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南国の絶景を駆け抜ける! 九州沖縄ツーリング名道5選

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

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ツーリング先で出会う「絶景」は、バイク旅最大の楽しみのひとつ!絶景の道を走っている瞬間の、自分がその光景と一体になる感覚はたまりませんね。展望スポットに愛車を停めて、美しい風景を見るひとときもまた、至福の時間です。

今回は、そんな場所に出会えるおすすめの「絶景道」を、『ツーリングマップル九州沖縄』掲載エリアから、5ルート紹介します。早速見ていきましょう!

著・坂口まさえ
Route!掲載日:2025年6月23日

目次

▶九州沖縄 5 selections◀

1.平尾台(平尾台カルストロード)/福岡県
2.ミルクロード/熊本県
3.島原まゆやまロード/長崎県
4.日南フェニックスロード(青島~日南市)/宮崎県
5.桜島 溶岩道路(国道224号)/鹿児島県

1.平尾台(平尾台カルストロード)

「九州にもこんなところがあったんだ!」

と思わせてくれるのが、カルスト台地「平尾台」を抜ける通称「平尾台カルストロード」。おすすめは南側の行橋方面から県道28号線でのアクセスです。ヘアピンカーブが連続する急勾配の峠道を上がっていくと、突然視界が開けて、カルストの地形が現れます。

県道からは鍾乳洞の看板を目印にカルスト台地へ。ロード内では「見晴台」や「茶ヶ床園地」で、駐車してじっくりカルストの絶景を見ることができます。また、内部を見学できる鍾乳洞も点在していて、これからの季節、クールダウンにもおすすめ。帰路は県道28号線で北九州市方面へ下ると、市内を一望するワインディングが楽しめます。

平尾台カルストロード
カルスト台地が広がる平尾台
目白鍾乳洞。一年を通して内部は14~15度くらい

2.ミルクロード

これまで何度も紹介してきたけど、やっぱり絶景道となると外せない「ミルクロード」。阿蘇の外輪山の尾根を駆け抜ける草原ルートは、

「阿蘇のハイライトと言っても過言ではない!」

と思っている何度も走りたい道です。

この「ミルクロード」は、県道339号から12号、45号を経由して、「やまなみハイウェイ」に続く全長約45㎞の道で、途中には阿蘇谷を一望できる「二重峠(ふたえのとうげ)」(ツーリングマップル九州沖縄 P.25 K-4)や「阿蘇スカイライン」(ツーリングマップル九州沖縄 P.25L-2)、「大観峰(だいかんぼう)」(ツーリングマップル九州沖縄 P.26B-2)など絶景スポットが点在。季節ごとに移り変わる風景も魅力のひとつなので、季節を変えて何度も訪れてみよう。

阿蘇スカイライン展望所からの絶景
豊後街道の石畳が残る「二重峠」。ここから望む阿蘇五岳もおすすめ
ミルクロード(県道12号)は、どこまでも続く尾根道。四季折々の風景を楽しめる

3.島原まゆやまロード

島原市の西側にある眉山を迂回して、「平成新山」を間近に望む「島原まゆやまロード」は、2000年3月に開通して以来、何度も訪れているおすすめの道。平成新山は1990年から始まった雲仙普賢岳の噴火活動によってできた山で、岩肌むき出しの荒々しい山や土石流・火砕流跡、日本一の砂防ダム群など大迫力の自然を感じることができます。

ルート上には千本木(せんぼんぎ)展望所(ツーリングマップル九州沖縄 P.80C-4)や平成新山展望園地(ツーリングマップル九州沖縄 P.80C-5)のほか、すぐ近くの平成新山ネイチャーセンター(ツーリングマップル九州沖縄 P.80C-4)と、駐車してゆっくり展望できる場所があり、違った方向から見る「平成新山」はそれぞれに違う姿を見ることが出来て、どれもおすすめ。

平成新山展望園地から平成新山方面を望む。火砕流や土石流の跡が広がる
平成新山展望園地から島原湾方面を望む
平成新山ネイチャーセンターからの風景も美しい

4.日南フェニックスロード(青島~日南市)

南国気分をたっぷり味わえる「日南フェニックスロード」は、宮崎市内南部から都井岬を結ぶ道の呼称で、沿道にはパワースポットの「青島神社」や「鵜戸神宮(うどじんぐう)」もあるおすすめルート。今回は、その中の宮崎市内~日南市内のルートを紹介。

フェニックスが建ち並ぶ、南国風景たっぷりの宮崎市内を走る国道220号から分岐する県道377号で「堀切峠」方面へ。日南フェニックスロードの始まりはこの「堀切峠」が始まりと言っても過言でないほど、峠からバーンと広がる太平洋や「鬼の洗濯板」の不思議な風景に心奪われること間違いなし!なのです。ここから日南市内までは、国道&旧国道(県道)を走りつないでシーサイドラインを進むと、色んな風景に出会えておすすめです。

突然広がる眼前の風景に感動する「堀切峠」(ツーリングマップル九州沖縄 P.54 E-5)
国道220号から。沿道にはパーキングが多く、海の眺めが楽しめる
「鬼の洗濯板」もココならではの風景
モアイ像!?アートと風景が楽しめる「サンメッセ日南」(ツーリングマップル九州沖縄 P.58 A-2)
パワースポットで人気の「鵜戸神宮」(ツーリングマップル九州沖縄 P.58A-2)

5.桜島 溶岩道路(国道224号)

ここ最近、活発な噴火活動が続いている桜島。地元の人たちは、まぁいつものことかという程度で、「へが降らんとよかね」と、風向きの方が気になっています。※「へ」は鹿児島弁で「火山灰」のこと

そんな桜島にある溶岩道路(国道224号の一部)は、ゴツゴツした溶岩原と海の間を抜ける快走路。所々にある噴火時の退避壕も桜島ならでは。運が良ければ?ドカンと煙を上げた桜島に遭遇することができるかも!少しルートを外れて「湯之平展望所」への道も真正面に迫る桜島の絶景ルートでおすすめ。

桜島「溶岩道路」
桜島南岳の火口に最も近い「有明溶岩展望所」(九州沖縄56B-5)。遊歩道が整備されている
「湯之平展望所」への道。目の前に桜島が迫る
桜島へは桜島フェリーで。桜島溶岩なぎさ公園(九州沖縄55K-4)からの風景
桜島溶岩なぎさ公園は足湯があって暖かい??足湯でまったり日向ぼっこのネコ

〜僕らは今、旅の途中〜 常に進化を遂げてきたライダーのバイブル

ライダーと共に創る地図「ツーリングマップル」は、ライダーの実走取材によるジャンルも内容も多種多様なコメント情報が特徴です。長きに渡り、旅人の信頼を得ています。文字サイズが大きくなったR版(リング版)は、開きやすく使いやすい仕様です。

また、スマホ用アプリ「Route!(ルート)」では、地図の継ぎ目なく表示や自位置確認、走行ログの記録が可能で、書籍とアプリを併用することで、旅の計画から現地での活用まで幅広く対応できます。メディアサイトでも、旅のノウハウやエッセイ、新しい道路・施設・製品のニュースや、編集部セレクトの動画などが閲覧できます。

この記事では「ツーリングマップル」協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。今後もさまざまなバイク情報を取り上げていきます。

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