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これで一泊2500円! 北海道・妹背牛町で見つけた夢のライダーハウス

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

2025年4月、北海道妹背牛町に「ライダーハウス五井旅館」がオープンしました。全室個室で宿泊料は一泊2,500円。シンプルかつ良心的な価格設定は、長旅のライダーにとって理想的な環境です。唯一の条件は「犬や猫と共に過ごせること」。そのユニークさも魅力のひとつです。

目次

妹背牛町ってどこよ!?

まず「妹背牛町ってどこよ?!」って話ですよね。道民でも正確な位置を即答できる人は少ない。北海道のほぼ中央、空知地方に位置する人口3,000〜4,000人の小さな町。田園風景が広がり、米や畑作が盛んな地域です。観光地は多くないものの、落ち着いた空気とアクセスの良さから旅の拠点に最適です。

主な距離の目安は以下の通り。

旭山動物園:約50km

留萌港:約45km

富良野:約70km

北竜町ひまわり畑:約10km

妹背牛町を起点に、動物園、海鮮、花畑といった北海道らしい多彩な旅が広がります。富良野まで約70kmも離れているのに、近隣に含める大らかさ。これぞ北海道です!

ライダーでなくてもOKなライダーハウス

「ライダーハウス五井旅館」はJR妹背牛駅から徒歩3分。昔の「五井旅館」をリノベして生まれ変わりました。「ライダーハウス」と名乗っていますが、徒歩でも自転車でも車でも匍匐前進でも、移動手段はこだわりません。誰でもOK、ドンと来いです!

オーナーの堀田一道さんは、若い頃、北海道をバイクで旅して回る旅人でした。名門だった旧妹背牛商業高校バレー部の名前をきっかけに妹背牛の地名を知り、還暦を迎えたのを機に岐阜から妹背牛町へ移住。「ここを拠点に、道内各地を自由に旅してほしい」という思いを胸に、夢を実現させました。

猫と犬が迎えてくれる

建物は木造2階建て。1階は堀田さんと動物たちの生活スペース、2階は宿泊スペースです。ネコの「ゆめ」は岐阜から一緒にやって来た家族。さらに7月からラフコリーの「はな」も加わりました。ちょっと臆病だけどかわいい存在です。

懐かしい香りがする客室

宿泊は2階の6畳間が5室で定員10人。畳にベッドを置いた部屋は、和の落ち着きとベッドの快適さを両立しています。昔、高校生の下宿だった部屋には勉強机も残っていて、懐かしい気分にもなれます。

館内には、テレビもラジオもWi-Fiもありません。他にもお客さんがいるはずなのに、気配さえ感じないという、ナイナイ尽くし。思わずシブがき隊の「NAI NAI16」を歌いそうになりました。松尾芭蕉も一句読んでしまいそうな静けさが「ライダーハウス五井旅館」最大の魅力なのです。

お隣は妹背牛で人気の菓子店

道路を挟んだすぐ隣には、創業56年を迎える「大黒屋菓子舗」があります。地元で長く親しまれ、手作りの温かみある香りが街を包んでいます。看板商品は素朴で優しい甘さの“中花まんじゅう”、迫力満点の“でか生どら焼き”、そして地元産もせうし米を使い、一つひとつ丁寧に焼き上げた“もせうし米の創作菓子”。どれも素材の良さを生かした逸品で、旅人にとっても忘れられない味わいです。

天然温泉は熱波師募集中

お風呂は犬用なので、宿泊客は徒歩10分の「妹背牛温泉ペペル」を利用します。バイクでビューンよりも、約10分かけて街の雰囲気を感じながら歩くのも旅の楽しみ。建物はキレイで設備も最高。浴槽は広く、サウナも自慢らしいですよ(個人的には汗だくの裸のオッサンが、お雛様のように並ぶシチュエーションが苦手…)。

ちなみに、妹背牛温泉ペペルでは、サウナを盛り上げる「熱波師」として活動する地域おこし協力隊を募集中です。中には“アイドル熱波師”と呼ばれる個性的な方もいて、地域に新しい風を吹き込んでいます。年収はおよそ400万円。熱波師を目指している人はもちろん、北海道への移住を考えている人や、新しい仕事を探している人にも魅力的なチャンスです。

泊まるしかないよね♡

風呂上がりには「セイコーマート」に寄ってビールをゲット。今宵は満月、五井旅館前のベンチに座ってお月様に乾杯しました。しかし、2本目を開けた瞬間、蚊に襲われて室内に退散…。まあ、それも田舎旅ならではの思い出ですね!

ライダーハウス 五井旅館
https://goiryokan.eyado.net

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