信州・栄村にある「道の駅 信越さかえ」は、絶景と地元グルメを同時に楽しめるツーリングスポットとして人気の場所だ。
長野県の最北端に位置し、日本屈指の豪雪地帯として知られる栄村には、雄大な千曲川や秋山郷など、自然の魅力が数多くある。
この記事では、地元産の手打ちそばやトマトジュース、おやきといった名物グルメをはじめ、ツーリングに最適なアクセス情報や周辺の観光スポットについて詳しく紹介する。
「次のツーリングはどこへ行こうか」と考えているライダーや、旅先で地元の味を楽しみたい人におすすめの道の駅だ。
道の駅の特徴

長野県最北端に位置する栄村は、日本一の積雪量を記録したこともある豪雪地として知られている。千曲川や日本秘境百選にも選ばれた秋山郷があるなど自然と文化が魅力で、登山や温泉を楽しむ人々が多く訪れる場所だ。


『道の駅 信越さかえ』はR117沿いに位置し、アクセスしやすい。駐車場にはバイク用駐車スペースが用意されている。道の駅は山間地域にあり、裏には千曲川が流れている。JR飯山線が目の前を走っており、木々の間から趣のあるディーゼル車が通過するところも見ることができる。敷地内には栄村の長瀬新田遺跡から出土した火焔型土器が展示されている。


施設には物産館、ソフトクリーム販売所、直売所があり、4~11月の土日祝には栄村物産館またたび屋外で「そば・うどん スタンド」も営業する。直売所には、そばや味噌、トマトジュース、栃の実やまたたびを使った菓子など、地場特産品が充実。冷凍品でおやきや鹿肉も販売している。物産館内には食堂があり、名物「トマジューカレー」や地元産そば粉の手打ちそばをはじめとする、麺類や丼、定食などを楽しめる。

屋外にある「そば・うどん スタンド」では、そば・うどんに加え、おにぎりや蒸したてのおやきも提供している。食堂やスタンドで提供される山菜には、栄産のものが使用されている。

ソフトクリーム販売所では、地元産牛乳をブレンドしたオリジナルソフトを楽しめる。トッピングのソースの種類が豊富で、さまざまな味を楽しめるのが魅力。コーヒーなどのドリンク類も販売している。


直売所には、春の山菜や根曲がり筍、秋のきのこなど、地元産の旬の農産物が豊富に並ぶ。敷地内にあるテナントでは、きのこ汁やたけのこ汁なども楽しめる。
道の駅までのアクセスは、上信越自動車道の豊田飯山ICからR117経由か、関越自動車道の塩沢石打ICからR353経由で向かう。周辺には清津峡や野沢温泉などの観光名所もあるので、ツーリングルートに最適。新潟県と県境の村にある道の駅にはお隣新潟県津南町の産品もあり、文化も感じられる。目の前を流れる千曲川は県境を越えると、信濃川という名前に変わる。栄村の味覚を楽しめ、地場産品の買い物ができる道の駅は、ツーリングの休憩や目的地に最適のスポットだ。
施設紹介















栄村の特産品が揃う「物産館またたび」と地元産農産物が並ぶ「直売所かたくり」で買い物ができる。食堂、「そば・うどんスタンド」(4~11月末までの水土日祝)、「さかえソフト」で食事やソフトクリームを食べられる。
名物&名産品
◆手打ちそば
オヤマボクチと、ふのりがつなぎに使われている。オヤマボクチは北信州のそばに使われることが多い植物で、海藻の1種のふのりは新潟県のそばでよく使われていることから、信州と新潟県のハイブリッドそばとも言える。ざるそばと天ざるそばで、この手打そばを食べられる。
◆あんぼ
昔から農作業の合間に食べられていた栄村の郷土食。コシヒカリの米粉を練って作った生地で、山菜や野菜を包んで焼いた米粉のおやき。モチモチとした食感が特徴で、大根菜炒めと、ヨモギの粒あんがある。
◆トマトジュース

栄村産のトマト100%でつくられたトマトジュース。トマトの味が濃厚。無塩と有塩がある。また、無塩トマトジュースを使用したトマジューカレー」も名物で、無塩トマトジュースを使った酸味とコクのあるピリ辛のカレーだ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆清津峡

日本三大渓谷のひとつ。清津峡渓谷トンネルでは、全長約750 mの遊歩道を巡りながら、V字型の渓谷と、柱状節理の岩肌、エメラルドグリーンの清流を間近に鑑賞できる。終点「パノラマステーション」では、まるで水鏡のように渓谷が映り込む幻想的な光景が見られると人気。四季折々の渓谷美を楽しめる。
◆野沢温泉

歴史ある13カ所の共同浴場と外湯文化が残り、源泉かけ流しの外湯巡りを楽しめる。温泉街の中心にある「大湯」は、野沢温泉を代表する共同浴場だ。温泉の熱を利用して今も地元の人が野菜や卵を茹でる「麻釜(おがま)」は、村の天然記念物に指定されている。
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