ツーリング先で出会う「絶景」は、バイク旅最大の楽しみのひとつ！絶景の道を走っている瞬間の、自分がその光景と一体になる感覚はたまりませんね。展望スポットに愛車を停めて、美しい風景を見るひとときもまた、至福の時間です。
今回は、そんな場所に出会えるおすすめの「絶景道」を、『ツーリングマップル関西』掲載エリアから、5ルート紹介します。早速見ていきましょう！
著・滝野沢優子
Route！掲載日：2025年6月25日
▶関西 ５ selections◀
１．伊勢志摩スカイライン／三重県
２．青山高原道路／三重県
３．奈良奥山ドライブウェイ／奈良県
４．奥琵琶湖パークウエイ／滋賀県
５．但馬海岸道路／兵庫県
１．伊勢志摩スカイライン
伊勢市と鳥羽市を結び、標高555ｍの「朝熊山」を横断する天空のドライブウエイで、全長16.3㎞。展望ポイントがいくつかあるが、山頂広場からの伊勢湾の大パノラマがとくに素晴らしい。ここから鳥羽市に降りて行くコースがハイライトなので、通行するなら伊勢側からがオススメ。125㏄未満のバイクは通行不可。
通行料金:自動二輪車 900円／通行時間：7:00～19:00（8月は～20:00、12月31日～翌1月1日は終日営業、1月2日～1月の第2月曜は6:00～）
２．青山高原道路
伊賀と伊勢を隔てる「布引山地」の尾根上を行く全長20㎞余りの元有料道路。標高700～800ｍの頂上付近はなだらかな丘陵地で、90基以上の風車が林立する独特な風景。伊勢湾と伊勢湾と伊賀盆地、どちら側の展望も素晴らしい。東日本大震災後は次世代エネルギー（風力発電）の拠点として注目されていて、近隣にある地震の神様「大村神社」とセットで回る人も多いとか。
３．奈良奥山ドライブウェイ
奈良公園の東に広がる「春日山原始林」を抜ける約12ｋｍの有料道路。奈良盆地が見渡せる若草山頂を往復する新若草山コース、鬱蒼とした春日山原始林を縦走して高円山へ下る奈良奥山コース、万葉歌にも詠まれ石仏ファンにも人気の高円山コースの3コースがある。
料金:500円～（コースにより異なる）／通行時間:新若草山コース8:00～23:00（12月1日～翌3月15日は～22:00）、奈良奥山コース9:00～17:00、高円山コースは～18:30
４．奥琵琶湖パークウエイ
琵琶湖北端、大浦から菅浦を経て岩熊に至る、全長18.8㎞の道路。半島の高い場所を通るので、ところどころから「琵琶湖」を見下ろしながら走れる。入口は大浦側からのみで、「つづら尾崎展望台」までは対面通行、つづら尾崎から岩熊までは一方通行。また、18時から8時まで夜間閉鎖で、ゲートは17時30分頃に閉鎖される。
５．但馬海岸道路
兵庫県の日本海側、日和山から竹野までの約10kmの海岸道路（県道11号）で、断崖絶壁をゆくスリリングなワインディングルート。道幅も広くなく、駐車スペースもあまりないが、バイクなら止められる広さの路肩はある。竹野から香住までの第二但馬海岸道路もおすすめ。
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