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段差はしなやか、コーナーは気持ちいい。GR86/BRZの走りを磨くHKS「ハイパーマックスS」

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

FRスポーツとして人気の高いGR86/BRZ。ノーマルでも走りの楽しさを味わえるクルマだが、「もう少し乗り心地を良くしたい」「ワインディングをもっと気持ちよく走りたい」と感じているオーナーも多いはず。

そんなときに注目したいのが、HKSのストリート向け車高調『ハイパーマックスS』だ。5年ぶりにリニューアルされた最新モデルでは、街乗りの快適さとスポーツ走行の楽しさを両立する“フラットライド”という考え方を採用。日常のドライブがワンランク楽しくなる足まわりへと進化している。

ビッグマイナーチェンジを遂げたHKSの人気車高調『HIPERMAX S』(ZN8/ZD8用:29万1500円)。GR86用とBRZ用でも仕様は異なり、それぞれのキャラクターを尊重した乗り味となっている。
目次

GR86は純正でも走りの楽しいスポーツカー

GR86は、運転する楽しさを重視して作られたスポーツカーだ。ハンドル操作に対してクルマが素直に反応し、コーナーでは軽快に曲がってくれる。そのバランスの良さは、純正の状態でも高く評価されている。

2024年7月のマイナーチェンジでは足まわりのセッティングも見直され、コーナーでの安定感やハンドルの反応がさらに向上。スポーツカーとしての完成度はますます高まった。

ただしその一方で、スポーツカーらしい少し硬めの乗り味も特徴だ。ひとによっては道路の段差や荒れた路面では、突き上げ感が気になる場面がある。

GR86用のバネレート(スプリングの硬さ)はフロント5kg/㎜、リヤ6.5kg/㎜。新モデルでこのレートも表記されるようになった。参考までに「080」とは8kg/㎜を示している。

そもそも車高調とは? 乗り味も車高も自分好みにできる足まわりパーツ

ハイパーマックスSは純正サスペンションと何が違うのか?

純正サスペンションとハイパーマックスSの大きな違いは、構造そのものを最適化しながら、乗り味を細かく作り込める点にある。

純正サスペンションは、多くの人が安心して乗れることを前提に、快適性や安定性、コスト、耐久性などをバランスよくまとめた仕様になっている。もちろん完成度は高いが、あくまで“幅広いユーザー向け”のセッティングであり、走りへのこだわりや好みに合わせて細かく調整することは難しい。

ユーザーの理想に設定できるHKSのサスペンション

一方、ハイパーマックスSは、走りと快適性をより高い次元で両立するために設計された車高調だ。

ここで少しだけ基本の話をしておこう。車高調とは「車高調整式サスペンション」の略称で、クルマの足まわりを交換するパーツのこと。純正サスペンションでは調整できない車高や乗り味を、自分の好みに合わせて変更できるのが特徴だ。

調整式アッパーマウントも付属。アルミ製のマウントは素材の仕上げ方にもこだわり、より高級感のある質感へとアップデートしている。調整式アッパーマウントとはキャンバー・取付位置を変えられるサスペンションの部品のこと。走行用途に応じてキャンバー最適化やタイヤ偏摩耗軽減、旋回安定性向上が図れる。

多くの車高調では、車高の高さだけでなくサスペンションの硬さも調整できる。そのため「街乗り重視の快適な乗り味」にも「スポーツ走行向けのしっかりした足」にもセットアップできる。

つまり車高調は、クルマのキャラクターを自分好みに変えることができるパーツと言える。

HKSのハイパーマックスSはショックアブソーバー内部の構成を最適化し、段差を通過したときの衝撃の受け止め方や、その後の揺れの収まり方まで細かく作り込んでいる。

つまり純正サスペンションが“誰にでも乗りやすい足”だとすれば、ハイパーマックスSは細部に及ぶ作り込みと調整幅があることで“自分の理想に近づけていける足”である。快適に走りたい人にも、気持ちよく曲がりたい人にも応えてくれる。

段差でバタつきにくいのが強み。HKSが目指した“フラットライド”とは

HKSがハイパーマックスSで目指したのが、「フラットライド」と呼ばれる乗り味だ。これは段差やうねりを通過したときにクルマが大きく揺れないようにし、できるだけ安定した姿勢を保つという考え方。道路の凹凸を通っても揺れがすぐ収まり、車内で感じる不快な動きを減らしてくれる

簡単に言えば、「スポーツカーらしい走りを引き上げつつ、さらに街乗りの快適さを高める」ことを狙ったセッティングだ。相反する性能要求となるが、HKSが長年培ってきたノウハウを惜しみなく注入。そうした理想を実現してきたのが、新しくなったハイパーマックスSなのである。

ピストンやシム、ニードルバルブといったパーツにより構成される高性能ダンパー。自社内で設計や開発、製造までを一貫して行っているのもHKSの強み。高品質に繋がっている。

乗り心地も耐久性も進化。新しいハイパーマックスSは何が変わった?

今回のハイパーマックスSは、2021年の発売から5年を経て大きく進化したモデルだ。段差を乗り越えたときのクルマの動きを見直し、揺れがすぐ収まる落ち着いた乗り味を実現。街中の段差や荒れた舗装でも、しなやかに動いてくれる。さらに車種ごとに細かくセッティングを調整。乗り心地と走りのバランスがより自然になっている。

耐久性も強化され、ダストブーツやリンク部品の素材を見直したことで3年6万kmの保証が新たに設定された。しかも価格は据え置き。性能を進化させながら手の届きやすい価格を維持しているのも魅力だ。

新ハイパーマックスSでは、ダストブーツやバンプラバー、スタビリンクといった細部に至るまで見直しが図られている。より長く使えるサスペンションに仕上げられているのだ。

装着するとどう違う? 街中ではしなやか、ワインディングでは気持ちよく曲がれる

走り出しから乗り心地のよさが実感できる。減衰力をソフト方向に調整すれば、家族に気が付かれないくらいマイルドな乗り味にもできる。逆のハード方向に締め込めばワインディングなどでの軽快感が高まり、スポーツカーらしい走りが楽しめる。

実際にハイパーマックスSを装着すると、まず感じるのが乗り心地の良さだ。街中の段差や荒れた舗装路でもサスペンションがしなやかに動き、クルマの揺れがすぐに収まる。純正よりも落ち着いた、しっとりとした乗り味になる。

ワインディングではコーナーでの姿勢変化が自然になり、タイヤが路面をしっかりと捉えるため安心してアクセルを踏み込める。つまり「快適なのに、走りはむしろ気持ちいい」。そんな印象の足まわりに仕上がっている。

現行だけじゃない。前期モデルのGR86/BRZでも走りの質を高められる!

生まれ変わったハイパーマックスSは、前期モデルのGR86やBRZにも対応している。先代の86やBRZも然りだ。そのため「足まわりに少し不満があるけれど、クルマを買い替えるほどではない」というオーナーでも、サスペンションを交換するだけで走りの質を大きく変えることができる。愛車を長く楽しみたいユーザーにとって、魅力的なアップグレードと言えるだろう。

車高をほどよくローダウンすることで、スタイリッシュに仕上がるのも車高調を入れるメリット。タイヤとフェンダーのすき間が狭くなり、クルマの一体感が増す。なお写真のデモカーはHKSオリジナルのエアロパーツやGTウイングを装着している。

GR86は純正でも楽しいスポーツカーだが、足まわりを変えることでその魅力はさらに引き出される。HKSのハイパーマックスSは、街乗りの快適さとスポーツ走行の楽しさを両立したサスペンションだ。段差を通過しても揺れが少なく、ワインディングでは自然なコーナリングを楽しめる。

日常のドライブをもっと気持ちよくしたい。そんなGR86オーナーにとって、検討する価値のある足まわりと言えるだろう。

【ハイパーマックスS】
価格:227,700円(税込)〜415,800円(税込)
対応車種:GR86、GRスープラ、GT-R、フェアレディZ、シビックタイプR、S2000、ロードスター、RX-7等。各メーカーの主要スポーツモデルはもちろん、ミニバン、コンパクトカーといった車両もラインアップされている。

(編集協力:株式会社エッチケーエス)

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