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MOTTOラフロ掲載日:2023年2月7日
さて、今回は去年の冬ふらりと見つけ遡上した寒川の目久尻川につづく、「気になる川を遡上するシリーズ~横須賀:「関根川」編~」待望の?第二弾! 今回ワタクシが目指したのは日本に2本しかないという「関根川」のうちの1本、横須賀にある普通河川「関根川」。
この川の存在を知ったのはうちの会社の貿易担当をしているハーレー乗りの山ガール、堀内サンの「セキネさん!横須賀にあやしい川で関根川ってのがあるよ!」との報告から。それは是非調べにゃなるまい、ということで冬の晴れ間にレッツGO!
旅のスタートは葉山堀内の真名瀬バス停から
今回の報告をくれた堀内サンに敬意を表しスタート地に選んだのは、三浦半島の西側、葉山は「堀内」にある真名瀬バス停。

ここは遠くに江の島、そして奥に富士山(この日はちょっと雲がかかってましたが)が見える、知る人ぞ知る絶景スポット。海沿いの細い道を地元の人や景色を楽しみながら歩く観光客に注意してゆっくりと南下。
これまで湘南国際村には何度か行ったことはありますが、目指す「関根川」なる川を見た記憶はナシ。
葉山御用邸の前で134号に戻り、これまた夕陽スポットで有名な立石公園の手前の信号を左折、大きく口を開けるトンネルにバイクを乗り入れ湘南国際村方面へむかいます。
県道217号沿いに「関根川」の看板を発見!
相模湾沿いの134号から湘南国際村にむかう県道217号に入りトンネルを抜けると、ちょっとした里山のような長閑な風景が広がります。比較的交通量のある県道は流れに乗って走っていると絶対気づかないであろう、右側の土手の陰に「普通河川 関根川」の看板を発見!

この看板を見つけたところを起点としてまずは川沿いの脇道にそって遡上開始! 橋の欄干に確かに関根川の文字を確認しましたよっ。

先ほどの橋から上流に広がる流れは正直ちょっと荒れ放題で、勝手にイメージしてきた「山間部からチョロチョロと湧き出る清流」とは程遠い情景にちょっとだけココロが……。

ほとんど流れのないその関根川は川というより「淀み」に近く……。うぅ、くじけそうな気持を奮い起こし流れに沿ってさらに上流を目指します。

左に流れを感じながら進むとやがて道は大きく右にそれ、流れはまっすぐ上流へと続きます。仕方ありませんね。一旦ここでバイクを降り、階段を徒歩で上がりましょう……。

入口になんだか「千と千尋の神隠し」に出てきそうな石碑があるのが気になりつつ登ります……。階段の左側に関根川は見えないのですが、生垣の隙間から覗くとまだ確かに流れがありますね。

上流に行くにつれ細くなった流れは、心なしか水も少しきれいになったような??その流れは階段状に高度を上げていき、音が静かになるあたりでどうやら斜面の土管の中に消えたようです。ふと後ろを振り返ると三浦半島の内陸部にもまだまだ山があるんだなぁと感じる風景……。

緩やかに続く階段を登り切った先には、水の枯れた池のある広場のようなスペースが。その広場の池の一番下流にマンホールがあり、どうやらそこも先ほど埋没していった土管につながっている模様……。

ではこの池の上流こそが目視で確認できる関根川の源流なのか!? やや駆け足になりながらその先を探ると……。

「え??水も湧いてないし、ただの藪になってるけど??このヤブが関根川のはじまり??」頭にいっぱい「?」を浮かべつつその薮の後ろに抜けると……。

途中で逸れた県道217号が湘南国際村のマンションの真下の交差点に出ました! つまり「普通河川 関根川」ってのは湘南国際村を源流としている、ってことですかね? やや釈然としない川の起源にまあ、そういうこともあるかと思いつつバイクまで戻り、今度は「関根川」の看板のあったところまで下ってから下流方面を調べてみましょう。
普通河川 関根川 の下流を調べてみる
そもそも「普通河川」て何?ってハナシですが調べてみると、普通河川(ふつうかせん)とは、一級河川、二級河川、準用河川のいずれでもない河川(法定外河川)のことで、河川法の適用・準用を受けていない。市町村が必要と考えれば条例を策定し管理している。管理者は市町村長である。普通河川は法定外公共物である(Wikipediaより)
まあ、飲用や工業用でもなく普通の排水や湧き水を集めてきた川、ってことでしょうか。ふと橋の上から下流を見てみると斜面の途中の土管からまあまあな水量の支流とその先にさらに2方向から合流してくる流れが。

ん?下に看板がありますね。看板には「関渡川」とあります。ふと見ると山の奥から流れ出てくる伏流水的なものが。

ひんやりと山影で水が凍っているこの地点こそが関根川の源流に違いない!とココロに思いつつ、流れをたどるため今一度県道へ復帰、トンネルに入る手前を川沿いに左にそれる小道を発見。うっそうと茂る杉林の中の道を進むと通り沿いに「関根御滝不動尊」という神社が。

ガラス引き戸を開けてお参りしつつ横を見ると水が出ていますね?ややぬるめの湧き水的な??

飲めるのか??一瞬上流の生活排水が頭をよぎりますが、まあ違う所からの湧き水のようです。

ようは自己責任ってことですね。了解しました。そこからトンネルの上をまたぐようにして開けたところに出ると「関根川親水施設」があります。夏には涼しそうでよさげな所ですね。

道路沿い案内板の左手の奥には光り輝く相模湾が見えています。このあと関根川は134号沿いのレストランの裏をとおりひっそりと相模湾に合流するという短い一生を人知れず終えることになります。。
地元の人しか知らないであろうマイナーな川をたどる旅、今回も微妙な空気の中終わることになりましたね。。第三弾があるかどうかは。。ってことで(汗)

アジフライの人、激オシの店「新兵衛」で定食を♪
この日はもうひとつ昨年から持ち越していた気がかりなことを確かめに来ました。それは毎週月曜日に更新されるフリーカメラマン増井貴光氏による、「美味しいアジフライを求めて走る旅」で紹介されていた「これまでのアジフライ旅史上1、2位を争うアジフライ」を出すというお店の探索。
そのお店は長井漁港からソレイユの丘に抜ける途中のバイクならギリOKってくらいの細い脇道をちょろちょろ入って辿り着く先にある「新兵衛」というお店。

外観からはほんとにわかりにくいです。パッと見ふつうの民家で暖簾をくぐると、ちょっとした食堂くらいの部屋に2つある大机と奥のカウンターもほぼいっぱい……。
ちょうど昼時の繁忙期でおばさんが二人で切り盛りしているものの、接客していただけるような余裕ナシ……。お目当てのアジフライ定食1500円(昨年からやはり200円値上がりしてました。。)を注文し、やっとカウンターの端にすわり待つこと約30分……。

ご覧の通り、間違いのない肉厚でどデカいアジフライが2つ、ふわふわアツアツでやってきました! 「さすがアジフライの人、増井さん、ブラボー!」とココロの中で叫びながら、普通盛でしたがお腹いっぱい大満足で店をあとにしました!
帰路、人でごった返すマーロウ秋谷本店を素通りし、ちょっと空いている逗葉新道店で家族にお土産プリンを買うことも忘れずに。

冬の日に微速でもバイクを操作しやすいグローブ RR8648
今回は晴れていますが風が冷たく日陰の水たまりが凍っている気温約4~5℃のなか、午前中からのお出かけ。
いつものRR7992 WGプリマロフトチタンインナージャケットと次の秋冬の新作サンプル数点、そして操作性重視のグローブとしてRR8648 プロテクションツアラーウインターグローブをセレクト。狭い港町の裏道や苔の生えた脇道で微速でのバイクコントロールにも活躍しました。
さて、近場で短時間ながらも複数のテーマをもって楽しめた冬の晴れ間のチョイノリツー、いかがでしたか? 以上、東北青森出身ですがじつは雪道の運転経験はほぼない、ラフ広報セキネがお届けしました。
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