モビリティ技術の進化が加速する現代において、空飛ぶクルマやドローンといった次世代航空機の実現には、材料技術の革新が不可欠である。特に、機体の軽量化と安全性の確保は、開発における重要な課題として認識されている。
このような背景のもと、名古屋大学発のベンチャー企業である株式会社ソラマテリアルと、服部株式会社が、未来の航空宇宙産業を支える画期的な新材料技術に関するセミナーを2026年3月5日に名古屋で開催する。本セミナーでは、「空気に浮く」レベルの超軽量材料と、環境に優しい新規難燃剤の開発最前線が紹介され、次世代モビリティの可能性を広げる技術の全貌が無料で公開される。
航空宇宙産業の新材料セミナー、未来のモビリティを支える
本セミナーは、次世代モビリティの実現に向けた材料技術の重要性を深く掘り下げることを目的としている。機体の軽量化は燃費効率の向上や航続距離の延長に直結し、安全性は万が一の事故発生時における被害軽減に不可欠である。これらの課題に応える新材料に焦点を当てることで、参加者は未来の航空宇宙産業を形作る技術の最前線に触れることができる。
特に、ドローンや空飛ぶクルマといった新たなモビリティの普及には、バッテリー性能だけでなく、機体そのものの軽量化が求められる。また、高分子材料の難燃化技術は、航空機や自動車の安全基準を満たす上で極めて重要となる。本セミナーは、これらの技術がどのように開発され、社会実装を目指しているのかを具体的に学ぶ機会を提供する。

セミナー告知画像
「空気に浮く超軽量材料」が拓く可能性
セミナーの最初の講演では、名古屋大学発のベンチャー企業である株式会社ソラマテリアルが社会実装を目指す「ナノカーボンを利用した空気に浮く超軽量材料」について、開発者の上野智永氏が解説する。同社によると、「空気に浮く」という表現は比喩ではなく、実際にそのレベルの超軽量性を実現する技術であるという。ナノカーボン(原子レベルで制御された炭素材料)は、非常に高い強度と軽さを両立させることが可能である。
この材料が実用化されれば、航空機の燃費効率は飛躍的に向上し、より安全で快適な空の旅が実現すると期待される。また、ドローンや空飛ぶクルマのバッテリー消費を抑え、航続距離を伸ばす上でも、ゲームチェンジャーとなる可能性を秘めている。さらに、高分子材料の「難燃化技術」についても深く掘り下げられる。難燃剤とは、材料が燃え広がるのを防ぐための薬剤であり、航空宇宙分野では、万が一の事故の際に乗客の安全を確保するため、極めて高い難燃性が求められる。最新の技術と燃焼解析手法について学ぶ貴重な機会となる。
環境と安全を両立する新規難燃剤開発
第二の講演では、服部株式会社の深井大氏が、新たな難燃剤開発への挑戦について語る。同社が開発した難燃剤は、「リン・ハロゲンを使用しない」という点が画期的である。従来の難燃剤にはリンやハロゲン化合物が用いられることが多かったが、これらは環境負荷や人体への影響が懸念される場合がある。法規制が厳しくなる中で、環境に優しく、かつ高い難燃性能を持つ材料の開発は、まさに時代の要請と言えるだろう。
服部株式会社は、「一本の糸を紡ぐように事業をつないできた」と説明しており、伝統と革新が共存する日本のモノづくり精神を体現している。8年前からこの新規難燃剤開発に取り組んできたという同社の情熱と努力の物語は、技術者だけでなく、ビジネスに携わる全ての人にとって示唆に富む内容となることが予想される。
講演後には、登壇者や参加者との名刺・情報交換会が設けられている。最先端の技術に触れ、直接開発者と交流できるチャンスは貴重であり、新たなビジネスチャンスや共同研究の可能性が生まれることも期待される。
参加情報
本セミナーは、次世代モビリティや新材料技術に関心のある人々にとって貴重な学びと交流の場となる。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 日時 | 2026年3月5日(木) 13:30~16:15 (受付:13:00~) |
| 会場 | 名古屋駅前イノベーションハブ (ウィンクあいち15階) |
| 参加方法 | 会場参加のみ |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 限定20名 |
| 主催 | (公財)名古屋産業振興公社、名古屋市 |
| 申込締切 | 2026年3月3日(火) |
お申し込み方法
お申し込みは以下のいずれかの方法で受け付けている。
- 専用フォームから:
こちらからお申し込みください:https://nipc.short.gy/space_materials メールでのお申し込み:
(公財)名古屋産業振興公社 産業連携推進部
E-mail: carbon@nipc.or.jp
定員が20名と限られているため、興味のある方は早めの申し込みが推奨される。詳細はこちらでも確認できる。
https://www.nipc.or.jp/placia/teikyo/kouen.html
お問い合わせ:
(公財)名古屋産業振興公社 産業連携推進部
TEL:052-655-5020
本セミナーは2026年3月5日開催予定であり、空飛ぶクルマやドローン、新材料開発といった次世代モビリティ技術に関心を持つ技術者やビジネスパーソンに適している。定員が20名と限られているため、参加を検討している場合は、2026年3月3日の申込締切までに公式サイトで詳細を確認し、早めに申し込むことが望ましい。名古屋から始まるイノベーションの波に触れる絶好の機会となるだろう。
リリース提供元:公益財団法人名古屋産業振興公社








