数々のオリジナルブランドを展開するのに加え、国内外の多彩な一流ブランド製品を取り扱う、「オートバイカスタムパーツの総合メーカー」がアクティブ。携わる製品はあまりに膨大で、一般ユーザーがその全貌を把握するのはちょっぴり難しい。
そこで近年、東京モーターサイクルショーのアクティブブースは、「何をしている会社なのか、来場者に分かりやすく伝える」ことをテーマとしてきた。これは3月下旬に開催された第53回東京モーターサイクルショー2026でも同様。新製品を中心としたパーツやギアの展示に加え、体感機も前年よりさらに充実化させ、“全部盛り”でライダーをお出迎え!!
膨大なブランドの多彩なアイテムをギュッと凝縮!

愛知県を拠点とするアクティブは、二輪パーツの企画開発、製造、輸入、販売などを手がける企業。自社ブランドとしては、5000点を超える製品をラインアップする総合パーツブランドのACTIVE(アクティブ)、アルミ鍛造ホイールからスタートして現在はキャリパーやマスターシリンダーなどのブレーキ関連パーツやフットコントロールキットにも幅を広げたGALE SPEED(ゲイルスピード)、ハーレーダビッドソン用のホイールを展開するGLIDE(グライド)などがあり、これらのブランドだけでも膨大な製品ラインアップ数を誇る。

また、フレームの変形を減衰して走行安定性を高めるパーツとしてヤマハ発動機が開発したパフォーマンスダンパーの供給を受け、ワイズギアと基本的な技術データを共有しながらヤマハ以外の車種に適合するパフォーマンスダンパーを開発し、2021年から市販。こちらは、現在も適合車種が増え続けており、今年のショーモデルであるホンダのCB1000F用はすでに発売中(4万4000円)。また、スズキのDR-Z4SM用(オフロード仕様のDR-Z4Sも共通)も公開され、こちらはショーの終了直後に市販が正式決定された(3万8500円)。

さらにアクティブは、さまざまな高品質ブランドの正規代理店としても活躍。日本人の頭に合うアジアンフォームの展開に力を入れる米国ヘルメットメーカーのBELL(ベル)、ジャパンスペックの開発にも携わるオランダ生まれのサスペンションブランドとなるHYPERPRO(ハイパープロ)、エキゾーストシステム関連のエキスパートとして知られるスロベニア発のAKRAPOVIC(アクラポヴィッチ)、ドイツに本社を置きツーリングバッグをはじめとするアクセサリーパーツを展開するSW-MOTECH(SWモテック)などを国内展開する。一部海外製品は日本で装着確認などを実施してからユーザーに販売し、高い信頼性を獲得している。
体験と解説で、パーツを深く理解
昨年と同じく、東京モーターサイクルショー2026のアクティブブースは、さまざまなショーモデルの展示に加え、アクティブが取り扱うパーツやギアの長所や特徴を知ることができる体感機または体験コーナーを多数設置。これが解説と組み合わさることで、頭とカラダで性能や機能を理解できる構成になっていた。


例えば、ハイパープロの注射器型スプリング体感機は、スプリングを大きく縮めていったときに、シングルレートスプリング(黄色)が完全に潰れた状態でも、ハイパープロ独自のコンスタントライジングレートスプリング(紫色)が踏ん張っている様子を観察できる。ハイパープロの体感機にはイス型もあり、こちらは純正スプリングとハイパープロ製スプリングの違いを、実際のライディング時のようにお尻で体感できる。沈み込み初期の柔軟さだけでなく、戻り方向のしなやかさや、奥まで沈ませたときの踏ん張りがわかりやすい。

この他、ベルのヘルメット試着コーナー、SWモテックのバッグ類をキャリアに着脱できるコーナー、ピストン径が異なるゲイルスピード製マスターシリンダーのフィーリングを試せる体感機、ゲイルスピード製ホイールと純正ホイールの違いを手回しで体感できる装置など、楽しみながらパーツを知ることができる展示が目白押しだった。

盛りだくさんの新製品で多様なバイクライフに適応
毎年、ニューアイテムが満載のアクティブブース。もちろん東京モーターサイクルショー2026でも、開発中の市販予定品や参考出品を含む多彩な最新アイテムを見つけることができた。その中から厳選して、とくに注目しておきたいショーモデルや製品を紹介しよう!
サブフレームやスイングアームも開発中!
SHOW MODEL
HONDA CB1000F

2025年11月に新発売されたホンダのCB1000Fを、ストリートシーンを意識しながらアクティブがカスタマイズ。最新のショーモデルとして初披露された。すでに市販されている「コンバーチブルステムキット(セパレートハンドル仕様)」は、ストリートスポーツに最適な剛性を意識しながら、車体のトータルバランス向上をコンセプトに開発。可変オフセット機構を搭載し、ライダーの好みや求める操縦性に応じて微調整できる。CB1100F 系の純正クリップオンハンドルをオマージュしつつ、セパハンながら乗りやすいポジションと、敢えて2D 切削加工を用いることでエッジを効かせたルックスも特徴とする。

開発中のアイテムでとくに注目しておきたいのが「サブフレーム」。車体の剛性バランスを保ちつつ、コーナリングやブレーキングなどで車体の動きを引き締める。左右均等になるよう設計された、こだわりのシルエットも魅力だ。この他、「口の字断面スイングアーム」も開発中のパーツとして披露された。



ACTIVE
サブフレーム(CB1000F用)
価格●未定 発売時期●2026年夏頃予定
ACTIVE
口の字断面スイングアーム(CB1000F用)
予価●35万8600円 発売時期●2026年秋頃予定
ACTIVE
コンバーチブルステムキット(CB1000F用セパレートハンドル仕様)
価格●19万8000円 カラー●シルバー、ブラック
ACTIVE
バックステップ(CB1000F用)
価格●5万5000円 カラー●シルバー、ブラック
ACTIVE
ラジエターコアガード(CB1000F用フルジャケットタイプ)
価格●2万6400円(シルバー)、3万5200円(ブラック)
モタード仕様のゲイルスピード製ホイールが誕生!
SHOW MODEL
SUZUKI DR-Z4SM




CT125・ハンターカブ用の新作アルミ鍛造ホイールとして、2025年に新登場したゲイルスピードのType-X(クロス)が、スーパーモト(スーパーモタード)仕様に進化。クルマの四駆用ホイールを思わせるタフな雰囲気はそのままに、リムフランジをさらに強化しつつスポークやリムの軽量化を図り、モタード系に最適化してある。
今回のショーでは、昨年登場したスズキのDR-Z4SMに装着した状態でも展示。Type-Xへの換装により前後タイヤをチューブレス化できるため、フロントで0.2kg、リアで0.6kgの軽量化も図れる。なお、純正タイヤサイズは140/70-17だが、Type-Xは140/150/160サイズが履ける。また、オプションとして全15色のカラーアルマイトなどが用意されており、車両に装着されていたカラーもそのひとつとなる。


ちなみにショーモデルのDR-Z4SMには、ハイパープロ製のフロントスプリングやリアショック(いずれもプロトタイプで発売時期未定)、いわゆるフェンダーレスキットの一種となる「LEDモタードテールキット(同じく試作品で発売時期未定)」など、多くの開発中パーツも装着されていた。こちらの登場にも期待したい!
GALE SPEED
アルミ鍛造ホイール Type-X DR-Z4SM用
価格●27万2800円(前後セット)
カラー●ソリッドホワイト、グロスブラック、ゴールド
オプション●カラーアルマイト(全15色、6万6000円)、アタッチメントブラックアルマイト(1万1000円)、ガラスコートCR-1(1万2100円)
インナーシールド付きの廉価なアジアンフォーム仕様!
BELL
LITHIUM(リチウム) CRF


アクティブが取り扱う米国ベル社のヘルメットシリーズに、求めやすい価格の新作フルフェイスが追加された。LITHIUM(リチウム)は、新設計のシェルと内蔵ドロップダウン式インナーシールドを組み合わせたモデル。帽体左側のレバーを上げると、スモークタイプのインナーシールドが出現する。


アウターのクイックリリースV2シールドは、欧州ECE規格のクラス1に認定される光学性能を備え、非常に優れた防曇効果を発揮するピンロックシートも同梱。計4ヶ所の開閉式ベンチレーション、着脱可能な内装、インカムスピーカー収納スペースなどを備えながら、価格が抑えられているのも魅力だ。もちろん、日本人の頭に合うアジアンフォーム(CRF)仕様で、日本の公道で使用するための規格もクリア。普段使いにも最適なフルフェイスだ!
BELL
LITHIUM CRF
価格●2万8600~3万4100円 サイズ●S/M/L/XL(アジアンフォーム)
カラー●全7色(限定カラー含む) 取得規格●SG/PSC
近日登場&参考出品のアイテムは他にも多数!
ツーリング派からカスタム好き、スポーツライディングファンやレーサーまで、幅広い層が気になるアイテムに出会えるアクティブブース。その中から、気になるアイテムをさらに紹介しよう!
マグネット式でバッグの着脱が超簡単!
SW-MOTECH
V-LOCシステム
ツーリングバッグ&キャリアなどを展開するSWモテックの新機構となるV-LOCシステムは、「安全性を損なわずにバッグの着脱を極限まで簡単にすること」が開発コンセプト。サイドバッグの荷重に耐えられる強力マグネットと広い支持面積を持つロック機構で、高い固定力を実現し、磁力のガイドにより片手でも簡単にバッグを取り付けできる一方、バッグ裏側のタブを引っ張るだけで瞬時にバッグをキャリアから取り外せる、画期的なシステムだ。


今回のショーでは、キャリアのベース部に装着された状態で、完全防水仕様の「SIDE BAG WP(サイドバッグWP)」とシンプルでクラシックな雰囲気の「LEGEND GEAR(レジェンドギア)」という、2タイプのサイドバッグを展示。実際に着脱を試すこともできたが、マジで超簡単に着脱できるのに固定は強固だった!!


SW-MOTECH
V-LOCサイドキャリア(車種専用)
予価●1万9470円~(左右別) 発売時期●近日オーダー受付開始
SW-MOTECH
SIDE BAG WP
予価●4万920円~ サイズ●11L、16L 発売時期●近日オーダー受付開始
SW-MOTECH
LEGEND GEAR
予価●3万6080円~ サイズ●11L、16L 発売時期●近日オーダー受付開始
カスタムテイストを高めるシルバーバージョン!
GALE SPEED
Elaborate マスターシリンダー SILVER


ゲイルスピードのマスターシリンダーで最高峰となるのがElaborate(エラボレート)シリーズ。中でもVRETは、各部に64チタン合金パーツを使用した、エラボレートの頂点に君臨するモデルだ。現在はブラック仕様のみ市販されているが、東京モーターサイクルショー2026ではシルバー仕様を参考出品。ハンドルまわりに輝きを与え、切削痕が強調されたルックスがカスタムテイストを高める。こちらはあくまでも「参考出品」で、発売時期や価格も未定とのことだが、反響次第で市販化も!?
(編集協力:株式会社アクティブ)







