現在、海外製のモーターサイクルが日本市場に数多く輸入されている。その中から2026年5月現在、注目度が高いとモトメガネ編集部が判断したモデルを紹介する。ヨーロピアンスクーターの代名詞でもあるVespaからは、Vespaの歴史を織り込んだスタイリング&カラーの「GTV 300 Officina 8」を紹介!
Tester:横田和彦/桜井つぐみ Photo:関野温

オールドルックの最新イタリアンスクーター
2026年で創業80周年を迎えるイタリアのスクーターブランド、ベスパが日本に導入している中で最大排気量のモデルがGTV300。そして「Officina 8」の名は、その昔、ベスパ社内にあった研究室のこと。数々の革新的なモデルを生み出し、ベスパの歴史に欠かせない伝説的な存在のイメージを落とし込んだモデルとなっている。

ボディカラーのブルーは研究室の工作機械からインスピレーションを受けたもの。メタルのディテールやゴールドの差し色によってベスパの伝統を表現している。
車体を眺めるとフロントフェンダー上にセットされたヘッドライトや、後部がカバーで覆われたシートなどが目を引く。クラシカルでありながら遊び心があり、いかにもベスパらしいフォルムだ。

シートはヨーロッパ製のスクーターらしくやや高め。しかし膝まわりにゆとりがあるので、ポジションには余裕がある。
走り出して最初に感じたのは、独特なハンドリングだ。大型ヘッドライトがフェンダー上にあるせいか、フロントタイヤが落ち着かない感じを受ける場面があった。ただ10分も乗っていれば慣れるもの。
車体剛性の高さを感じられるのは、伝統のスチール製モノコックボディーを採用しているから。シッカリとしたボディを中心に作動性が良い前後サスペンションを備えているので、ライダーの意思に沿った挙動をしてくれる。そのため走行ラインの自由度が高いというメリットがある。
278ccの水冷単気筒エンジンはスムーズに回り、パワーにも余裕がある。しなやかにショックを吸収するサスペンションとクッション性が高いシートの組み合わせで、乗り心地も良好だ。これなら日常使いのみならず、ウイークエンドに郊外まで足を運んでみようという気になる。

他にはない個性的なデザインと行動範囲の広さ、普段使いに最適な機能などを併せ持ちながら、ベスパの歴史を感じさせるプレミアムなイタリアン・スクーターだ。(横田和彦)
イタリアらしいオシャレなカラーリングが好み!
フェンダーの上に丸いヘッドライトがあるのが可愛らしいですね。落ち着いたブルーとゴールドの組み合わせもイイ感じです。ハンドリングはふわふわしていて独特。乗り方をつかむまで少し時間がかかりました。前に座れば足は届きますが、ちょっと不安に感じることも。収納やUSBなど実用性が高いのは良いですね!

桜井つぐみ(157cm/42kg)が足付きをチェック!


シート高がやや高めで車体の幅もあるため、小柄なライダーだと停車するときに腰を前にずらして足をつくこともある。その分クッション性があるので座り心地が良い。

イタリアンスクーターらしい個性的なディテール















スペック
●全長 / 全幅 / 全高:1,975mm / 775mm / – mm
●装備重量 : – kg
●ホイールベース:1,380mm
●シート高 : 790mm
●エンジン型式:水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ
●総排気量 :278cm³
●最高出力 :17.5kW〈26HP〉 / 8,250rpm
●最大トルク:26N・m / 5,250rpm
●ブレーキ形式:前後ディスク(ABS)
●タイヤサイズ(前/後):120/70Z-12・130/70-12
メーカー希望小売価格 (消費税込):968,000円









