り付ける専用マウントを成立させるポイントとなっている。

とはいえ、ただ薄くしただけでは強度が足りない。そこでマウントには、補強のための凸状の「リブ」を設け、必要な剛性を確保。限られた隙間に収まる薄さと、カーテンレールを支える強さを両立している。シンプルに見える専用マウントにも、カズ・クリエイションならではの工夫が詰まっているのだ。
本当に簡単! 専用マウントはわずか5分で装着可能!
ここまで構造や技術を紹介してきたが、実際の取り付けは驚くほど簡単。内張りへの穴開けや特別な加工は必要なく、車種専用マウントを装着し、カーテンをセットすれば完成だ。
カズ・クリエイションによれば、マウントの取り付けだけなら「5分もあれば十分。むしろ5分は長いくらい」とのこと。これならカスタム経験がない人でも気軽にチャレンジできそうだ。
STEP 1|専用マウントをセット
Bピラー上部の内張りに合わせて、専用マウントを装着する準備。

STEP 2|左右を差し込む
内張りの隙間を利用してマウントを差し込む。穴開け加工は不要だ。

STEP 3|所定の位置へ固定
左右をセットしたら、保護用のビニールを引き抜きながらマウントをしっかり装着。


STEP 4|カーテンを取り付けて完成!
最後にカーテンをレールへセットすればOK。これだけで前席とリアスペースを仕切れる。

取り付け方法の動画はこちらでチェック!
閉めるだけで、車内がプライベート空間に!

取り付けが簡単なだけではない。カーテンには99%遮光の生地を採用し、外からの光をしっかりカット。前席とリアスペースを仕切ることで、周囲の視線も気になりにくいプライベートな空間をつくることができる。

例えば、ベッドキットを組んだ車中泊仕様なら、カーテンをサッと閉めるだけで後ろがひとつの“部屋”に早変わり。カーテンを開く際も、付属のタッセルできれいにまとめられる。しかも車種専用設計だから後付け感も少なく、ユーザーからは「取り付けが簡単」とともに、「純正みたい」という声も多いという。
車中泊だけじゃない! 休憩や着替え、荷物の目隠しにも
パーテーションカーテンが活躍するのは、車中泊だけではない。ドライブ途中にひと息つきたいときや、アウトドアやスポーツを楽しんだあと、車内で着替えたいときにも便利。カーテンをサッと閉めるだけで、リアスペースを周囲の視線が気になりにくい空間にできる。

さらに、荷物の目隠しとして使えるのもポイント。釣り道具や仕事用の工具などを積んでいる場合も、カーテンを閉めておけばフロント側から荷室を見えにくくできる。

泊まる、休む、着替える、荷物を隠す。必要なときにサッと閉めるだけで、クルマの使い方がぐっと広がる。カスタムパーツというより、毎日の使い勝手を高めてくれる実用品として注目したいアイテムなのだ。
ハイエースだけじゃない! ミニバンやエブリイにも対応

アトラッシュの「パーテーションカーテンキット」対応車種は、車中泊やバンライフで人気の2004年以降の200系ハイエース(ナロー/ミドルルーフ/ハイルーフ)や、2012年以降のE26型キャラバン(NV350キャラバンを含む)だけではない。
トヨタ ハイエース/200系(2004年~現行)※ナロー/ミドルルーフ/ハイルーフ仕様あり
◆ハイルーフ仕様


◆ナロー/標準ルーフ


ニッサン キャラバン/E26型(2012年〜現行型)※2012〜2021年は「NV350キャラバン」の名称


ミニバンでは、2014〜2021年式の80系/2022年以降の90系ノア・ヴォクシー、2010〜2016年式のC26型/2016〜2022年式のC27型セレナ、2015〜2023年式の30系アルファードにも対応。さらに、2015年以降のDA17型エブリイ/エブリイワゴンまで、幅広い車種をカバーしている。
トヨタ ノア、ヴォクシー
◆80系(2014〜2021年) ※エスクァイアも含む


◆90系(2022年〜現行)



ニッサン セレナ
◆C26型(2010〜2016年)


◆C27型(2016〜2022年)


トヨタ アルファード
◆30系(2015~2023年) ※ヴェルファイアも含む ※ツインムーンルーフ車対応製品もあり


スズキ エブリイ、エブリイワゴン、日産 NV100クリッパー
◆DA17型(2015年〜現行)


本格的なキャンピングカーでなくても、いつもの愛車で気軽に車中泊を楽しみたい。そんなユーザーにも注目してほしいアイテムだ。
愛車をもっと手軽に、“使える空間”へ
穴開け不要で取り付けは簡単。カーテンを閉めれば、リアスペースがプライベートな空間に早変わり! そこには、カズ・クリエイションが約20年培ってきたABS真空成型の技術が生かされている。

車中泊はもちろん、休憩や着替え、荷物の目隠しにもなり、アトラッシュの「パーテーションカーテンキット」。いつもの愛車を、もっと便利で使いやすい空間に変えてくれる実用派アイテムなのだ。






