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ロングキャンプツーリング目線で徹底チェック 進化したタナックスの「MotoFIZZ キャンピングシートバッグ XL」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

キャンプツーリング用シートバッグの定番として、多くのライダーから支持され続ける老舗の用品メーカー・タナックスの「MotoFIZZ キャンピングシートバッグ」シリーズ。

最新モデルでは、確実な固定と簡単な脱着を両立しながら高い耐久性も実現するPF(ピボットフォージ)バックルや、丈夫で壊れにくいYKK製「WOVEN-IN TOUGH ZIPPER」を採用。積載量だけでなくライダーが実際に使う場面まで見据えたアップデートが施されている。

今回は、シリーズ最大容量を誇る60〜77Lの収納力を備えた「MFK-1004 キャンピングシートバッグXL」に「キャンプありの一週間以上のロングツーリング」を想定した荷物を実際にパッキング。積載性はもちろん、荷物の出し入れのしやすさや使い勝手までチェックしてみた。

結果、脱着しやすく接続部が回転して追従する新バックルや、曲線部でもスムーズな開閉性能を持つ新ファスナーの使い勝手の良さを実感させられた。そして「ガバっとサイドが開いて荷物の出し入れがしやすいのに、荷崩れしにくい=大容量でも簡単にどこになにがあるかを把握できる」構造設計に感動した。

目次

MFK-1004 キャンピングシートバッグ XL

PF(ピボットフォージ)バックル

上から押し込むだけのワンタッチ取付と、軽くつまむだけで外せる簡単確実な脱着が可能な「PF(ピボットフォージ)バックル」

爽快な簡単脱着に加え、二輪車載バッグ用に適した回転バックルを採用。これにより、取り付け後に起こりうる「車両形状による特有のベルト捻じれ」に接続分が回転することで追従し、ベルトやバッグ本体(バックル装着部周辺)への負担が激減するのだ。

また、ベルト自体の捻じれやヨレが生じないので、これまでのように捻れたベルトが車体や外装などに負荷をかけることも減るだけでなく、車体取り付け時の見た目が良くなるのもポイントだ。

車両ごとに少しずつ取り付け位置は変わる。PFバックルの回転によって、まるで車種専用のようにベルトの捩れが一切生じていないことが分かる。

鞄用に設計されたYKK製タフジッパー

鞄用に設計され、丈夫で壊れにくく耐摩耗性に優れた織り込みファスナー「YKK製WOVEN-IN TOUGH ZIPPER」を採用。曲線部でも引っかからない滑らかな開閉感は、旅中のストレスをかなり減らしてくれること間違いなし。

また、開閉を繰り返すうちに起こる「ジッパー部分のヨレ」なども無縁なほど、安心して日々のバイクライフで使い倒せる耐久性を持つ。スライダーの引手部分は交換修理が可能

さらに、メイン開口部にはロック用穴付きスライダーを採用。南京錠やMotoFIZZ ワイヤーロック(市販のワイヤーロックも対応)を装着し、駐輪時にワイヤーロックをバイクのフレームなどに通してロック用の穴付きのメインファスナーを施錠することで、バック本体の盗難防止対策ができる。

すぐ取り出したいものはサイドポケットへ

(左)Dリングを備える(右)モバイルバッテリーなど使用したい時にすぐ取り出したいものを収納。

Dリングを備えたサイドポケットは、ワイヤーロック収納ポケットとしても使用できる。

また、頻繁には使用しないアイテムだけど、使用時には迷うことなくすぐに取り出したいものを入れておくと、とても便利だ。

バッグの形状をキープするインナーフレーム構造

(左)空っぽでも整ったフォルムをキープ。(右)本体上面の収納袋には、購入した飲料&食料を入れる保冷袋やウインドパーカーを収納してみた。本体の荷物に干渉しないのでかなり便利!

内部は、少ない荷物の際もバッグの形状を保ってくれる「インナーフレーム構造」になっている。下部に樹脂製フレームとインナーホールドベルトを装備する。

サイドのフタを開いた時に荷崩れしにくいのも、このバッグの形状をキープする構造の恩恵を受けているからだろう。

また、本体上面には本体の荷物を崩さずに、急に増える&とりあえず系な荷物などを収納できる「収納袋」を装備。

ほかにも便利な拡張機能が満載

(左)バンジーコードで一時置き。(右)コンプレッションベルト

フラップには、一時的にジャケットやグローブなどを置くのに便利な「バンジーコード」を備える。そのまま固定して走行もできるが、バンジーコードはツーリングネットのような強固な固定力はないので、軽いものに限る&ズリ落ちないようにしっかり固定しよう。

また、バンジーコードと同位置に「Dリング」も装備しているので、ツーリングネットなどを利用してフラップ上に追加積載も可能だ。

さらに、フラップには使い勝手のいい「コンプレッションベルト」も備えており、キャンプ用マットやテント、長物の収納など自分のスタイルで活用できる。

(左)ハンドグリップ(右)ショルダーベルト(装着したまま走行するときは、この状態でフラップを閉める)

バイクを降りた時にバッグの持ち運びが楽にできる、グローブでもしっかりと掴みやすいゴム製のハンドグリップと付属のショルダーベルトを装備する。

バランスよく持ち上げることのできる位置にハンドグリップがあり、実際に荷物を詰めた重い状態でも比較的楽にバッグを運ぶことができた。ショルダーベルトも太いベルトで肩への食い込みが少なく、少し距離を歩く時には重宝した。

なお、ショルダーベルトは装着したままでも積載走行可能だが、走行するときは取り外すか、装着したままなら必ずベルトを一番短くしてフラップ内にしまおう。

【SPEC】MFK-1004 キャンピングシートバッグ XL

【MFK-1004 キャンピングシートバッグXL】
◎価格:2万8380円(税込)
●容量:60~77リットル
●材質:1680Dポリエステル他
●サイズ:H350×W660×D350mm(最小)/H350×W860×D350mm(最大時)
●本体重量:3.95Kg
●最大収納量:14.0kg

(左)レインカバー、固定ベルト×4、セフティベルト、ショルダーベルト、接続バックル(右)収納時

「キャンプありの一週間以上のロングツーリング」想定の荷物をパッキングしてみた!

大きいは楽! ポイポイ入れても余裕のパッキング

インナーホールドベルトを使用することで、型崩れ防止になる。また、余裕がありすぎて中がスカスカしていても、荷物を押さえて安定させることができる。

「重い荷物はライダー側&なるべく真ん中に」以外は、とくになにも考えずにポイポイと詰めてもかなり容量に余裕があって驚いた。焚き火台セットを入れてもまだだいぶ余裕がありそうだった。

これなら冬用寝袋や防寒着、防寒グッズが必要な冬キャンプツーリングでも、すべてパッキングできるという確信があるほどの積載力だった。

ここからさらにサイドを広げ、77Lまで容量を増やせるので、ほぼ無敵といえる。

これだけ入った! 衣・食・住&緊急グッズ&デバイス系

【青:衣】
防寒ジャケット兼雨具、着替え&下着、タオル、ウインドブレーカー、買い出し&散策用リュック、女の子セット
【黄:食】
水筒、カトラリー&調味セット、コッフェル、ガスバーナー、OD缶、水袋、保冷袋、コップ、緊急時用食料2個
【赤:住】
テーブル、ハイバックチェア、ライト、ヘッドライト、テントポール、タープポール、マット、2人用テント、タープ、寝袋、サバイバルシート、枕、下駄
【その他】
メインモバイルバッテリー、モバイルバッテリー&ライト、アクションカム&自撮り棒、カメラ&カメラバッグ、エマージェンシーセット、蚊取り線香、トイレットペーパー&ゴミ袋

着脱式ポーチはけっこう便利!

お財布、スマホ、アクションカム、エマージェンジーセット、充電ケーブルほか

空身でシートバッグ装着のみの場合、休憩時などサッと外して持っていける取手付き着脱式ポーチが大活躍。また、存在感のあるポーチなので、バラけたくない貴重品や充電グッズ、お薬など確実に使う小物を入れておけば、テント内で迷子になることもなさそうだ。

ペットボトルより一回り大きい水筒がジャストフィット

(左)水筒ホルダー持参で考えていたが、スッポリとペットボトルホルダーに水筒が入った。(右)左写真は500mLのペットボトル

両サイドから荷物へのアプローチがここまで楽ちん!

ライダー右手側

(左)開閉調整ベルトを全開まで伸ばした状態(右)開閉調整ベルトを短くした状態

フタの開き幅はベルトで調整可能。フタを全開にしても、荷物が飛び出すなど荷崩れを起こすことはなかった。また、一目でどこにどの荷物があるかが把握でき、出し入れも容易だった。

大容量バッグには、物を探してゴソゴソしてしまいそうなイメージがあったが、このキャンピングシートバッグシリーズならテン場についてすぐに、荷崩れなく効率的に荷物を取り出せるので便利! 

ライダー左手側

着脱式ポーチ側は、テント設営後に取り出すものを配置。サイドが両側開くことで、自分の使いやすい状態にできるのも好ポイント。

HONDA モンキー125(社外キャリア装着)に積んでみた!

旅モンキー・爆誕!

バッグ底面がしっかり馴染むから抜群のバランス位置に決めやすい

(左)後ろ姿。2つの白い反射板で安全性も確保。そしてバランスよく装着。載せると想像よりバッグが大きく見えず、驚いた。(右)横から見ると、かなりシュッとしていた。両サイドにも白い反射板を配している。

シート形状に合う底面設計により、装着時にバッグ底面がピタッとシートやキャリアにフィットするので、最初の位置合わせがサッと決まったのが小気味よかった。

また、PFバックルで車体に固定していくことで完全にモンキー125に安定装着完了。このフィット力が走行中のバッグのズレや浮きを抑え、安心へと繋がっているのだ。

(左)尖ったシートのネイキッドモデルでも、しっかりシートと馴染んでバランスしていた。ちなみに、付属のセフティベルトをリアフェンダーに引っ掛けることで、バッグがライダー側にズレることを防止できる。(右)ビッグスクーターのタンデムシートにも、じわっと馴染んでいた。

77Lに拡張しても安定&安心感は変わらず

サイドを引き出して、60Lから77Lに。

77Lに容量を拡げると、さすがに大きく感じるものの、PFバックルでしっかりと固定されているので不安な感じは一切しなかった。

積めるだけじゃない! 旅先での使いやすさが光るバッグ

キャンピングシートバッグ XLの魅力は、単純に容量が大きいということだけではなかった。

1週間以上のキャンプツーリングを想定して荷物を詰め込んでも、必要な荷物へ素早くアクセスできて、再パッキングもしやすい

そしてバッグ底面のシートへの馴染みが異様に良く、60〜70Lサイズを積んでるとは思えないほど抜群の装着バランスにピタッと収まってくれるので、意外に車種を選ばない。

さらに新採用のPFバックルやYKK製WOVEN-IN TOUGH ZIPPERによって、バッグの固定力や耐久性への安心感も高まっていた。容量だけでなく、旅先で繰り返し使うことを前提に細部まで磨き込まれているのも、長年ツーリングライダーたちに支持される理由だろう。

「もっと積みたい」だけじゃなく、「積んだ荷物を快適に使いたい」。そんなロングツーリング勢の要求に応えてくれる、まさに旅のためのBIG積載ギアだった。

ツーリング規模で選ぼう! シリーズラインナップ

MFK-1001 キャンピングシートバッグS

日帰りツーリングから1泊程度のキャンプツーリングまで対応する、20~28リットル容量可変のコンパクトサイズ。

テントやシュラフなど必要最低限のキャンプ用品を積載できる容量を確保しながら、車体とのバランスを崩しにくいサイズ感が魅力だ。

大型バッグほど大げさにならず、普段使いから旅まで幅広く活躍してくれるので、キャンプツーリングを始めたいライダーや、小排気量車との相性を重視するライダーにもおすすめのモデル。

【MFK-1001 キャンピングシートバッグS】
◎価格:2万680円(税込)
●容量:20~28リットル
●材質:1680Dポリエステル他
●サイズ:H210×W410×D310mm(最小)/H210×W550×D310mm(最大時)
●本体重量:2.13Kg
●最大収納量:7.0kg

MFK-1002 キャンピングシートバッグM

週末キャンプツーリングを快適に楽しみたいライダーや、2泊〜4泊のツーリングに対応する30~41リットル容量可変のスタンダードサイズ。

キャンプ用品一式に加え、防寒着や着替えなども余裕を持って収納できる容量を備える。積載力と車体サイズのバランスに優れ、幅広い車種にフィットするのも特徴。

キャンピングシートバッグシリーズの中でも扱いやすく、初めてのキャンプツーリングバッグとしても選ばれることの多い万能モデルだ。

【MFK-1002 キャンピングシートバッグM】
◎価格:2万2880円(税込)
●容量:30~41リットル
●材質:1680Dポリエステル他
●サイズ:H240×W520×D280mm(最小)/H240×W680×D280mm(最大時)
●本体重量:2.64Kg
●最大収納量:8.0kg

MFK-1003 キャンピングシートバッグL

連泊ツーリング(3〜5泊)や荷物の多いキャンプスタイルにも対応する40〜60リットル容量可変の大容量サイズ。

余裕のある収納スペースにより、テントやシュラフはもちろん、チェアや調理器具なども積載しやすい。旅先で増えた荷物やお土産にも対応できるため、ロングツーリング勢からの支持も厚い。

積載量に妥協したくないライダーにとって、旅の自由度を大きく広げてくれるモデルだ。

【MFK-1003 キャンピングシートバッグL】
◎価格:2万5080円(税込)
●容量:40~60リットル
●材質:1680Dポリエステル他
●サイズ:H320×W480×D310mm(最小)/H320×W680×D310mm(最大時)
●本体重量:3.14Kg
●最大収納量:10.0kg

(編集協力:タナックス株式会社)

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