夏はロングツーリングを楽しみたい一方で、信号待ちや市街地の渋滞では暑さが気になる季節です。そんな時こそ走りたいのが、高原や山あいを巡るルート。標高が上がるにつれて空気はひんやりと変わり、木々の間を吹き抜ける風が心地よく感じられます。
「暑さを避けながら気持ちよく走りたい」「景色のいい場所でひと休みしたい」と思ったら、高原や避暑地にある道の駅がおすすめです。木陰でひと息ついたり、清流や湖を眺めたり、その土地ならではの自然に触れながら休憩できるのも魅力です。
全国には、高原道路やワインディングロード、山岳ルートの途中に立ち寄りやすい道の駅が数多くあります。標高約2,000mの展望地や、渓谷沿い、湖畔にある施設など、真夏でも比較的過ごしやすい環境で景色やご当地グルメを楽しめる場所も少なくありません。
そこで今回は、モトメガネで紹介した道の駅の中から、夏ツーリングで訪れたい「涼を感じられる道の駅」を10カ所厳選しました。暑さを忘れて快適に走れるルート選びの参考にしてみてください。
夏ツーリングで立ち寄りたい「涼しい道の駅」を選ぶポイント
真夏のツーリングでは、標高の高い高原や山あいにある道の駅を目的地にすると、市街地とはひと味違う爽やかな空気を感じながら休憩できます。高原道路や山岳ルートには風が吹き抜ける展望地や木陰の多いスポットもあり、ライディングの合間にひと息つく場所としてぴったりです。
また、清流や湖、渓谷など水辺の景色を楽しめる道の駅なら、見た目にも涼やかで夏らしい景色に出会えます。高原野菜や乳製品を使ったご当地グルメ、温泉や周辺の散策スポットなどを組み合わせれば、休憩だけで終わらない充実したツーリングプランを楽しめるでしょう。
涼を感じる道の駅10選
① 道の駅 美ヶ原高原(長野県)|標高約2,000mの展望テラスでひと休み

長野県上田市、美ヶ原高原の東端に位置する「道の駅 美ヶ原高原」。茅野市から白樺湖や霧ヶ峰を経て続く観光山岳道路・ビーナスラインの終点にあり、標高は約2,000mです。駐車場には二輪車用のスペースも設けられ、夏の高原ツーリングで立ち寄りやすい環境が整っています。

注目したいのは、展望テラスから広がる山々の眺めです。天候に恵まれれば、北アルプスや浅間山、佐久平まで見渡せます。標高の高い場所で景色を眺めながら休憩できるため、暑さの厳しい季節にビーナスラインを走る際の目的地にも適しています。

館内には長野県の土産品や特産品を扱うショッピングモールのほか、そばやカレーを味わえるレストランがあります。展望テラスの喫茶コーナーでは、長門牧場の牛乳を使ったソフトクリームや長野名物のおやきも販売。隣接する美ヶ原高原美術館とあわせて、時間に余裕を持って立ち寄りたい道の駅です。
【実体験レビュー】道の駅 美ヶ原高原の詳細はこちら↓

② 道の駅 八千穂高原(長野県)|麦草峠や北八ヶ岳へ向かう高原ルートの休憩拠点

長野県佐久穂町にある「道の駅 八千穂高原」は、中部横断自動車道の八千穂高原ICを降りてすぐの場所にあります。国道299号の麦草峠やビーナスライン、野辺山・清里方面へつながる国道141号にもアクセスしやすく、北八ヶ岳周辺を走る夏のツーリングで立ち寄りやすい道の駅です。バイク用駐車場は15台分あり、その一部には屋根も設けられています。

この道の駅を拠点に向かいたいのが、白樺林が広がる八千穂高原や、標高2,100mを超える場所にある白駒の池です。国道299号を上っていくにつれて高原らしい空気に包まれ、真夏でも標高の高いエリアならではの涼しさを感じながら走れます。白駒の池周辺には原生林や苔の森が広がり、バイクを降りて散策を楽しむ立ち寄り先にも適しています。

館内には直売所「みなさくマルシェBloomin」やレストラン「BISTRO8」、カフェ「やちカフェ」が入り、地元産の農産物や特産品を購入できます。レストランでは佐久穂産のそば粉を使った「信州ひすいそば」や、信州サーモン、大王イワナなど南佐久の味覚を提供。アウトドアショップやビジターセンターもあり、高原ルートへ向かう前の情報収集にも役立ちます。
【実体験レビュー】道の駅 八千穂高原の詳細はこちら↓

③ 道の駅 裏磐梯(福島県)|磐梯山と五色沼エリアを巡る避暑ツーリングの拠点

福島県北塩原村、国道459号沿いにある「道の駅 裏磐梯」は、磐梯山や五色沼自然探勝路へのアクセスに便利な道の駅です。磐梯吾妻レークラインや西吾妻スカイバレーなど、東北を代表する絶景ワインディングにも近く、爽快なツーリングの途中に立ち寄りやすいロケーションにあります。周囲を豊かな森に囲まれ、夏でも比較的過ごしやすく、暑さを避けたい日の休憩にも適しています。

夏ツーリングで注目したいのは、木々の緑と湖沼が織りなす、裏磐梯ならではの清涼感あふれる景観です。近くには神秘的な青色の湖沼群で知られる五色沼があり、木陰の遊歩道を散策すれば、涼やかな空気に包まれながら湖沼と森の景色を眺められます。標高の高いエリアならではの心地よい風が、ライディングの疲れをやさしく癒やしてくれるでしょう。

館内には福島の特産品が並ぶ売店や食事処があり、地元グルメやお土産探しも楽しめます。裏磐梯エリアの観光情報も充実しているため、次の目的地を探す拠点としても便利です。裏磐梯の景色と過ごしやすい気候を味わえる、夏のツーリングに適した休憩拠点です。
【実体験レビュー】道の駅 裏磐梯の詳細はこちら↓

④ 道の駅 尾瀬かたしな(群馬県)|尾瀬観光と天然温泉を満喫できる高原の道の駅

群馬県片品村、国道120号沿いにある「道の駅 尾瀬かたしな」は、尾瀬国立公園や丸沼高原、日光方面へのツーリング途中に立ち寄りやすい道の駅です。標高約800mに位置し、周囲を山々に囲まれた高原の環境は、夏でも比較的涼しく、休憩中も高原の空気を感じられます。金精道路をはじめとする人気のワインディングにも近く、ライダーの休憩スポットとして親しまれています。

この道の駅を訪れたら体験したいのが、源泉かけ流しの日帰り温泉「花咲の湯」です。爽快な高原ルートを走ったあとに温泉で汗を流せば、心も体もすっきりとリフレッシュ。さらに、尾瀬散策や吹割の滝など、周辺には夏ならではの自然を満喫できるスポットも多く、避暑ツーリングの拠点としてもおすすめです。

館内には地元産の新鮮な農産物や特産品が並ぶ直売所のほか、片品村ならではの食材を味わえるレストランも併設。自然に囲まれたロケーションと温泉、地元グルメを一度に楽しめる、夏のツーリングで立ち寄りたい道の駅です。
【実体験レビュー】道の駅 尾瀬かたしなの詳細はこちら↓

⑤ 道の駅 奥飛騨温泉郷上宝(岐阜県)|北アルプスの自然と温泉に癒やされる山岳リゾート

岐阜県高山市、国道471号沿いにある「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」は、北アルプスの麓、標高約750mに位置する山あいの道の駅です。奥飛騨温泉郷や新穂高ロープウェイ、上高地方面への観光拠点として親しまれ、国道158号や471号など、山岳景観を楽しめるツーリングルートにも恵まれています。雄大な山々に囲まれたロケーションは、夏でも比較的涼しく、避暑ツーリングにぴったりです。

この道の駅で注目したいのは、北アルプスの大自然に包まれる澄んだ空気と、スケールの大きな眺望です。駐車場からは焼岳を望むことができ、少し足を延ばせば新穂高ロープウェイや北アルプス大橋など、山々を間近に感じられる場所があります。清流沿いを走るルートや木々に囲まれた景色は、真夏でも心地よいツーリングを演出してくれます。

物産館には飛騨山椒や本わさび、えごまなど地域ならではの特産品が並び、食事処では飛騨牛や奥飛騨シャモ、イワナ料理を味わえます。さらに、オートキャンプ場を併設しているため、ツーリングとキャンプを組み合わせた旅の拠点としても人気。温泉地ならではの魅力と雄大な自然を満喫できる、夏に訪れたい道の駅です。
【実体験レビュー】道の駅 奥飛騨温泉郷上宝の詳細はこちら↓

⑥ 道の駅 奥永源寺渓流の里(滋賀県)|鈴鹿山脈の清流と緑に包まれる渓流沿いの道の駅

滋賀県東近江市、国道421号沿いにある「道の駅 奥永源寺渓流の里」は、鈴鹿山脈の麓、愛知川の流れに近い山あいの道の駅です。名神高速道路・八日市ICからアクセスしやすく、永源寺や石榑峠方面を巡るツーリングの休憩スポットとして人気があります。旧政所中学校の校舎を活用した趣ある施設も特徴で、山あいならではの落ち着いた雰囲気が漂います。

この道の駅の魅力は、愛知川の清流と深い緑に囲まれた、涼感あふれる環境です。周辺には永源寺や渓谷があり、川のせせらぎや木陰を感じながら走るルートは、夏のツーリングにも適しています。市街地よりも暑さが和らぐ山間部には心地よい空気が流れ、自然の中でゆったりとした時間を過ごせます。

館内には地元産の新鮮な野菜や特産品が並ぶ直売所のほか、近江牛や永源寺こんにゃくなど地域ならではの味覚も充実しています。ツーリングの途中に地元グルメを味わいながらひと息つき、鈴鹿山麓の豊かな自然を満喫できる道の駅です。
【実体験レビュー】道の駅 奥永源寺渓流の里の詳細はこちら↓

⑦ 道の駅 たかの(広島県)|標高約570mの高原で爽やかな風を感じる道の駅

広島県庄原市、国道432号沿いにある「道の駅 たかの」は、中国自動車道・庄原ICからアクセスしやすく、中国山地を巡るツーリングの立ち寄りスポットです。標高約570mの高野町に位置し、夏でも比較的涼しく過ごせる高原エリアならではの爽やかな空気が魅力。中国地方を横断するツーリングルートの休憩地点として、多くのライダーに親しまれています。

この道の駅で夏に楽しみたいのは、高原ならではの心地よい気候と緑に囲まれた景色です。周囲には山々が広がり、市街地よりも過ごしやすい環境でひと息つけます。帝釈峡や吾妻山などの景勝地へもアクセスしやすく、避暑を兼ねたツーリングの目的地にも適しています。

館内には高野りんごを使ったスイーツやジュースなどの特産品が並び、レストランでは地元食材を生かした料理を味わえます。季節ごとの新鮮な農産物も充実しており、ドライブやツーリングの途中に地元の味覚を楽しめるのも魅力。自然とグルメの両方を満喫できる、夏に訪れたい道の駅です。
【実体験レビュー】道の駅 たかのの詳細はこちら↓

⑧ 道の駅 ゆすはら(高知県)|雲の上のまちで爽やかな風を感じる山あいの道の駅

高知県梼原町、国道197号沿いにある「道の駅 ゆすはら」は、四国カルストや四万十川源流域へのツーリング途中に立ち寄りやすい道の駅です。標高約440mに位置する梼原町は「雲の上のまち」として知られ、夏でも市街地より過ごしやすく、山間部らしい涼しさを感じられます。山々に囲まれた静かなロケーションは、避暑を兼ねたツーリングにもぴったりです。

この道の駅を訪れたらぜひ足を運びたいのが、隈研吾氏が設計を手がけた木造建築の数々です。周辺では「雲の上のギャラリー」や「雲の上の図書館」などを巡ることができ、木の温もりを感じる空間と豊かな自然が調和した景観を楽しめます。爽やかな風が吹き抜ける町並みを散策すれば、ライディングの疲れも心地よく癒やされるでしょう。

道の駅には地域の特産品を扱う売店やレストランを併設し、梼原町ならではの食材を使ったグルメも味わえます。さらに、温泉やキャンプ場も徒歩圏内にあり、ツーリングとあわせてゆったり滞在できるのも魅力。自然と建築、地域の文化に触れながら涼しい時間を過ごせる道の駅です。
【実体験レビュー】道の駅 ゆすはらの詳細はこちら↓

⑨ 道の駅 霧島(鹿児島県)|高原を吹き抜ける風と雄大な山並みを楽しめる道の駅

鹿児島県霧島市、県道60号沿いにある「道の駅 霧島」は、霧島神宮やえびの高原、高千穂峰方面へのツーリング途中に立ち寄りやすい道の駅です。霧島連山の中腹に位置し、山々を身近に感じられる開放的なロケーションが特徴です。標高の高いエリアならではの爽やかな風が吹き抜け、夏でも比較的快適に過ごせるため、避暑ツーリングの休憩スポットとして人気を集めています。

この道の駅を訪れたらぜひ眺めたいのが、展望デッキから望む霧島連山のパノラマです。天気の良い日には高千穂峰や桜島まで見渡せることもあり、開放感あふれる眺望を楽しめます。周辺には霧島神宮やえびのスカイラインへ向かうルートもあり、霧島らしい山岳景観の中を爽快に走れます。

館内には鹿児島ならではの特産品が並ぶ売店やレストランがあり、黒豚や地元食材を使ったグルメも楽しめます。霧島の豊かな自然と景色、地域の味覚を一度に満喫できる、夏のツーリングで立ち寄りたい道の駅です。
【実体験レビュー】道の駅 霧島の詳細はこちら↓

⑩ 道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠(北海道)|屈斜路湖を一望する北海道屈指の絶景スポット

北海道美幌町、国道243号沿いにある「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」は、弟子屈町との境に位置する標高約525mの美幌峠にあります。阿寒摩周国立公園内にあり、道東を巡るツーリングでは外せない人気スポット。峠道を駆け上がった先には、北海道ならではのスケールの大きな眺望が広がり、夏でも涼しい風を感じながらひと休みできます。

この道の駅を訪れたらぜひ立ち寄りたいのが、美幌峠展望台です。眼下には日本最大のカルデラ湖・屈斜路湖が広がり、天候に恵まれれば湖の中央に浮かぶ中島や周囲の山並みまで見渡せます。標高の高い展望地ならではの開放感と澄んだ空気は、夏のツーリングを締めくくる景色としても印象的です。

館内には北海道各地の特産品が並ぶ売店やフードコートがあり、美幌産の食材を使ったグルメやソフトクリームも楽しめます。展望台へは徒歩ですぐアクセスできるため、景色を眺めながらゆったりと休憩できるのも魅力。北海道らしいスケールの大自然に触れられる、夏に訪れたい道の駅です。
【実体験レビュー】道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠の詳細はこちら↓

まとめ
高原や山あいの道の駅を目的地にすれば、暑さを避けながら、雄大な景色や地域の味覚に触れられます。今回紹介した10駅は、休憩だけでなく、絶景や温泉、周辺散策まで夏の旅を充実させてくれる場所ばかりです。
目的に合わせて選ぶなら、次のような道の駅がおすすめです。
- 絶景を満喫したいなら「道の駅 美ヶ原高原」・「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」
- 高原の爽やかな空気を感じながら走るなら「道の駅 八千穂高原」・「道の駅 たかの」
- 渓流や湖畔の景色で涼を感じたいなら「道の駅 裏磐梯」・「道の駅 奥永源寺渓流の里」
- 温泉でリフレッシュしたいなら「道の駅 尾瀬かたしな」・「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」
- 建築や高原の景観を巡りたいなら「道の駅 ゆすはら」・「道の駅 霧島」
どの道の駅もツーリングルートに組み込むことで、走る楽しさに加え、その土地ならではの自然や景色、グルメとの出会いが広がります。暑さが厳しい季節だからこそ、涼しい高原や山岳エリアへ足を延ばし、心地よい夏のライディングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
次のツーリングでは、お気に入りの一駅を目的地にしながら、自分だけの夏の絶景ルートを見つけてみてください。







