トライアンフモーターサイクルズジャパンは、新型モーターサイクル「Speed Twin 1200 Cafe Racer Edition」を世界限定800台で発表した。本製品は、1960年代のカフェレーサー(フェンダーを短縮しシンプルさを強調したカスタムスタイル)の美学と現代の技術を融合させた特別な一台であり、バイクを操る真の喜びを求めるライダー、そして歴史と最新のテクノロジーを重視する自動車・バイク愛好者を主なターゲットとしている。予約注文は1月27日より開始されており、2026年2月中旬から店頭での納車が予定されている。
トライアンフ「Speed Twin 1200 Cafe Racer Edition」の概要
「Speed Twin 1200 Cafe Racer Edition」は、クラシックなカフェレーサーの精神と現代のハイスペックが融合した限定モデルである。世界で800人のオーナーのみが手にできるシリアルナンバー入りの証明書が付属し、その希少性を際立たせている。メーカーは、このモデルが単なる限定車ではなく、深い歴史と現代の技術が織りなす「芸術品」であると説明している。
デザイン面では、まずその洗練されたスタイリングが目を引く。英国のレースシーンに敬意を表した専用カラーリングとグラフィックが特徴である。
| 要素 | 詳細 |
|---|---|
| カラーリング | コンペティション・グリーンとアルミニウム・シルバーのツートーン。エンパイア・ゴールドのコーチラインと「Cafe Racer Edition」グラフィック。サイドパネルには大胆な「12」ナンバー。 |
| 特別装備 | ピリオンステップ廃止(タンデム用は同梱)、クリップオンハンドル、ブラウンのバレットシート、切削加工バーエンドミラー。 |
| ディテール | リブ付きクラッチ/オルタネーターカバーのバッジ、ブラックのヘッドボルトカバー、立体的なニーパッド、隠されたケーブル類。 |
深みのある緑とシルバーの組み合わせは、ブリティッシュレーシンググリーンを彷彿とさせる。ゴールドのラインは手作業で描かれたような温かみと高級感を加え、サイドパネルの「12」ナンバーはレーシングスピリットを表現している。また、スポーティーさを追求したシングルシートや低く構えたクリップオンハンドル、切削加工のバーエンドミラーといった特別装備は、純粋な走りのためのデザインが施されている。目立たない部分にまでこだわったディテールが、所有する喜びを高める要素となっている。



往年のスピリットと現代の技術が融合したライディングフィール
トライアンフの歴史において、1937年に登場した初代「Speed Twin」が世に広めた「バーチカルツイン(並列2気筒)」エンジンは重要な存在である。このエンジンは、単なる速さだけでなく、ライダーが自然にライディングを楽しめる速さの在り方を提供した。新型「Speed Twin 1200 Cafe Racer Edition」も、そのDNAを色濃く受け継いでいるとメーカーは説明している。
アクセルを開けた瞬間に伝わるトルクは、エンジンの回転数を意識せず、ギア選択に神経質にならずとも、ライダーが意図した瞬間に加速できる心地よさを実現している。素直なハンドリングも特徴であり、入力に対して過剰に反応せず、修正も容易であるため、無理なく自分のリズムでターンやブレーキングが可能である。これにより、バイク本来の楽しさを存分に味わえる設計となっている。
エンジンは、高圧縮化されたボンネビル1200バーチカルツインエンジンを搭載し、7,750rpmで105PSを発揮する。特徴的な270度クランクと低慣性クランクシャフトが、鋭いレスポンスと鼓動感あふれるパワーデリバリーを実現している。足回りには、俊敏な走りを支えるトップスペックのコンポーネントが採用されており、マルゾッキ製フルアジャスタブルフロントフォーク(伸び側・圧側の減衰力、プリロードなどを調整できるフロントサスペンション)と、オーリンズ製リアサスペンション(後輪の衝撃を吸収する装置)が装備されている。制動力にはブレンボ製Stylemaツインキャリパー(前輪に二つのブレーキキャリパーを装備する方式)と320mmディスク、そして高性能メッツラーRacetec RR K3タイヤが奢られている。



ライダーを支える最新テクノロジーと快適性
クラシックな外観とは対照的に、「Speed Twin 1200 Cafe Racer Edition」は最新のテクノロジーを搭載し、ライディングの安全性と快適性を高めている。これにより、ツーリングからスポーツ走行まで、幅広いシーンでの対応が可能となっている。
具体的には、Road、Rain、Sportの3つのライディングモードが用意されており、路面状況やライダーの好みに合わせてエンジンレスポンスを最適化できる。安全性においては、最適化されたコーナリングABS(車体の傾きに応じてABSの介入度を最適化するシステム)とトラクションコントロール(後輪の空転を検知し、エンジンの出力を制御して駆動力を確保するシステム)が搭載され、常に自信と安定感のある走りを提供する。また、トライアンフ・シフトアシスト(クラッチ操作なしでギアチェンジが可能なクイックシフター)により、スムーズなシフトチェンジが可能となり、特にスポーツ走行時における操作性が向上している。
さらに、モダンな使い勝手も考慮されており、LCD/TFTディスプレイ(液晶ディスプレイと薄膜トランジスタ液晶ディスプレイを組み合わせた多機能表示パネル)はクラシックな円形ダイヤルに収められながらも、ターンバイターンナビゲーションやスマートフォン接続、そして便利なUSB Type-C充電ソケットまで完備されている。これらの機能は、長距離のツーリングや日常使いにおいてもライダーをサポートする。

価格と発売情報
「Speed Twin 1200 Cafe Racer Edition」は、世界限定800台という希少性と専用のプレミアムな装備、そしてトライアンフの歴史を背景に、高い価値を持つモーターサイクルである。価格と発売情報は以下の通りである。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 2,519,000円(税込) |
| 予約開始日 | 2026年1月27日 |
| 納車開始日 | 2026年2月中旬予定 |
| 対象モデル | Speed Twin 1200 Cafe Racer Edition |
本製品は、日常のライディングはもちろん、ガレージに収まっている姿でさえオーナーの所有欲を高める一台となるだろう。世界限定800台の稀少モデルであるため、購入を検討している場合は、早めに全国のトライアンフ正規販売店への問い合わせが推奨される。
主要諸元
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エンジン | 水冷SOHC並列2気筒 8バルブ270°クランク、1200cc |
| 最高出力 | 105PS/7,750rpm |
| 最大トルク | 112Nm/4,250rpm |
| サスペンション | フロント:Marzocchi製43mm径フォーク、リア:オーリンズ製ツインRSU(フルアジャスタブル) |
| ブレーキ | フロント:320mmツインフローティングディスク、ブレンボ製Stylemaラジアルキャリパー。リア:220mm径シングルディスク、Nissin製2ピストンキャリパー。 |
| 車体重量 | 217kg(乾燥重量) |
| 燃料タンク容量 | 14.5L |



まとめ:歴史と未来を刻む特別な一台
「Speed Twin 1200 Cafe Racer Edition」は、単なる移動手段としてのバイクではなく、1960年代のカフェレーサーたちのスピリットと、トライアンフが長年培ってきたバイク作りの哲学、そして最新のテクノロジーが結晶となった特別な一台である。街中での走行から郊外のワインディングロードでのツーリングまで、このモーターサイクルはライダーの五感を刺激し、走るたびに新たな発見と喜びを提供するだろう。
本製品は2026年1月27日より予約注文が開始されており、2026年2月中旬から納車が予定されている。歴史と最新技術の融合を求めるライダー、そして所有する喜びを重視するバイク愛好者に適したモデルである。世界限定800台という希少性を考慮し、購入を検討する場合は、早めにトライアンフ公式サイトや全国のトライアンフ正規販売店で詳細を確認することが推奨される。
リリース提供元:トライアンフモーターサイクルズジャパン








