愛車を所有する喜びのなかでも、「他とは違う車に乗っている」という実感は格別なもの。その際、大がかりなカスタムをせずともエクステリアの印象を劇的に変えられるホイール交換は有効な手段になるだろう。
しかし、星の数ほどある選択肢から「最適解」を導き出すのは容易ではない。
とくに近年のプレミアムカーは純正状態ですでに完成された美しさを持っており、「純正のラインは崩したくないが、量産仕様のままでは少し物足りない」「奇をてらわず、足元でスマートに個性を主張したい」とジレンマを抱えるオーナーも少なくないだろう。
そこで本記事では、「MONZA JAPAN(モンツァジャパン)」が展開する気鋭のフラッグシップブランド「GEXSIS(ジェクシス)」から、新型クラウンシリーズやレクサスRX/NX専用モデルとなる最新ホイール「GT012」をピックアップ。
純正の美しさをキープしながら、さらに上質な佇まいへと昇華させたいオーナーは、ぜひGT012が持つ“大人の嗜み”としての魅力に注目してほしい。
老舗メーカー「MONZA JAPAN」から誕生した最高峰ブランド「GEXSIS」のアイデンティティ

足元からカスタムシーンを牽引するMONZA JAPANの多彩な提案力

アフターホイール業界において確固たる地位を築くモンツァジャパンは、その意匠性の高いデザインによって、長年にわたり日本のカスタムシーンを足元から支え続けてきた存在だ。
その強みは、目まぐるしく変わるトレンドを的確に捉え、ユーザーの細分化されたニーズに応えるブランド展開力にある。
たとえば、昨今のアウトドアブームとリンクし、無骨でタフなギア感を演出するオフロードテイストの「HI-BLOCK(ハイブロック)」や、軽自動車の足元をファッショナブルに彩る「PIEDINO(ピエディーノ)」など、車種のキャラクターやオーナーのライフスタイルに寄り添った多彩なシリーズを取り揃えている。
手軽にオシャレを楽しむためのポップなデザインから、ワイルドなアウトドアテイスト、さらにはラグジュアリーでアーティスティックな高級路線まで。モンツァジャパンは、さまざまなオーナーの「愛車をさらに自分好みにしたい」という切実な思いに応え続けるメーカーなのである。

プレミアムカーの品格を高める新フラッグシップ「GEXSIS」
そのモンツァブランドの頂点に君臨する新たなフラッグシップとして、2023年に誕生したのが「GEXSIS(ジェクシス)」である。
同社にはそれまで、長らくラグジュアリー路線を担ってきた「Warwic(ワーウィック)」というブランドが存在する。ただ昨今、ハリアーやアルファード、レクサスRXなどに代表される「プレミアムSUV・ミニバン」の車格が著しく向上し、ステータス性へのニーズが加速しているのも事実。その流れに呼応する形で、新たな最高峰ブランドとして産声を上げたのがジェクシスだ。
ジェクシスが標榜するのは、ただ闇雲に自己主張するカスタムではない。プレミアムカーに見合った品性を保ちつつ、丁寧に「純正+α」の洗練されたドレスアップを実現する提案力こそが、ジェクシスの身上なのである。
その提案力は、「純正の美」に対する敬意によってもたらされる。すなわち、ターゲット車種が本来持っているボディラインの美点を徹底的に追求し、「デザインやキャラクターを引き立てるには何が必要か」を突き詰めていく姿勢が、ジェクシス特有の「上品なフィット感」につながっているのだ。
“純正の美学”を精悍にアップデートする新作ホイール「GT012」

“プレミアムな躍動感”を体現する、洗練のツイストメッシュ
アフターホイールメーカーのフラッグシップブランドとして、「純正のプレミアム性を活かしつつ昇華させる」というミッションを課されたジェクシス。その高いハードルを乗り越えるため、彼らはつねに純正のデザインを知り尽くし、それをリスペクトしながらアップデートを加えていく。
そのジェクシスの新作「GT012」は、ソリッドな質感と精緻かつシャープな意匠を融合させたメッシュホイールだ。クラウンシリーズおよびレクサスRX/NXにターゲットを絞り、デザイン面での上質な調和を追求している。
近年の高級車の純正ホイールに多く採用されている「ツイスト(ひねり)」を加えたデザインのトレンドを汲みつつ、エッジの効いた10交点のメッシュ形状でアフターホイールならではのクリエイティビティを発揮。さらにスポークを極限までシェイプアップすることで、硬質な素材感を保ちながらスポーティな躍動感を足元に宿しているのだ。
ラギッドかつ繊細な造形美。細部にまで宿る「フラッグシップとしてのプライド」

鋳造の常識を覆す、エッジを効かせたスポーク造形
GT012の特長は、ホイール製造の現場で広く流通する鋳造製法を採用しながら、まるでアルミブロックから削り出した鍛造ホイールのような、スパルタンかつ硬質な表情を湛えている点にある。
通常、鋳造製法では金型から製品を抜きとる製造プロセスの制約上、スポークの角にある程度の丸み(R)を持たせるのが定石となる。ただ、それがデザイン面での野暮ったさを生んでしまうことも。
一方、GT012の開発においては、度重なる試行錯誤の末、型が抜けるギリギリまで角を立たせることに成功。研鑽を重ねることで、極限まで細く、鋭くエッジを効かせたスポークラインは、光の当たり方によってシャープな陰影を生み出している。
そうしてホイールに射し込むコントラストは、近年のクラウンシリーズやレクサス系SUVの流麗かつ起伏に富んだボディラインと見事にシンクロする。鋳造ホイールの限界を突破した、作り手の執念が宿るプロポーションが、プレミアムカーの足元においても確たる個性を発揮するのである。
ミリ単位の攻防が生み出した、軽量化と機能美の融合
ハイブリッドやPHEVといった重量級の車体を支えるプレミアムカーにおいて、バネ下重量の軽減による運動性能・燃費性能の向上はアフターホイールの絶対条件だ。GT012は、その課題をクリアするための軽量化を、単なる「肉抜き」ではなく高度な「デザイン要素」として昇華させている。

たとえばスポーク側面のスリットは、長さや深さがミリ単位で厳密に計算されており、十分な強度を確保しながらダイナミックな立体感を演出。とくに斜めから覗き込んだ際には、スポークがさらに複雑に枝分かれしているかのような、多層的な造形美に見とれることだろう。
さらなるディテール上の工夫として、リム部のアンダーカット加工にも注目したい。リムの駄肉を削ぎ落とすだけでなく、スポーク裏の奥行きとシャドウを強調し、足元を力強く支える迫力をさりげなく加えている。
軽量化への機能的な要求と、視覚的な美しさが高い次元で融合した、まさに機能美と呼ぶにふさわしい仕上がりがここにある。
大口径感を極める視覚的ギミック
一般的にブラックのメッシュホイールは、収縮色で実際のサイズよりも小さく見えやすく、またタイヤとの境界も曖昧になり存在感が出しにくい傾向にある。
だがこのGT012においては、21インチの大口径感を極限まで引き出すための視覚的な工夫がいくつも凝らされ、上の難点を見事にクリアしているのだ。
まず特筆すべきはスポークの構造である。天面を細く見せつつ、奥側に向かって徐々に太さを持たせることで、強度を確保しながらスポークの「細さと長さ」を強調。
さらに、スポークをリムフランジの縁ギリギリまで延長し、ディスク面いっぱいにスポークが枝分かれしていくような伸びやかさを演出している。
ジェクシスの創意はこれに留まらない。タイヤとの境界線となるリム外周部にあえてスリットを設けることにより、タイヤとホイールの境界を明確に主張し、ブラックホイールでありながらインパクト抜群の存在感を獲得しているのである。

センターキャップ周辺の作り込みも秀逸。台座部分をホイール同色のグロスブラックで統一し、そこにゴールドのラインとジェクシスのロゴをあしらうことで、シックでありながらラグジュアリーな色気を放つ。
なお、このセンターキャップ部はレクサスRXの純正キャップをそのまま流用することもできる。Lマークを残したいオーナー心理に寄り添う、さりげない配慮も嬉しいポイントだ。
迷いを排除した、21インチ“ワンサイズ”の美学

GT012のバリエーションは、「21インチのワンサイズ・ワンカラー」というストロングスタイル。この潔い展開は、限られた車種のポテンシャル向上に特化した「専用設計」だからこそ成せる業だ。
ホイール選びにおいて「カタログのデモカーは21インチでカッコよかったが、自分の愛車に合う19インチを買ったら、スポークの迫力がいまいちだった」というのはよくある失敗談。
しかしGT012はワンサイズ展開ゆえに、サイズ違いによる見え方の変化を危惧する必要がない。デモカーの美しいプロポーションが、そのまま自分の愛車で再現できるという安心感がある。
“専用設計”が実現する極上のフィッティング

ホイールサイズ:21inch×8.5J +35
タイヤサイズ:235/45/R21
クラウンスポーツのボディラインと共鳴する、計算され尽くしたデザイン相性
GEXSIS GT012は、適合車種を徹底して絞り込んだハイエンドホイール。照準を合わせているのは、クラウンスポーツ、クラウンクロスオーバー、エステート、そしてレクサスRX/NXといった最新のプレミアムモデルだ。
とくに、開発段階から強く意識されたというクラウンスポーツとは極上のマッチングを見せる。クラウンスポーツが持つ、大きく張り出したエモーショナルなリアフェンダーや、鋭く切れ上がったキャラクターライン。そこへ、GT012のツイストを加えたシャープなメッシュデザインが組み合わさることで、精悍な疾走感が生まれるのだ。
さらに「グロスブラック」の採用も、メインターゲットであるクラウンスポーツのフェンダーアーチに見られる「艶ありのブラック」との一体感を計算したもの。車体全体のカラーコーディネートを底上げするための、緻密な美学が貫かれている。
社外ホイールが浮いてしまうことなく、まるでメーカーが用意した特別なハイスペックグレードであるかのような、極上のフィッティングを約束する設計がなされているのである。
ホイールのスペシャリストが似合うカテゴリーやカスタムを伝授!
GEXSIS GT012の特徴をこれまで紹介してきたが、最後にホイールとタイヤのスペシャリストに〝似合うカテゴリー〟や〝カスタムの方向性〟などを伝授してもらおう!
伝授してくれるのは次の二つのショップだ。

クラフトは、乗用車用タイヤとアルミホイールを中心に自動車用品・部品の販売サービスを行う「タイヤ&ホイールの専門店」。1972年創業で、店舗では3Dアライメントなどのピットサービスに対応し、PIT予約も用意。買取・下取にも対応し、URBAN OFF CRAFT併設店など、ドレスアップから四駆カスタムまで相談しやすい体制が特徴だ。
https://www.craft-web.co.jp/

カーポートマルゼンは、アルミホイール・タイヤを中心に自動車用品を扱うタイヤ&ホイール専門店。公式サイトでは車両情報に合わせた適合データ表示で商品検索ができ、セット購入時は組み込み・エアー調整・バランス調整済みで出荷。取付は各店舗での作業に加え、全国の協力店紹介にも対応する。
https://www.maluzen.com/
どんな車両に合う?

クラウンスポーツやレクサスRXなど。両車の純正6POTキャリパーや、純正ボルト、TPMSバルブに対応している点も嬉しいポイント。

SUVはもちろん、ミニバンにも合わせやすいです。
ハマる方向性は?

ノーマル車でも、“足元だけで変化”が出せるタイプです。純正の雰囲気を壊しにくいのがポイントです。

ほどよくローダウンと相性が良く、上質にまとめやすいです。
ホイールを選ぶ時のサイズ感は?

大径に振るというより、同インチのまま太さ/インセットで攻めるのが似合います。

見た目の変化をしっかり出すなら、2インチアップが決まるホイールです。
似合うカスタムジャンル/完成度が上がる合わせ技を教えて!

方向性は ラグジュアリー(都会派・上質) がド真ん中です。

カスタムビギナーなら、まずは ローダウン(軽め)をしたいところ。これだけでも完成度はかなり高まります。

ローダウン(軽め)+控えめエアロ+ブレーキ強化(キャリパー/ローター)まで入れると、完成度がグッと上がります!
このホイールの推しポイントは?

足元が大きく見える(視覚効果)のが強みです。

どのボディカラーにも合わせやすいのが推しポイントです。
このホイールと相性の良いタイヤは?

上質(静か・大人っぽい)なタイヤで、なおかつ、薄めでシャープ(扁平寄り)なタイヤだとよりこのホイールにハマります。

タイヤのカテゴリなら、プレミアムコンフォート(静粛/乗り心地)が相性◎です。

タイヤのカテゴリは、使い方に合わせて スポーツ/プレミアムコンフォート/スタンダードまで幅広くチョイスしていいと思いますよ。
どんな人におすすめ?

純正の雰囲気を崩さず、センス良く完成度を上げたい“スマートなこだわり派”におすすめです。

大口径の迫力で、街乗りの印象をガラッと変えたい人に最適です。
「この車両に合わせたらハマる」想定車種は?

クラウンスポーツ/レクサスRX

クラウンスポーツ/ハリアー
取材協力
アーバン オフ クラフト鈴鹿店




カーポートマルゼン東大阪店




GT012がもたらす「大人の優越感」

GT012を装着することは、完成されたプレミアムカーのバランスを崩すことではなく、その車が持つ「スポーティさ」や「上質さ」のポテンシャルを引き上げることを意味する。足元に硬質でシャープな機能美が宿ることで、車の印象は「美しい量産車」から「パーソナライズされた特別な1台」へとシフトするのだ。
その上品さは、派手なカラーや奇抜なデザインで周囲の目を引くスタイルとは一線を画している。たとえば駐車場で愛車を見つけたとき、あるいは街のショーウィンドウに映った愛車の姿を見たときに「やっぱこの車、カッコいいな」と密かな優越感に浸る……。GT012はそのような「大人の喜び」を感じさせてくれるホイールなのだ。
純正の美学は壊さず、確かなアイデンティティを足元に宿す。そんな大人のドレスアップをスマートに叶えてくれるGEXSIS GT012は、愛車の品格をさらに一段高みへと導いてくれる、才色兼備なマスターピースとなるだろう。
(編集協力:株式会社ジャパン三陽)






