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バイクでオフロード走行中に後悔しないためのグローブ選び&その理由とは?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

人生で初めて乗ったマシンはモトクロッサーとよばれるモトクロス専用の所謂「ガチバイク」。

バイク人生の半分をオフロード分野で育ってきた「とある二輪指導員」が今回ご紹介するのは、オフロード(砂利道)走行に適したグローブの選び方です。これからオフロードツーリングにチャレンジする方の参考になれば幸いです。

目次

防護性能より操作性を重視

オフロード走行の特徴として、アスファルト路面と比べて滑りやすく、またハンドルが取られることも少なくありません。「オフロードは転倒しやすい」というイメージで間違いないでしょう。

転倒における理由は様々ですが、手元のハンドル、アクセル、ブレーキ操作を路面状況に合わせて適切に行うことにより転倒を防止することができます。

オフロードは手元が忙しい。

オフロード走行中は、オンロードとくらべると速度域はやや遅め。走るルートや路面状況にもよりますが、平均すると約20~40km/hだと思います。

速度が遅いとはいえ、カーブや轍(わだち)等テクニカルなセクションが多いので、頻繁にブレーキや半クラを繰り出だなければならず、アスファルト路面と比べると手元が忙しくなる傾向になります。

もしもオンロード用のレーシンググローブをオフロード走行で使用を考えているなら、あまりおススメしません。レーシンググローブ独特の分厚い生地やプロテクションによる可動範囲の制限が、細やかな操作を阻害し操作ミスを引き起こすかもしれません。

転倒時の不安があるものの、オフロードの場合は防護性能よりも操作性が高いグローブを選ぶことをおススメします。このようにバイクはマシンタイプだけでなく、ライダーが身に着ける装備品についても用途に応じた「ジャンル」が存在するのです。

中腰姿勢での操作

中腰姿勢(スタンディング)が多くなるオフロード走行ですが、この姿勢を取る場合は座っているときと比べて手首の可動域が異なります。あらゆる姿勢から装置へアプローチすることが転倒を防止するヒントになるため、オンロードグローブ(レーシンググローブ)は手首の動きを阻害する恐れがあるため△と言えるでしょう。

ホームセンターでも買えるけど……できれば専用品。

実は、最寄りのホームセンターのグローブ売り場でも、オフロード走行に代用できそうなグローブがあります。特にエンジニアグローブが使えるかと思います。

しかし、手のひら側にスベリ止めが付着しているものはスベリ止めがまとわりついてスロットルが戻らなくなることがあるのです。これはすべり止めとグリップの相性にもよると思いますが、そういった部分も考慮され解消されているので、やはり専用品が至高と言えるでしょう。

私の小言

オフロード用のグローブはどんな姿勢からでも扱いやすく、そして適度なハンドルグリップのホールドすることも考えられているので、生地はやや薄目なものが多いと思います。

まとめ

オフロードは加減速などの操作だけに限らずリーンインやリーンアウトの姿勢を取るなど、ライダーの身体を左右にずらすような運転フォームの使い分ける事がコツ。これはダート路面上でバランスを取るために必要な運転姿勢ですので、どんな姿勢中であっても手元の操作の妨げにならない装備を心がけたいですね。

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