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【意外と知らない】ツーリング中に見かける「謎の数字標識」の正体とは?

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

高速道路の路肩や中央分離帯に、「142.5」「110.7」などの謎の数字が書かれた標識が設置されているのをご存知でしょうか。

ツーリングで高速道路を利用する際に、目にしたことのあるライダーも少なくないかもしれません。

では、いったいこの標識にはどのような役割があるのでしょうか。

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道路端にあるナゾの数字が書かれた標識の名前は距離標(キロポスト)

夏になると、放感や清涼スポットを求めてツーリングを計画するライダーも多いでしょう。そうした際に目にする道路端の「142.5」「110.7」などの数字が記された標識は、「距離標(キロポスト)」と呼ばれています。

この標識は、速度標識や距離表示とは異なるデザインで、どこか謎めいた印象を受けるかもしれません。

では、この標識はどのようなもので、何を標示しているのでしょうか。

国土交通省九州地方整備局佐伯河川国道事務所のWebサイトによれば、これは「距離標(キロポスト)」と呼ばれる標識だといいます。

距離標は、道路管理のための延長を表示しており、路線の起点から何キロの地点であるかを示しています。

この「起点」は、各高速道路が始まる地点であり、たとえば、関越道に「25.4」と記された距離標があれば、それは練馬ICから25.4km地点にあたるという意味になります。

なお、これは一般的な住所表示とは異なり、道路専用の“目印”として用いられているものです。

つまり、距離標は道路の住所のような役割を果たしているというわけです。

距離標は現在地の把握や緊急通報時にも活用できる

では、距離標を活用する方法はあるのでしょうか。

同サイトでは、いくつかの使用方法が示されていました。

たとえば、前述のように距離標は各高速道路の起点からの距離が表示されています。

つまり、距離標の数字を見れば、現在走行しているのがどの道路のどの辺りなのか、予測しやすくなるというわけです。

また、バイクはクルマと比べて追突時の致死率が高いとされているため、交通事故が発生した際に路上で立ち止まること自体が、大きなリスクになりえます。

しかし、距離標をうまく活用すれば、すぐに交通事故の発生場所を伝えて救援や復旧をスムーズに進められるでしょう。

特に、長いトンネル内や山間部などの目印となる施設が少ないエリアでは、この距離標が位置把握の重要なカギとなることは言うまでもありません。

そのため、ライダーは万が一の事態に備えて、あらかじめ距離標の存在と使い方を把握しておくことが、安全確保につながるかもしれません。

まとめ

ツーリング中に目にする何気ない風景の中には、実は重要な役割を持つ標識が紛れていることがあります。

とくに、高速道路では、距離標や道路標示などが安全確保や緊急対応において大きな意味を持ちます。

万が一のトラブルや事故に直面した際、こうした標識の意味を正しく理解しているかどうかが、落ち着いた対応につながるかもしれません。

日常的に使う道路であっても、意識を向けることで新たな気づきがあるはずです。

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