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スーパーゾイルで6万㎞超アフリカツインの好調維持!エンジンオイル交換と裏技的ワイヤー注油を実施!

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【brand pickup】

今では、あまり見ることができなくなってしまった希少な750ccのアフリカツインだが、その迫力あるスタイルは現行型にひけを取らないものだ。 

また、80年代からスポーツモデルに搭載されてきたホンダのVツインエンジンといえば、高性能の証であり、そういった意味でも前アフリカツインには大きな価値がある。 

そんな銘機を大切に維持するためにも欠かせないのがメンテナンスである。 

目次

6万キロは単なる通過点!まだまだ走るためにスーパーゾイル 

今回、スーパーゾイルを添加したアフリカツインは、走行距離が6万キロを超えたところだ。 

非常に丈夫なこの年代のホンダ車にとっては大した走行距離ではなく、まだまだ走ることができるのは間違いないが、それもメンテナンスが行き届いてこそである。 

特に気になるエンジンの異音や不調があるわけではないが、この先10万キロを超えても乗り続けることを考えてスーパーゾイルを添加することにした。 

走行距離が伸びてくるとエンジン各部の摩耗は避けられない。 

例えば、過走行でピストンリングやシリンダーが摩耗すると密閉性が保てなくなり、エンジンオイルが燃焼室に侵入して燃焼する「オイル上がり」という不調を招くことになる。 

オイル上がりを起こすと燃焼室内でエンジンオイルが燃えてマフラーから白煙を吹いてしまうのだが、こうなると、エンジンはコンプレッションを保てなくなり、大幅なパワーダウン、異音の発生、燃費の低下などは避けられない。 

同じことはエンジン各部でも想定できて、例えばカム周辺、ヘッド周りやミッションなども過走行によって、不調が発生しやすい部分である。 

こうした不調の修理にはエンジンのオーバーホールが必要だが、補修用の純正部品が手に入らなければ、修理はできず、廃車になってしまうことも考えられる。 

エンジンは車体の中でも最も丈夫な部位ではあるが、一度壊れてしまえば修理には多大な手間と費用がかかることを覚えておきたい。 

過走行エンジンの金属表面を再生して強靭にするスーパーゾイル 

スーパーゾイル ECO for 4cycle 200ml

7480円(税込)

スーパーゾイルは摺動によるエンジン部品の摩耗や傷を再生し、再び平滑な金属表面を得ることができる添加剤である。 

現在のところ、アフリカツインには特に不調は無い状態だが、6万キロ走行してきたエンジンを労るためにもオイル交換と同時にスーパーゾイルエコを添加することにした。 

スーパーゾイルエコは、エンジンオイルに対し5%添加することで効果を発揮する。

エンジン以外にもスーパーゾイルでメンテナンス 

SUPER ZOIL スプレー(金属表面再生剤配合・潤滑スプレー)280ml

2420円(税込)

スーパーゾイルの金属表面再生剤を配合したスプレー潤滑剤。エンジン組み立てオイルとしても適しており、プロショップでも使われていることが多い。今回はクラッチワイヤーへの注油を行った。 

SUPER ZOIL ラバーグリース 100g

2420円(税込) 

金属とゴムの摺動箇所に適したシリコン系グリス。マスターシリンダーやキャリパー、フロントフォークなどの使用に適している。今回はオイルフィルターパッキン部分に使用した。 

オイル交換のために用意したケミカル、用品

エンジンオイルは純正のウルトラG2(10W-40)を使用した。規定量が2.6リットルなので、1リットル缶を3本用意。オイルフィルターはデイトナ製を使用した。パーツクリーナーや作業用手袋、廃油処理剤、ペーパーウエスなどを必要に応じて準備する。 

アフリカツイン750のオイル交換手順 

アンダーガードの取り外し 

アンダーガード装着状態でオイル、フィルター交換は可能かもしれないが、アンダーガード内側がオイルで汚れてしまうので、あらかじめ取り外した。 

アンダーカードは前2箇所、後ろ2箇所をボルト固定されており、かんたんに外すことができる。 

オフロード車はアルミのアンダーガードを純正で装備していることが多いが、オイル交換の際は汚れを防ぐためにも外しておくことをおすすめする。 

オイル量の確認 

アンダーガードが外れたエンジンの外観を観察し、オイル漏れが無いかどうか確認しておく。 

また、現状でオイルが減っていたり、ガソリンが混入して増えていないかなどを確認しておく。今回はしっかり規定量が入っており、異常な汚れや乳化も無く、状態は悪くなかった。 

オイルの抜き取り 

廃油処理剤を準備しておく。エーモンのポイパックは、紙袋タイプが新登場していた。 

ドレンボルトはエンジン左側に位置していた。エンジンの底を岩に打ってもドレンボルが破損しないように考えられているのだろう。 

17mmのメガネレンチを使用して緩めた。 

オイルが勢いよく排出されてくるので注意したい。古いオイルには鉄粉が混ざるなどの異常は見られなかった。 

ドレンパッキンがエンジン側に残っていた。このまま新しいドレンパッキンを追加して締め付けると「ダブルパッキン」となり、ドレンボルトを締めてもエンジンオイルが漏れてきてしまう。必ず確認して古いドレンパッキンを剥がしておく。 

ドレンパッキンを新品に交換しておく。 

ドレンボルト締め付け前にエンジン側ドレンボルトの座面の汚れを拭き取っておく。 

ドレンボルトは必ず手で締まるところまで締めてから工具を使って本締めする。 

ドレンボルト周辺に付着したオイル汚れをパーツクリーナーで洗浄しておく。 

オイルフィルターの交換 

アフリカツイン750ccのオイルフィルターはエンジンの後ろ側、シフトペダルの下に位置している。 

フィルター用のカップレンチではスペース的に入らなかったので、バンドタイプのフィルターレンチを用意した。 

フィルターの外周に巻き付けるようにして緩める。 

ある程度緩んだら手で回して緩めて取り外す。 

締め付け時に摩擦でゴムパッキンが破断しないようにスーパーゾイルラバーグリスを塗布しておく。新しいエンジンオイルを塗っても良い。 

フィルターは手でめいっぱい締めるところまで締め付け、古いオイル汚れを洗浄しておく。 

周辺がきれいな状態にしておかないと、オイル漏れによるものなのか、抜いたオイル汚れなのか判断がつかなくなるのを防ぐためだ。 

エンジンオイルとスーパーゾイルの注入 

ドレンボルト、オイルフィルターを締めたら、新しいオイルを注入する。まずは2リットル(2缶)を入れた。 

スーパーゾイルエコの添加量はオイル量の5%なので、今回は130ccを注入する。 

計量カップで130ccを測った。 

漏斗を使ってスーパーゾイルエコを注入する。 

さらにエンジンオイルを追加して規定量に入ったら、エンジンを始動する。 

オイル交換後エンジン始動後は、オイル警告灯(赤いランプ)が消灯するのを確認しておく。オイル警告灯の点灯は、オイル量が足りないか、オイルラインにエアが噛むなどしてオイルが循環していないことを意味する。 

そのままエンジンを回し続けるとエンジンが焼き付く恐れがある。 

エンジン停止後はエンジンオイルがオイルパンまで落ちるまで5分程度時間を置いて、車体を直立させた状態でオイル量を確認する。 

減っていたらその分オイルを追加注入してオイルを規定量に合わせて作業は終了。 

フィラーキャップをしっかり締めておく。 

最後にエンジン下回りを確認し、オイル漏れがないかチェックしておく。 

アンダーガードを忘れずに復元しておく。 

アフリカツイン750のオイル、フィルター交換に使用した工具は、バンドタイプのフィルターレンチ、アンダーガードを外すための12mmのソケットレンチ、ドレンパッキンを剥がすのに使用したマイナスドライバー、ドレンを緩めるための17mmのメガネレンチ、締め付けに使用した17mmのソケットレンチ(トルクレンチ)。 

スーパーゾイルエコ注入後はエンジン回転の上質感が増した! 

低速からトルク感の強い特性のエンジンだが、さらに一段階トルクがアップしたような感覚が生まれた。 

そのおかげで歩くような車速でもエンジンがストールするような心配が薄れ、低速の扱いやすさが増したようだ。 これは、街中や林道を走る上で大きなメリットとなるだろう。 

元々、異音なども無くスムーズなエンジンだったが、より一層のスムーズさが際立つようになり、とても6万キロ走行したようなエンジンには思えない上質感が感じられるようになった。 

裏技的クラッチワイヤーの注油作業 

90年代の大排気量車なので、クラッチレバー操作はお世辞にも軽いとは言えないもの。 ワイヤーへの注油を行い、潤滑性を向上させることで破断を防いで軽快な操作感を目指した。 

クラッチレバーを覆うレバーガードを取り外す。

クラッチレバーピボットボルトを抜き取る。ボルトは錆びており、グリス分がほとんど無かった。 

チャック付き小袋を準備して、底の角部分をカットする。 

カットしたところにクラッチワイヤーを通す。 

マスキングテープなどで、ビニール袋とアウターワイヤーをぐるぐる巻にして固定する。 

ビニール袋に向けてスーパーゾイルスプレーを吹き付ける。 

袋の中がゾイルスプレーで満たされて、重力によって少しずつインナーワイヤーとアウターワイヤーの隙間に入っていく。 袋のゾイルオイルが減ってきたら継ぎ足して、時間をかけてオイルを行き渡らせる。

ワイヤーのエンジン側からオイルが出てくるのが確認できたら、オイルがワイヤー内に行き渡ったと判断できる。 

ワイヤーは太鼓の付近が破断することが多いので、ワイヤーのほつれなど破断の兆候がないか確認しておく。 

錆びていたピボットボルトは汚れとサビを落として、しっかりグリスアップして復元する。 

クラッチワイヤーのグリスアップに使用した工具は、レバーを取り外す際に使用した10mmのソケットレンチ、メガネレンチ、クラッチのアジャストナットを緩めるためのプライヤー、ハサミ、チャック付き小袋、マスキングテープ。 

クラッチレバー操作が軽くなって繊細な調整も思いのままに! 

決して軽くはないアフリカツイン750ccのクラッチだが、グリスアップによって確実にレバーが軽くなり、微妙な操作がしやすくなった。 

特に林道などオフロードでは、クラッチの調整のしやすさが走りやすさに直結するため、これは非常に嬉しい変化だった。 

もちろん、都市部でも渋滞路を走る際などはクラッチが軽いということは大きなメリットであり、手の疲れを低減させることができる。 

体感効果が得られるスーパーゾイルを使ったメンテナンス 

メンテナンスにおいて、体感できるか否かは重要で、変化が出ればメンテナンスの重要性を身を以て理解することができ、定期メンテナンスの大切さへの意識が芽生えるはずだ。 

体感できるほどの大きな効果を得るには、やはり優れたケミカルを使うことが重要である。 

その点において、スーパーゾイルの添加剤とゾイルスプレーに関しては使用によって良い変化を実感することができた。 

さらにスーパーゾイルの金属表面再生効果は一過性のものではなく、今後長きにわたって効果に継続が期待できる。 

然るべきタイミングでスーパーゾイルの添加を行い、末永くアフリカツインの好調を維持したいものである。

 

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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