こんにちは、水野由望です。
前回「バイクが怖いと感じる人にこそ、才能が隠されている」という記事を書かせていただきました。

今回は『どうすればその恐怖を克服できるのか』を具体的に提案させていただきます。
結論から申しますと、バイクをまだ自分でコントロールできる感覚が持てないと、不安や恐怖を感じやすくなります。少しずつ慣れて「自分で扱える」という感覚が身についてくると、不安も和らいでいきます。
バイクに乗るためには、技術や知識だけでなく、精神力や体力も必要になります。
技術と知識は教習所で教えてもらえるし、体力も乗っていくうちについてくるものです。
つまり、怖さの多くは「まだ慣れていないこと」による不安とも言えます。心を無理にコントロールしようとするよりも、技術、知識、体力を味方につければ気持ちにも余裕が出てきます。
なので安心してください。焦らず練習を続ければ、少しずつ乗れるようになっていきます。
恐怖を克服する5つのステップ
バイクの知識やライディング情報を集める
バイクへの恐怖は、「分からないこと」が多いほど強くなります。
まずはライテク記事や動画などを見て、操作方法や走行時のコツを知ることから始めてみましょう。
事前に知識を身につけておくだけでも、不安は少しずつ軽減されていきます。
愛車に慣れる時間を作る
そもそも、興味がなければ免許を取ろうとは思わないはずです。ただバイクのことを考えてください。それだけでいいです。
爽快に走って風を受ける感覚を想像してみてください。多くのバイク乗りがその中毒性から抜け出せない理由はそれです。
まずはバイクに対して前向きなイメージを持つことも大切です。少しずつ「乗ってみたい」という気持ちも強くなってくるはずです。
停車状態でバイクを操作してみる
最初は、触るだけでも大丈夫です。「今日は乗らない」と決めて気軽に向き合ってみましょう。
この段階では無理をしないことが大切です。
スロットルの遊びや、ブレーキ・クラッチの操作感、車体を起こして重さの確認、ミラーの位置、ハンドルの可動域、シフトチェンジのやりやすさなどを、まずは確認してみましょう。バイクによって異なる部分も大きいので、教習車の感覚は一旦忘れてください。
バイクを購入した際に確認したとしても、まだ慣れていないと体にまで染み込んでいないものです。
バイクは体全体で操作する乗り物なので、感覚を少しずつ体に慣らしていくことも重要です。
人通りの少ない場所で短時間だけ走ってみる
触ってみてバイクの感覚が少し分かると操作したくなってくる人もいるかと思います。多くの場合、「操作に慣れていないこと」が不安の原因です。慣れてくると、意外と自然に走り出せるようになります。
少しまたがってみる、取り回しだけしてみる。それができたら発進だけをしてみる。
駐車場だけ走ってみる、怖い道路は避けて「ここなら走れそう」と思える場所まで移動して5分だけ走ってみる。
最初はこれだけでいいです。無理なくできるルールを自分の中で決めておきましょう。
少しずつ走行距離や時間を伸ばしていく
これなら乗れるという条件を自分で決めて、限定的に乗ってみる。
怖いと思ったらすぐに降りる勇気もまた必要です。
バイクは押して移動させることもできるので、乗れない、転びたくないと思ったら降りて取りまわしてしまうのも一つの手です。
不安が少なければ進み、怖いと感じたら無理せず止まる。自分とバイクと相談しながら進みましょう。
その怖さはどこからくるものか?自分の経験を踏まえて
私の最初の入り口は原付一種でした。あんなに小さくてかわいいのに、怖くて怖くてたまりませんでした。
バイクを操作することや、公道を走ることが当時の私にはとても怖く感じていました。
さらに、自損事故を経験したことで恐怖心が強くなり、その後は1年ほど乗らずに放置していた時期もありました。
しかし家族に処分するのか乗るのか二択を迫られた時、ようやく真剣に考えました。
「君にあの原付の代わりにはいくらでもあるけど、あの原付には君しかいない」
と言われて、ハッとしました。
確かに、バイクはただの乗り物だと言われればそれまでかもしれません。
でも私にとっては、縁があって家に来て、一緒に走ってくれた特別な存在のように感じたんです。
私の中でバイクが好きだという気持ちがあったのだとそこで気付きました。
だからそれからは無理せず自分の中でルールを決めて守っていったら、次第に乗れるようになり自信に繋がっていきました。
当時は、まだバイクを自分でコントロールできている感覚がありませんでした。
原付じゃなくても中型でも大型でもそれは一緒です。
大型のR1200GSの巨体を見た時、私は絶句しました。こんなの乗れるはずがないと。
その前はGB350に乗っていたのですが、中型バイクとは感覚がまったく違い、とにかく悪戦苦闘の毎日でした。あの巨体をこかすと思うととんでもない恐怖に襲われたのです。
なのに何度もこかしました。正直嫌になって、もう乗りたくないと、手放そうと本気で思いました。
けれど思ったんです、逆に言えば一人で引き起こしができれば、不安も減るのではないかと考えました。
引き起こせない可能性もありました。けど、引き起こせなかったらそれまでかなと、諦めがつくかなと思ってやってみました。なんとか引き起こすことができました。
恐怖が完全になくなったわけではないけど、今では楽しく乗らせていただいております。
恐怖を克服するために大切なこと
私の場合、怖さを克服する方法は自分ができるという自信をつけることでした。
不安があるなら、その原因をひとつずつ減らしていくことが大切です。
私の場合は直接一人で引き起こしに挑戦するという少し強引な方法でしたが、人に相談したり手伝ってもらうことも重要です。
最終的には「慣れ」が大切になりますが、それを無理やりしたり、嫌な思いをしてしまうとバイクが嫌いになってしまうので、そうならないように各5つのステップを徐々にクリアして成功体験を積みましょう。
まとめ:とにかく徐々に慣れることが大事
慣れるまで不安でも、きちんと練習すれば、乗れるようになります。不安や怖さはなくなります。すぐに劇的な効果はないけれど、ちゃんと守っていれば着実に結果はついてきます。
自分の行動次第でいつどうなるかというライダーとしての自覚・怖さを持ちつつも、乗れるようになると世界が一気に広がって本当に楽しいものです。
怖いのは最初だけなので、むしろ貴重な期間です。
一緒に乗り越えましょう!







