2025年8月19日(火)、東京・秋葉原の「AKIBA SQUARE(アキバ・スクエア)」にて『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』(一般社団法人 日本自動車工業会[以下、自工会]と一般社団法人 日本二輪車普及安全協会[以下、日本二普協]の共催。以下、「バイクの日」)が開催されました。昨年まで日中開催だった同イベントが、今年の開催時間は新しい試みとして14時から20時(ステージ第一部14:30〜17:00、ステージ第二部17:30〜20:00)と夜の部が設けられたことにより、第二部では仕事帰りのビジネスパーソンが楽しむ姿が見られるなど、大いに盛り上がりました。
最新モデルやレーシングマシンの展示に加え、警視庁の白バイ展示・跨り体験、ゲームや音楽ライブなど多彩なプログラムで賑わった「バイクの日」の模様をお届けします。
MOTO INFO掲載日:2025年9月1日
最新モデルに触れる・跨がれる!国内4メーカーの新型バイク展示


| カワサキ | スズキ | ホンダ | ヤマハ |
| Ninja 1100SX SE | Hayabusa | CB1000 HORNET SP | TRACER9 GT+ Y-AMT |
| Z900 SE | GSX-8R | Rebel 250 S Edition E-Clutch | XSR900GP(日本限定カラー) |
| W230 | ジクサーSF250 | ダックス125 | YZF-R3 |

「バイクの日」の目玉である最新バイク展示コーナーは、14時のイベント開始から20時の終了まで、常に人で溢れかえっていました。思う存分最新バイクに触れられる機会は滅多にないので、国内バイクメーカー4社が用意した計12台のバイクを余すところなく味わっていました。跨っているバイクで実際に走りに行ったらどんな景色が見られるのか、どんなライディングが楽しめるだろうかと、想像しながら感触を確かめている人の姿が印象的です。
レースの熱気を間近に!国内4メーカーのレーシングマシンが集結

会場の入り口前には、国内バイクメーカー4社を代表するレーシングマシン4台が展示され、来場者の興味をグッと惹きつけていました。左から、「MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ」ST1000クラスに参戦している「Kawasaki Plaza Racing Team」のNinja ZX-10R ST1000仕様、「2025 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」(以下、鈴鹿8耐)に参戦した「チームスズキCNチャレンジ」のGSX-R1000R、「MotoGP(FIMロードレース世界選手権)」でも使用されているHonda HRC Test TeamのRC213V、鈴鹿8耐参戦カラー「#21 YAMAHA RACING TEAM」のYZF-R1の4台です。
未来を先取り!カーボンニュートラルモデル展示

地球環境に優しいカーボンニュートラルを実現することを目標としたモデル4台が会場入り口前に並びました。こちらも実際に触れられることから、次代のモビリティライフを考える来場者が興味津々で跨っていました。
| カワサキ | スズキ | ホンダ | ヤマハ |
| Ninja 7 Hybrid | e-PO(イーポ) | CUV e: | E-Vino |
子どもも大人も興味津々!白バイ展示&体験コーナー

国内バイクメーカー4社の最新バイク展示コーナーと肩を並べる人気を集めたのが警視庁ブースです。今回は日々のパトロールやマラソン大会の先導車としても活躍するYAMAHA FJR1300P(左)と、今年よりHonda CB1300Pの後継車として新たに採用されたHonda NT1100Pの2台が並びました。憧れの白バイに跨れることから、大人から子どもまで目を輝かせながら列をなし、白バイ隊員の気分を味わっていました。


活気あふれるさまざまな展示ブース

バイク応援地方自治体紹介コーナーには、埼玉県小鹿野町、静岡県浜松市、愛知県豊根村がPRブースを出展しました。
埼玉県小鹿野町

国内で初めて“バイクで町おこし”を行ったのがここ埼玉県小鹿野町です。埼玉県北西部に広がる山間部の秩父郡にある小鹿野町は、国立公園や自然公園に囲まれた自然豊かな町で交通量も少なく、ツーリングにうってつけです。今年9月19日(金)には「第13回 BIKE LOVE FORUM in 埼玉・おがの」が開催されるなど、ライダーを快く迎え入れてくれる取り組みに注力しています。

静岡県浜松市

スズキ、ホンダ、ヤマハという国内バイクメーカー3社の創業の地・浜松市は、毎年バイクにまつわるさまざまな取り組みを行っています。現在「バイクのふるさと浜松を巡る!魅力発見スタンプラリー」が9月23日(火・祝)まで開催中です。また、12月6日(土)・7日(日)には大規模なバイクイベント「第23回 バイクのふるさと浜松2025」が開催されます。バイクの伝統とさまざまなコンテンツを堪能しに、浜松を訪れましょう。
伝統の地でバイクを味わい尽くす!「バイクのふるさと浜松2024」
https://motoinfo.jama.or.jp/?p=8689
愛知県豊根村

浜松市の西側に隣接している豊根村は、愛知県でもっとも人口の少ない小さな自治体ながら、週末にはライダーが多く訪れるスポットの茶臼山(ちゃうすやま)があるなど、バイクと縁の深い地域なのです。昨年よりバイク用品メーカー「デイトナ」と観光パートナー契約を締結し、ライダーが集えるミーティングイベント「朝活Cafe!」を7〜11月の土日祝に豊根村の各地で開催するなど、ライダーのための町おこしに尽力しています。
ヘルメットやバイク用エアバッグベストが試着できる

ライダーの必需品であるヘルメットの安全性やPSC基準の管理を受け持っている一般社団法人 日本ヘルメット工業会(以下、ヘルメット工業会)と、ライディングウエアやプロテクターを取り扱う一般社団法人 全国二輪車用品連合会(以下、全国二輪車用品連合会)の会員であるアールエスタイチとヒョウドウプロダクツの2社が今回ブース出展しました。こちらのブースではタイプやサイズが異なるヘルメットと、最新のバイク用エアバッグベストやプロテクター入りライディングウエアが用意され、自分のサイズに合った防具を適正着用することの大切さを体感することができました。
コーディネートが楽しめるアパレル展示コーナー

アパレルの展示は「安全とファッションを両立しておしゃれを楽しんで欲しい」という主催者の思いを込めた今回初の試みで、国内バイクメーカー4社のおすすめライディングウエアをはじめ、アパレルブランドのおすすめコーディネートや今回の「バイクの日」トークショーのゲストやMCが自分の「分身」「抜け殻」と紹介していた、愛用のヘルメットやライディングウエアがずらりと展示されました。二輪車業界で活躍する人がどんな風にコーディネートしているのか、用品選びに悩んでいる人の参考になったようです。
アキバらしく!バイクレースゲーム体験

世界中のバイクメーカーの新旧バイクを細部に至るまで忠実に再現し、迫力ある映像とともにスピード感あふれるレースを体感できるバイクレースゲーム「RIDE 5」が無料で楽しめるコーナーも用意されました。ゲームの街・秋葉原にふさわしいコンテンツに、バイクとゲームを楽しみたい来場者が行列を作り、その没入感を味わっていました。
第一部:安全運転と装備の大切さを伝えるトークイベント
15時からのオープニングでは、主催者を代表して自工会 副会長 兼 二輪車委員会 委員長 設楽 元文の挨拶から始まりました。
開会の挨拶

設楽 元文
「皆様、こんにちは。今年も全国各地で猛暑日が続く厳しい暑さとなっていますが、本日は非常に暑いなか、『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』にご参加いただきましてありがとうございます。また、このイベントにご後援を賜わります内閣府、警察庁、警視庁 交通部、一般財団法人 全日本交通安全協会、一般社団法人 全国軽自動車協会連合会、一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会の皆様には厚く御礼を申し上げます。
『バイクの日』は、1989年に内閣府が交通事故撲滅を目的に制定したものです。『バイクの日』を中心に7月から9月の『バイク月間』期間中には、二輪車業界だけでなく、さまざまな自治体や警察署が二輪車の有用性や交通安全啓発を訴求するイベントを全国で実施しています。本日は警視庁 女性白バイ隊『クイーンスターズ』の皆さんからも安全運転に関するお願いをはじめ、さまざまなイベントをご用意しております。
例年と違い、今年はお仕事帰りの方にもバイクの日を楽しんでいただきたいという思いから、20時までの開催時間を設けております。ステージイベントのほかに、国内4メーカーの新型モデルやレースマシンの展示、警視庁のご協力をいただいての白バイの展示、ならびに東京都様による二輪車駐車場のご紹介や地方自治体の皆様のブースもございます。
さて、経済産業省と二輪車業界10団体ならびに地方自治体により構成されております『BIKE LOVE FORUM』が来月、埼玉県秩父郡小鹿野町で開催されます。是非9月19日、20日は小鹿野町の会場にお越しいただければと存じます。
また、10月29日から11月9日かけて、東京ビッグサイトにて開催されます『ジャパンモビリティショー2025』は“ワクワクする未来を、探しに行こう!”をコンセプトとしています。こちらもぜひ足を運んでください。
日本を元気にするイベントが目白押しです。本日はバイクと触れ合い、語り合い、バイクの楽しさを感じていただきたいと思います。
HAVE A BIKE DAY!
ありがとうございました」
来賓の挨拶

来賓代表として、警視庁 交通部 交通総務課 課長 砂田 武俊氏よりご挨拶いただきました。
「本日はこの『バイクの日』のイベントにお招きいただきまして、誠にありがとうございます。
まずは東京都内の二輪車の事故の特徴について、簡単にご紹介したいと思います。主に死亡事故ですが、こちらは単独事故が多くなっています。また、直進するバイクと右折する乗用車が交わったところで生じる、いわゆる右直事故や、追い越しの際に起きる事故が多いです。時間帯ごとに見ると、通勤時間帯における事故が非常に多いです。
二輪車は便利で楽しい乗り物ではありますが、安全に利用していただくため、警視庁としては申し上げた特徴を踏まえ、朝や夕方の時間帯に幹線道路で二輪車を利用している方に一旦止まっていただき『しっかりとヘルメットのあご紐を締めてください』『胸部プロテクターを着用してください』とお願いしたり、『速度の出し過ぎに気をつけてください』『交差点などでは危険予測などをしてください』といった声かけをさせていただいております。忙しい時間帯に足を止めていただいているので、少し困ったなと思われる方もいるかとは思いますが、是非皆様の命を守るためにやっておりますので、ご理解をいただければと思います。
また、最近は若い方の事故も非常に多く発生しているので、警視庁では来月から若者、学生、免許を取得して間もない方を対象とした『二輪車の実技指導』を広く拡充して行っていく予定です。是非警視庁のホームページを見ていただき、応募をしてもらえると幸いです。
来場されている皆様、また二輪車業界の皆様には、引き続き二輪車の安全な利用に向けて多大なるご支援を賜わりますよう、この場を借りて申し上げたいと思います。結びに本日、ご参会の皆様にも益々のご多幸と二輪車の安全な利用、交通安全を祈念いたしまして、挨拶とさせていただきます」

警視庁「クイーンスターズ」交通安全啓発ステージ

警視庁の女性白バイ隊「クイーンスターズ」と、警視庁のマスコットキャラクターのピーポくんによる「交通安全教室」が開催されました。今年の東京都内での二輪車の事故現状をはじめ、多く発生した事故の種類や原因を詳しく解説。そして、事故を起こさない、事故に遭わないために“思いやりのある運転”を心がけることの大切さをレクチャーしてくれました。
バイク乗車時の装備に関する談話では、乗車の際に長袖・長ズボンを着用することのメリットや効果、そしてプロテクターの効果の高さについて話されました。
ジャーナリストに聞く!安全運転とマナー向上のためのポイント

トークショー「ライダーの安全運転とマナー向上」では、「JAPAN RIDERSアンバサダー」を務めるタレントの梅本 まどかさん(以下、梅本さん)をMCに、元バイクレーサーのモータージャーナリスト / レース解説者の宮城 光さんと、二輪車・四輪車専門誌の元編集長で現在モータージャーナリストとして活動される河西 啓介さん(以下、河西さん)がゲストとして登壇。バイクのメンテナンスの重要性から「A(エアー)」「B(ブレーキ)」「C(チェーン)」を指す「ABCチェック」について、ゲストのお二人から詳しく解説いただきました。タイヤの空気圧チェックの重要性と行うタイミング、ブレーキチェックの確認方法、ドライブチェーンのメンテナンス方法まで分かりやすくレクチャーされました。
グループツーリングや初心者ライダーの公道デビューに話が及び、ライダー同士はもちろん、周囲を走るクルマのドライバーとのコミュニケーションの大切さや危険予測に対する心構えについて話され、軽快な語り口調ながら正しいことをしっかりと伝えられるお二人の話ぶりに、来場者は真剣に聞き入っていました。
改めて知る!ヘルメット&プロテクターの重要性

「ヘルメット&プロテクターの重要性を語る」と題されたトークセッションでは、イベントのMCを務める柴田 直美さんをファシリテーターに、ヘルメット工業会より株式会社アライヘルメットの相神 隼平氏(以下、相神氏)、全国二輪車用品連合会より株式会社ヒョウドウプロダクツの神谷 直孝氏(以下、神谷氏)と株式会社アールエスタイチの篠田 帆乃香氏(以下、篠田氏)の3名が登壇され、ヘルメット、エアバッグ、プロテクターの重要性について語っていただきました。


相神氏はヘルメットの規格の詳細から、ヘルメットのサイズに関する内容やあご紐をしっかり結ぶことの重要性、バイクの排気量ごとでのヘルメットの選び方について解説。神谷氏は昨年発表したヒョウドウプロダクツのエアバッグウエアについて、スタッフが着用しての実践とともに製品開発にかけるメーカーの想いを語られました。篠田氏からは、現在の胸部プロテクター着用率と新たに発売した最新プロテクターの魅力を伝え、今後の着用率向上へとつながるお話をしていただきました。
ライダーウエルカム!地方自治体によるPR


ライダーを招致して街を盛り上げたい「バイク応援地方自治体」によるトークショーでは、埼玉県小鹿野町、静岡県浜松市、愛知県豊根村から担当者が登壇し、それぞれの街の魅力やライダー誘致活動の解説、そして忖度なしでの担当者オススメのスポットを紹介されました。ライダーに向けられた熱い想いと魅力的なお話に、いずれかの街を次のツーリングの目的地と考える来場者もいたようです。
プロの技で魅せる!電動トライアルデモンストレーション

第一部 / 第二部それぞれで「電動トライアルバイクによるデモンストレーション」が実施されました。ヤマハの電動トライアルマシン「TY-E 2.2」に乗って颯爽と登場したのは、1995年からトライアル世界選手権に参戦して通算4度の勝利を収め、2023年からはTY-Eで全日本選手権国際Aスーパークラスに参戦、今期はランキングトップを走っている黒山 健一選手です。スタンディングからのウイリーやジャックナイフ、そして前後タイヤを使った風船割り、一本橋渡りなど、イベントステージに作られた特設スペースを活用してプロのテクニックを披露。軽妙なトークを交えながら会場を大いに盛り上げました。
第二部:夜の秋葉原で繰り広げられたトーク&ライブパフォーマンス


「バイクの日」初の試みとなる夜開催の「第二部」が始まります。会場内の雰囲気や来場者の顔ぶれが変わってきました。
リラックスしたムードでバイクを語り合うトークショー

二輪ジャーナリスト / 動画クリエイターの相京 雅行さん、俳優の市川 知宏さん、モトクロスライダーの川井 麻央選手、バイク声優の難波 祐香さん、タレント・グラビアアイドルの平嶋 夏海さん、オートバイレーサーとして活動するモトブロガーのSHIROさんと、6名のゲストが並んでバイク談義に花を咲かせる「ゲストトークショー」が開催。「ライディングファッションへのこだわり」や「オススメのツーリングスポット」をお題にそれぞれ熱く語られ、来場者は興味深く聞き入っていました。

「おじさんであってもこだわりはあって、この歳になっても多少は人からカッコいいと思われたいんですよね。そこで大事なのが“臭い”なんです。年齢を重ねると代謝が落ちて体臭が出やすくなるので、消臭機能を備えた高機能インナーを使っています。カッコいいジャケットを着ていても、体臭で印象が悪くなってしまったら残念ですからね。
伊豆・河津町(静岡)の観光アンバサダーに就任したこともあって、河津をツーリングスポットとしてオススメします。伊豆縦貫自動車道のおかげで海沿いの渋滞が緩和されているので、気持ち良くバイクで走れるんですよ」

「僕はバイクファッションというと、街乗りが主だったので見た目としてあまりバイク乗りに見えない感じのものが多く、割と普段着に近い感じでしたね。パンツなども動きやすさ優先で、太めのものを選んでいました。今回プロテクターやエアバッグの試着などを体験させてもらって、安全面を考えるのも大事だと感じました。
バイクイベントは初参加だったので、いろんなブースを回らせてもらいました。改めて『バイクって本当に愛されているんだな』ということも分かったし、これからもバイクが多くの人に愛されていったら嬉しいですね」

「一般的なライディングウエアを着るようになったとき、最初は『硬くて動きづらいな』って思っていたのですが、実際は動きやすくて涼しいことに気づき、今はずっと愛用しています。レースでは(この日着用していた)派手な感じのウエアを選んでいますが、公道では恥ずかしいので控えめなものを選んでいます。
レースの世界では、速く走れる人を『カッコいい!すごい!』って思うのですが、公道では速く走ることよりも安全に乗っている人の方がカッコいいって思います。一度でもモトクロス走行を経験すると、公道での安全運転につながる技術や知識を得られるので、是非皆さんにもモトクロスを経験してもらいたいです」
【バイクの日ゲスト】モトクロスライダー川井麻央選手
https://motoinfo.jama.or.jp/?p=10311

「ウエア選びについて、デザインも大事だとは思いますが、私は機能面を見て選ぶことが多いです。私の出身地・浜松に本社を構えるクシタニというメーカーのライディングウエアを良く着ていて、父(ヤマハの元ワークスライダー難波恭司氏)もお世話になっていました。クシタニのウエアには体温の調整機能が備わっていたりと、考え抜かれたプロダクトなんです。
(アパレル展示コーナーに出展している)私のコーディネートは、ダークなアウターの下に水色のパーカーを入れて、ブルーのステッチが入っているブーツを選んだりと、アクセントを入れるようにしています。
オススメのツーリングスポットは、バイクの仕事帰りに立ち寄った兵庫県たつの市です。『揖保乃糸』っておそうめん発祥の地で、揖保川周辺って初心者オフロードライダーでも気持ち良く走れて、景色もすごく綺麗だったんです。オススメです!」
バイク声優“にゃんばちゃん”に聞いた!もっとバイクに乗りたくなる楽しみ方
https://motoinfo.jama.or.jp/?p=9317

「私は普段、ダイネーゼというブランドのウエアを着ることが多いです。暑い時期はできるだけ涼しく保ちたいので、パンツはデニムではなくてメッシュを、上着もメッシュジャケットを選んでいます。最近はライディングウエアメーカーもカジュアルラインを出していて、バイクを降りたときでも街に馴染んでくれるウエアがあるので、私はパーカータイプをよく選んでいますね。
オススメのツーリングスポットは、山形県にある秘境の温泉地・姥湯(うばゆ)温泉です。温泉まで続く道が傾斜のすごい峠道で、『こんな道は他にはない!』っていうぐらいすごい道なので、是非行ってみて欲しいです。もし転んでも、私のせいにはしないでくださいね」
バイクを操る楽しさに魅せられた平嶋夏海さんのバイク愛に迫る︎
https://motoinfo.jama.or.jp/?p=9486

「バイクに乗ったまま友だちと遊びに行けるような、見た目が普通に見える感じのウエアが好きですね。バイクでの事故も経験しているので、見た目はカジュアルだけど装備がしっかりしているウエアを身につけるようにしています。それと素材には結構こだわっていて、今の時期はストレッチメッシュ素材を使ったパンツを愛用しています。
オススメのツーリングスポットは、埼玉・秩父です。秩父に行けばコンテンツの撮影もできて、美味しいものも揃っています。全部が揃うんですよね」
バイクのカスタム&アートを楽しむ

ライブパフォーマンスとトークを組み合わせたコンテンツ「カスタム&アートセッション」では、モーターサイクルアート展覧会&レーベル『HAVE A BIKE DAY』を運営するアーティストの加藤 ノブキさん(以下、加藤さん)と、ペインターの“HIGH JUMPER”増永 修治さん(以下、増永さん)が登壇。デザインのコツや色選びのポイントなどについて加藤さんがレクチャーするなか、増永さんがカスタムペイントを施したヘルメットの仕上げとなるピンストライプを実演する、普段見ることができないコンテンツが繰り広げられました。


完成した“世界に一つだけのヘルメット”は、このあと催される抽選会に出品されることに。
音楽で盛り上がれ!ミュージックライブ

ステージイベントの最後を務めるのは、2組のアーティストによるミュージックライブです。折り畳めるトラベルギターを愛車のHonda「レブル250」に積んでバイク旅をするシンガーソングライター 花野(かの)さんと、第1部のトークショー「ライダーの安全運転とマナー向上」に登壇されたモータージャーナリストの河西さんがミュージシャンとして登場。それぞれお得意の曲を披露して会場に一体感を与えてくれました。


抽選会

第一部・第二部それぞれの最後に、バイクグッズが当たる抽選会が行われました。第二部では、先ほど完成したばかりのスペシャルペイントヘルメットも賞品になるということで、MCの梅本さんが読み上げる数字に一喜一憂する姿が見られました。

「バイクの日」来場者の反応は……

中央:Sさん 24歳 / 神奈川県 / Honda「CB400 SUPER BOL D’OR」
右:平本さん 24歳 / 神奈川県
「この3人は高校の同級生です。僕とSさんはバイクに乗っていて、平本さんをバイクの世界に引き込もうと思って今日ここに来ました。免許を取ったばかりなので今は一人で乗っていますが、いずれは皆と一緒に走りたいです。気になるバイクが多くて困りますね」(D.Mさん)
「ネットで『バイクの日』のことを知って、二人を誘って来ました。最新のバイクを見たかったことと、まだバイクに乗っていない平本さんも興味があるというので、バイクの楽しさを知ってもらってバイク仲間になって欲しいですね」(Sさん)
「自分だけバイクの免許を持っていないんですが、バイクへの興味は結構あるんです。特にレーサーのような速そうなバイクが気になりますね。今日はゆっくりじっくりいろんなバイクを見たいと思います」(平本さん)

右:文本 和輝さん 27歳 / 神奈川県
「高校の同級生で、卒業してから全然連絡を取っていなかったんですが、僕のSNSを見つけた文本くんから『今、バイクの免許を取りに行ってる』ってメッセージが届いて、バイク仲間として再会しました。それで、今日の『バイクの日』が面白そうな内容だったんで、誘ったんです。新しいバイクを見て触れられるのって楽しいですね。
バイクには5年ぐらい乗っていて、普段は一人でツーリングしています。文本くんがバイクを買ったら、一緒に楽しみたいですね」(萩原 瑛斗さん)
「今、免許取得に向けて教習所に通っています。スズキ『ST250』が欲しいって思っていたんですが、カワサキのブースで見た『W230』もいいなあ、って思っています。ネオクラシックが好きなんです。今日のイベントでのお目当ては最新バイクを見ることですが、安全運転に関する講習も聞きたいと思っています」(文本 和輝さん)

「ネットで『バイクの日』の情報を見つけて、息子が夏休みだったので家族で見に来ました。叔父の影響でホンダが大好きになって、我が家も全員ホンダが好きで、クルマとバイクはもちろんホンダです(バイクは『CBR1000RR』と『グロム』の2台所有)。息子の名前も、ホンダの創業者・本田宗一郎さんにあやかりました。この子もバイクが好きになってくれているので嬉しいですね。将来は自分の好きなバイクに乗って欲しいと思います」(村田 ショウゴさん)
新しい試みが大成功!

午後から夜にかけての2部制という新しい試みが行われた「バイクの日」では、昨年までとは違ったコンテンツが取り揃えられ、期待以上の盛り上がりを実現しました。
最新バイク展示が来場者共通のお目当てながら、カスタム&アートセッションやミュージックライブといった新しいイベントと、来場者の顔ぶれが変わる2部制がうまくマッチして、これまでの「バイクの日」とは違う雰囲気と熱気を生み出しました。
さらに動員数は昨年の約1,700名を大きく上回る2,385名(前年比140%)に達し、会場は終日にわたり賑わいを呈しました。
安全運転の重要性やマナー向上、装備の正しい利用法を伝える場であるとともに、バイクの楽しみ方や魅力に新たな風を吹き込んだ「バイクの日」。来年はどんなコンテンツで私たちを楽しませてくれるのか、今から楽しみです。
【8月19日はバイクの日】ステージイベント
「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY 2025」特設サイト – 一般社団法人 日本自動車工業会https://bikeday.jama.or.jp
「バイク月間」特設サイト – 一般社団法人 日本二輪車普及安全協会
http://www.jmpsa.or.jp/bikegekkan
二輪車の楽しさや利便性、安全性に関する情報を発信
モトメガネでは、オートバイに関する情報や、ライディングに関する豆知識、レース情報などを紹介しています。この記事では「MOTOINFO」協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。








