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モーサイ掲載日:2024年12月25日
ラビット、シルバーピジョンと同時代…1950年に開発された幻の日産電動スクーター
2024年12月23日、本田技研工業と日産自動車が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結した。
日本第2位の自動車メーカー・日産と、第3位のホンダが経営統合する……という話題は、経済界、自動車ファン、そして世界からも多くの注目を集めている。
一般のニュースなどでは、ホンダは「自動車メーカー」と紹介されるのがほとんどだが、ホンダの創業はバイクから。そして現在は世界一のバイクメーカーでもある。
一方、日産がバイクを手掛けたことがないかというと……1950年に電動スクーターを試作していた。
前1輪、後ろ2輪の3輪スクーターで、全長1780mm、全幅620mm、全高1100mmというサイズ感は現代の原付一種(50cc)スクーターに近いが、車重はなんと180kg!
後輪のトレッドは500mmで一見不安定そうに見えるが、バッテリーを低位置に搭載することで重心を下げる工夫がなされていたという。
バッテリーは電圧30V、容量95Ahで、直流直巻式のモーターは定格出力1馬力、最高出力2馬力。最高速45km/hの性能があったらしいが、バッテリーの保守面などで市販には至らず。だが、構内作業用車の礎となったようだ。

1950年代に市販された「日産のバイク」
なお自社開発ではないものの、ニッサンの名を冠したバイクとしては、1952年に自転車に補助エンジンを取り付けた「ニッサン・ペティM6」を日産系の太洋内燃機工業が発売。エンジンは58ccの空冷2ストローク単気筒で最高出力1.6ps、前進2段ギヤで最高速60km/hの性能だったらしい。

1954年には日産バイクモーター(新日国工業:後の日産車体)からモペッドが発売されている。戦後のイタリアで大ヒットしたモペッド「モトム」を手本としたもので、最高出力2.3馬力の59cc空冷2ストロークエンジンを搭載。チェーンとベルト、2種の駆動方式がラインアップされるという細かな作り分けが行われたほか、自転車的なデザインのスタンダード車も用意された。

まとめ●モーサイ編集部・上野 写真●八重洲出版
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