リーズナブルで汎用性が高く、日常からツーリングまで幅広く使える「樹脂製トップケース」
その人気メーカー「GIVI・SHAD・フルヒトロス」の3モデルを比較・検証するシリーズの第2回目は、各ケースの収納力と特徴をチェックしていきます!


各トップケースの収納力をチェック
まずは今回テスト車両がセローちゃんなので、僕が実際に”日帰り林道ツーリング”に行く際の荷物を入れた上で、3つのケースの収納力を検証します!
容量的にはGIVIが32L、SHADが33L、フルヒトロスが35Lと微妙に異なりますが…ぶっちゃけ”比べものにならない大きな違い”ではないので、同じ荷物を収納した後の”見た目”で判断します。
なお、入れる荷物は「レインウェア、メッシュグローブ、レギュラーグローブ、折り畳み傘、水筒、書類、ヘッドライトとか熊よけ鈴などが入っているポーチ、折りたたみ三脚、電動エアーポンプ、工具セット、ネックゲイター、軍手、ガジェットポーチ」で、入れる順番や入れ方を考慮せずに、ポンポン突っ込んでいきます。

GIVI:B32NB-ADV BLOD
まずは一番容量の少ないGIVIに荷物を入れてみましたが、スクエア形状なので荷物を入れやすく、全くもって余裕の収納力でした!
写真を見ると半分くらいまで埋まっているように見えますが、あくまで適当に入れた結果なので…ちゃんと丁寧に入れれば全体の1/3程度に収まるはずです。

SHAD:SH33
SHADは容量的にはGIVIより1L多いですが、やはり丸型(卵型?)ならではの入れにくさを若干感じました。
もちろん収納力自体は全く問題なく、深さがあるので「ポンポン重ねていく積み方」がベストです!

フルヒトロス:SHIELD S
まずはじめに注意点ですが、フルヒトロスは今回の3モデル中で唯一「開きすぎ防止ストッパー」が装備されていないので…バイクに装着してない状態で蓋を開けると、勢いで後ろに倒れてしまいます(やっちゃいました・汗)
容量的には一番大きい35Lですが、特徴的な近未来的デザインとのトレードオフで…決して”荷物を入れやすい”とは言えず…適当にポンポン入れる方法には向いていません。
しかしながら丁寧に入れれば、容量的に間違いなく一番荷物が入りますし、しっかりとしたインナーマットのお陰で傷をつけたくない荷物やガジェットの収納にも向いています。

メットインの検証
お次は各ケースでアドベンチャーヘルメット、それからフルフェイスヘルメットの”メットイン”を試してみましたが…結論から言うとアドベンチャーヘルメットは全てのケースで入りませんでした!
具体的にはバイザーが蓋に当たって閉められないので、基本的にメットインはフルフェイスかジェットヘルメットのみとなります。
GIVI:B32NB-ADV BLOD
GIVIはスクエア形状ゆえに「ヘルメットの入れ方」を気にする必要がなく、先に説明したようにアドベンチャーヘルメットは蓋は閉まりませんでしたが、最も惜しい感じでした!
おそらくバイザーが低めのものなら入る可能性があり、フルフェイスヘルメットに関しては余裕で蓋が閉まる+結構な余白がありました。




SHAD:SH33
SHADは形状的にどんな入れ方をしてもOK!ではありませんが、深さのおかげでそれほど苦労せずにメットインできます。
アドベンチャーヘルメットに関しては”入る余地”が一切ありませんが…フルフェイスヘルメットなら余裕を持ってメットインできます!




フルヒトロス:SHIELD S
フルヒトロスは「ヘルメット収納のベスポジ」を探さないとメットインできない感じで、あらかじめ自分のヘルメットのベスポジを探っておく必要があります。
アドベンチャーヘルメットに関しては、どう頑張っても蓋が閉まらない感じで…ケースの見た目的にもオンロード寄りのケース、メットインよりも純粋な荷物収納用ケースという印象を受けます。




収納力・メットイン以外の比較・検証
続けて各ケースの収納力やメットイン以外の、こんなところが優れている!ここは注意!これは〇〇です!などのウンチクを語るコーナーです。
※今回と第1回目の内容を踏まえてのウンチクです。
荷物の入れやすさはGIVI
はい、これはもう完全に”形状の勝利”なんですが…3モデルの中で最も荷物を入れやすいのはGIVIでした!
スクエアな形状ゆえに”荷物の入れ方”を工夫する必要がなく、適当にポンポン突っ込めばOK!メットインもベスポジを探らなくてOK!
おまけに入り切らない荷物は、付属のツーリングネットで天板にくくりつければOK!などなど…さすが「ADV:アドベンチャー」の名を冠しているだけの収納力を秘めています。



ケースの持ちやすさはGIVIとSHAD
例えばケースをベースプレートに乗せるとき、そして外して持ち運ぶ時…そんなシーンはGIVIとSHADが有利です。
なぜならどちらも“持ち手”が装備されているので、ケースを両腕で抱えることなく持ち運べるからです。


ロック解除の軽さと質感の高さはフルヒトロス
フルヒトロスのロック解除システムは、鍵を反時計回りに「チョコッと」回すだけですが、僕が知っている限り”このシステムの樹脂性トップケース”はこれだけのはずです。
本当に軽い動作でカチャっと開いてくれるので、片手だけでも簡単に操作できます!
そして、何より他と被らない独特のデザインと、見ても触っても分かる質感の高さは3モデル中トップで、ライダーの”所有感”を満たしてくれること間違いなしです。



SHADには実家のような安心感がある
多機能でアドベンチャー仕様のGIVI!今までにない近未来的デザインのフルヒトロス!…ぶっちゃけこの2つに比べると、SHADは特徴が薄いように思えますが…実はそれが最大の特徴なんです!
いわゆる”実家のような安心感”ってやつで、僕はSHADをセローちゃんに取り付けた瞬間に「ただいまぁ」と言いたくなった次第です(マジです)
THE 樹脂製トップケース!なオーソドックスな作り、必要十分な収納スペース、誰もが慣れ親しんでいる一般的なロックシステム、おそらく単純ゆえに多少の衝撃では壊れないであろう安心感…とにかく「結局これでいい感・結局これに帰ってくる感」に満ち溢れています!

GIVIとフルヒトロスはインロックに注意
GIVIとフルヒトロスはロックシステムの構造上「鍵の閉じ込め(インロック)」が出来てしまうので…おっちょこちょいなライダーさんはスペアキー(付属あり)の携帯をおすすめします。
逆に言えば「鍵を使わずに施錠できる利便性」がメリットでもあるので、自分の使い方やクセを把握した上で、ケース選びのご参考にしていただければ幸いです。
ちなみにおっちょこちょいを極めたうちの奥様は「インロックできるケースなんてあり得ない」とのことです…汗

あなたはどれを選ぶ?
ロングツーリング最適な「GIVI:B32NB-ADV BLOD」、実家のような安心感が心地よい「SHAD:SH33」、それから人と被りたくないライダーに推したい「フルヒトロス:SHIELD S」、さぁ?あなたはどれを選びますか?
え?僕ですか?…地球を代表する優柔不断なので選べません!だから全部ください!お願いします!
….ちなみに次回はGIVIとフルヒトロスのツーリングレビューをしたいと思います。

動画でも比較・検証しています







