ドゥカティジャパン株式会社は、ドゥカティ・ワールド・プレミア2026で第二世代モデルとなる新型「DesertX(2026年モデル)」を発表した。
同モデルは、新開発の890ccドゥカティV2エンジン(110hp/92Nm)と、このセグメントで唯一とするモノコックフレームを核に一新したトラベルエンデューロだ。カヤバ製サスペンションやブレンボ製ブレーキ、6軸IMUを用いた電子制御とオフロード向け2種を含む6ライディングモード、5インチTFTなどを備え、シート高は880mmでローダウンにより840mmまで対応する。発売は2026年4月に欧州で開始予定で、5月に米国、6月にオーストラリアに続き、日本でも同年6月の展開を予定している。
DesertX 2026: プロフェッショナル向けパフォーマンス、すべての人にアドベンチャーの喜びを

- ドゥカティが提供する第二世代のトラベルエンデューロは、新しいV2エンジンとモノコックフレームを中心とした完全な新設計です。
- この新型DesertXは、より強靭で高い信頼性をもち、オフロードの走破性を高めるべく、さらに高性能になった新しいサスペンションとソリューションによってアドベンチャー向けに設計されています。
- オフロード走行専用モードを備えた、充実した高度な電子パッケージにより、走りを極めたいライダーは誰でもプロフェッショナルのライディングテクニックを習得することができます。
ボルゴ・パニガーレ(イタリア、ボローニャ)、2026年2月25日 – ドゥカティ・ワールド・プレミア2026での新製品発表の場において、ドゥカティはDesertXの第二世代モデルを披露しました。21インチフロントホイールを備えたこのバイクは、厳しい条件が求められるオフロードライディングの世界にドゥカティが参入する記念すべきモデルです。EICMA 2019で発表されたコンセプトから生まれたDesertXは、2021年に生産が開始され、そのオフロード性能により、多くのマキシエンデューロやアドベンチャーツーリングの愛好家を瞬く間に魅了しました。
DesertXの第二世代モデルは、エルツベルグロデオ、 ラリー・オブ・アルバニア、トランスアナトリア・ラリー、さらには1,500キロもの砂漠を走るNORRA Mexican 1000ラリーといった数々の厳しいコースで何年も開発と競技への参加をしてきた経験とフィードバックから生まれています。新型DesertXは、ドゥカティのモーターサイクルならではのライディングの楽しさを損なうことなく、オフロード性能をさらに向上させることを具体的な目的として開発されました。
その結果生まれたモーターサイクルは一から再設計され、明確なデザイン性を備え、日常使用での乗りやすさをもちながら、より動きを高めたサスペンション、新設計のエルゴノミクス、軽量燃料タンクにより、オンロード・オフロードを問わず旅を楽しむことができます。新型DesertXは、新しいドゥカティV2エンジンとモノコックフレームを核に設計され、よりモダンでパワフルな性能を実現し、一般の愛好家からオフロードのプロライダーまで、あらゆるライダーのライディングスキルを向上させる力を秘めています。
DesertXに最良のエンジン
新しい890ccのドゥカティV2エンジンは、ドゥカティがこれまでに製造した4バルブツインシリンダーエンジンの中で最軽量です。このセグメントで唯一となるインテーク可変バルブ・タイミング(IVT)システムにより、スロットルを開けた瞬間に即座に反応し、全回転域において豊かなパワーを発揮します。
発揮される110 hpのパワーは、オフロードでの性能とオンロードでのライディングの楽しみを両立させる理想的なバランスです。最大トルクは92Nmで、従来モデルよりも豊かなトルクカーブを描きます。3,000 rpmで最大トルクの70%を発生するため、コーナー立ち上がりで鋭いレスポンスと急加速を実現します。DesertX専用に設計されたギア比は、1速から4速までをショート化し、最も過酷な障害物も確実にクリアできる設定としました。一方で6速はロング化し、高速巡航時の燃費性能と快適性を高めています。そして、クラス最高のメンテナンス間隔(バルブクリアランス点検45,000km、オイル交換15,000kmまたは2年)を実現し、高い信頼性とメンテナンスコストの低減を両立しています。

モノコックフレームとレーシングサスペンション
DesertX用に独自開発された、このセグメント唯一のモノコックフレームは、エンジンを構造部材の一部として使用すると同時にエアボックスとしても機能させることで、コンパクト性とフレーム剛性の強化を実現し、ハンドリングと操作性が向上しています。新しいエアボックス配置により、エアフィルターへのアクセス性も向上し、オフロード走行後の清掃作業が容易になります。
リアのトレリスフレームは堅牢かつ信頼性に優れ、ドゥカティの伝統的スタイリングを踏襲しています。これは、エンジンコンポーネントへのアクセス性を高め、整備性向上とメンテナンスコスト削減に貢献します。アルミニウム製のスイングアームは、DesertX専用設計とし、あらゆる障害物に対応する十分な強度を確保しました。
ブレーキシステムはブレンボ製で、M4.32モノブロックキャリパー、新設計305mmディスク、専用パッド、新設計レバーを備えたアクシアルポンプを採用し、オンロードでの最適な制動力を維持しつつ、オフロードでのより優れた制御とレバーフィールを実現しています。新ブレーキシステムにより、オフロード中心のライダーは追加キット不要で大型フロントマッドガードの装着が可能です。
新型シャシーは、DesertXがこのセグメントでベンチマークとして確立してきたオンロードでのバランスと精度を維持しつつ、オフロード性能をさらに向上させました。初心者にも扱いやすく、プロフェッショナルの手にかかれば高いパフォーマンスを発揮します。第二世代DesertXは、プログレッシブリンク機構を備えたリアサスペンションを搭載し、快適性とオフロード性能をより高いレベルで両立しています。新型カヤバ製フロントフォークは、より滑らかな動作で荒れた路面での衝撃吸収性が向上。両サイドに独立した油圧調整機構を搭載しており、経験豊富なライダーは障害物通過時の挙動をより精緻にセットアップできます。
フロント21インチ、リア18インチのチューブレススポークホイールに、タイヤはピレリ製スコーピオン・ラリー・ストリート(90/90、150/70)を採用し、あらゆる用途に対応するオールラウンド仕様となっています。さらに、DesertXはトリプルホモロゲーションを取得しているため、オフロード性能またはオンロード性能を更に高めたいライダーは、ピレリ・スコーピオンシリーズの他の仕様を選択することもできます。
オフロードでのエルゴノミクス
ワイドハンドル、ニーグリップしやすいスリムな車体、軽快なレスポンスを備え、真のオフロードマシンにふさわしいポジションを実現しました。ステップを後方へ、シートとハンドルを前方へ移動させた新エルゴノミクストライアングルにより、オンロードでのスポーティな走行とオフロードでのコントロール性を高めています。
新設計18Lポリマー製燃料タンクは、よりスリムで軽量化され、 着座時の自由度を向上させました。さらに保護用クラッシュパッドにより、オフロードを低速で走行中の転倒から守ります。さらに、燃料重量を低重心に配置することで、ハンドリングと操作性が向上しています。
サイドパネルはライダーの体の動きを妨げない形状とし、グリップ性と車体との一体感を高めるテクスチャーを採用。これにより、スタンディングでのライディングを容易かつ快適に楽しめます。フロントマッドガードを従来モデルよりも高い位置に配置することで、タイヤ上部とのクリアランスが拡大され、ヘビーテレイン走行時に泥が多く付着してもフロントホイールの回転を妨げにくい設計となっています。
水平配置のダッシュボードと標準装備のユーティリティバーを組み合わせることで、フェアリング上部のスペースを有効活用できます。ナビゲーション機器の装着性を高めるとともに、車両直前の視認性を向上させ、オフロードでスタンディング走行する際に障害物をより正確に視認できます。
新型DesertXのシート高は880mmです。ローダウンシートとサスペンションキットを装着することで840mmまで下げることが可能です。

トータルコントロールのための高度なエレクトロニクス
新型ドゥカティDesertXは、6軸慣性プラットフォームを基本とした最新世代の電子制御システムを搭載。ドゥカティのライダーとテスターの経験をもとに、オフロード用途に特化して開発しました。このシステムは車体のロール、ピッチ、ヨーをリアルタイムで検知し、コーナリングABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)、エンジン・ブレーキ・コントロール(EBC)など、各種制御を迅速かつ正確に介入させます。各機能は複数段階で調整でき、スポーツライディング、オンロードおよびオフロード走行時のパフォーマンス、あるいはツーリング時の安定性と安全性の設定まで、あらゆるシーンに合わせて最適化できます。
電子制御は、あらかじめ定義された6種類のライディングモード(スポーツ、ツーリング、アーバン、ウェット、およびオフロード用のエンデューロとラリーの2種)ごとに専用設定を行っています。状況に応じてDesertXの挙動を変更でき、ライダー自身のライディングスタイルに応じて各モードをカスタマイズすることも可能です。
すべての情報は、新型5インチTFTダッシュボードに表示されます。解像度は800×480で、USBポートを2基標準装備しています。表示はロード、ロードプロ、ラリーの3種類のインフォモードから選択でき、昼夜表示を自動で切り替えます。左ハンドルのペタル型ジョイスティックで操作します。各モードは、可読性を維持しつつ、それぞれの状況に対して最も関連のある情報を表示するようになっています。ロードモードおよびロードプロモードでは、オンロード走行に必要な情報を優先表示し、ラリーモードではトリップマスターを含むナビゲーション重視の表示に切り替わります。
DesertXは、4段階のコーナリングABSを搭載しています。レベル1およびレベル2はオフロード専用設計です。レベル1はより高速走行を志向するライダー向け、 レベル2は経験の浅いライダーがオフロード特有の操作に慣れることを目的とし、ダート路面での制動距離短縮と、ABSの安定性と安全性の確保を両立します。レベル3および4はオンロード向けに最適化されており、最大限の安全性を確保しながら、過度な介入を抑えます。ABSはオフロード用途において、EnduroおよびRallyモード選択時に限り無効化できます。
新型ドゥカティ・クィックシフト 2.0は、よりダイレクトかつ正確なギアチェンジを実現します。外部センサーを使用しない設計とすることで、衝撃や泥、埃の影響を受けにくくなっています。この先進的な電子制御技術により、DesertXはオンロードでの楽しさと安全性を両立し、オフロードではよりモダンなライディング体験と従来モデルを大きく上回るパフォーマンスを発揮します。
モダンかつ本質的、真のアドベンチャー
DesertXはモダンで軽量なオフロードバイクです。そのスタイルは「形態は機能に従う」という原則に基づき、一目でその本質を伝えます。フロントセクションを20mm低く設計し、よりダイナミックで軽快な印象を実現しています。
バイクのサイドビュー、フェアリングのカットライン、フロントのライトクラスターは、従来モデルのコンセプトをよりモダンでダイナミックな形で再解釈しています。エアフローを導いて熱快適性を高めるダクトや、プラスチックカバーで保護したスリムなフューエルタンクなどのソリューションにより、オフロード適性を高めると同時にデザイン性も向上させました。
テールはテクニカルかつミニマルなデザインです。補助タンク、パッセンジャー用グラブレール、サイドケースフレームなどのアクセサリーが取り付け可能で、プログレッシブ・リアサスペンションなど、DesertXの最も重要なメカニカルコンポーネントをあえて視覚的に強調しています。ボディパネルを最小限に抑えた構成とリアライト周りの造形が、オフロード志向の個性をさらに強調しています。
DesertXをさらに際立たせるドゥカティパフォーマンス
DesertXの汎用性、快適性、あるいはオフロード性能を高めたいライダーのために、ドゥカティはドゥカティパフォーマンスアクセサリーを豊富に用意しました。リア補助タンクは航続距離を向上させ、総容量を8L増加させます。転倒時には最初に接触する設計とすることで、車体の重要コンポーネントを保護します。ラジエーターガードとブルバーは、DesertXの圧倒的な走破性をさらに高め、大型スクリーンと強化ハンドガードは快適性と保護性能を向上させます。
アルミニウム製パニアケース(専用フレーム付)は高い容量と堅牢性を備え、伝統的なツーリングスタイルを好むライダーに最適です。一方、オフロードアドベンチャー志向のライダーには、Mosko Motoと共同開発したフレームレス・ソフトバッグキットを用意しました。
電子装備関連では、日常使用に適したアクセサリーを用意しています。スマートフォンとのBluetooth接続を可能にするドゥカティ・マルチメディア・システム(DMS)や、常時連携型のライディング体験を実現するターン・バイ・ターン・ナビゲーターを設定しています。スポーツ志向のライダーに向けて、テルミニョーニと共同開発した認証サイレンサー(チタンインナーおよびカーボンエンドキャップ仕様)もラインナップしています。


発売時期とカラー
新型ドゥカティDesertXは、2026年4月には欧州の販売店で販売開始予定です。続いて5月に米国、6月にはオーストラリアつづいて日本で展開を予定しております。
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新型Desert X V2 製品ページ
https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/desertx/desertx-v2
リリース提供元:ドゥカティジャパン株式会社








