京都市の東山エリアにある、全長約4kmの観光道路「東山ドライブウェイ」で二輪車の通行規制を緩和する社会実験開始が決定しました。
意外と知らない人も多いかもしれませんが、じつはオートバイの通行規制がある道路は全国にまだまだあります。規制は一度始まると解除されるのが難しく、そんな中でこれは嬉しいニュースです。今回はこの社会実験の詳細を、二輪車規制の現状とあわせてお届けします。
著・中村聡一郎(フィネス)
Route!掲載日:2026年4月5日
【東山ドライブウェイの二輪車規制】
「東山ドライブウェイ」は、京都市の山科区と東山区を結ぶ全長約3.5kmの無料の観光道路。東山山頂公園展望台からの夜景が美しく、人気のスポットです。ところが長らく二輪車は平日の午前7時~9時までしか通行が認められていませんでした。
この東山ドライブウェイで、2026年4月20日から二輪車規制を緩和する社会実験が開始されます。現時点で実験終了日は決まっていませんが、暴走行為や速度違反など交通マナーに問題が生じれば、緩和を中止し再び通行禁止規制を実施する場合がある、とされています。


➡リンク:東山ドライブウェイにおける二輪通行禁止規制について(京都府警)
明言はされていませんが、規制緩和後に二輪車走行に関して、大きな問題がおきなければ、社会実験から恒久的な規制解除につながるのではと思われます。
ケースは違いますが、神奈川県の国道20号「大垂水峠」では、数年間のテスト期間を経て、「125cc以下の休日通行規制」が撤廃されています。ですので東山ドライブウェイでも、せっかくの好機をムダにするようなことは避けたいものです。

【二輪車が走れない道はまだまだある】
「二輪車が走れない道があるの?」と、思う人も多いのではないでしょうか。規制が撤廃された道もありますが、まだまだ二輪走行禁止の道は残っています。
「高速道路」や「自動車専用道路」での原付バイク禁止や、「二輪で走行すると構造的に危険」という理由での規制であれば納得はできるのですが、それ以外の理由で規制されている道もあります。その主な理由は、過去に二輪車の暴走行為が頻発した、重大事故が多発した、といったものです。
人気のツーリングエリアでも規制で自由に走れない所があります。
関東平野の東部、茨城県の「筑波山」は「筑波山神社」や、ケーブルカーやロープウェイでの気軽な登山などが楽しめるエリアです。首都圏からも近くて、日帰りでのんびり走るのにもってこいの場所ですが、周辺道路は「二輪車規制」のオンパレード。
夜間通行禁止の区間もあるので、時間を気にせず走れるのは、中腹の「筑波山神社」付近までで、それ以外は「終日」または「夜間」通行禁止になっています。

近畿地方で二輪規制が集中しているのが、こちらも人気エリアの六甲山周辺です。平日は問題ないのですが、土日祝日は各所で二輪車が通行禁止になります。

ほか、新潟県の「弥彦スカイライン」、福井県・岐阜県の「白山白川郷ホワイトロード」、大阪と奈良の県境にある「信貴生駒スカイライン」なども終日二輪は通行禁止です。
未だにオートバイの騒音や暴走行為は問題視されています。そういった行為が目に余る道路では、緩和どころか新たな二輪規制が行なわれる可能性もあります。
実際東京都の「奥多摩周遊道路」では、2009~2011年にかけて二輪車の一方通行規制が行なわれたことがあります。また、静岡県の「伊豆スカイライン」では、まだ実施されていませんが、たびたび二輪規制の話題が上がっています。
マナーを守って走ることを心がけて、これ以上「二輪車が走れない道」が増えないようにしていきたいですね。

〜僕らは今、旅の途中〜 常に進化を遂げてきたライダーのバイブル
ライダーと共に創る地図「ツーリングマップル」は、ライダーの実走取材によるジャンルも内容も多種多様なコメント情報が特徴です。長きに渡り、旅人の信頼を得ています。文字サイズが大きくなったR版(リング版)は、開きやすく使いやすい仕様です。
また、スマホ用アプリ「Route!(ルート)」では、地図の継ぎ目なく表示や自位置確認、走行ログの記録が可能で、書籍とアプリを併用することで、旅の計画から現地での活用まで幅広く対応できます。メディアサイトでも、旅のノウハウやエッセイ、新しい道路・施設・製品のニュースや、編集部セレクトの動画などが閲覧できます。
この記事では「ツーリングマップル」協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。今後もさまざまなバイク情報を取り上げていきます。








