【Brand pickup】
二輪用品店の始祖的な存在であり、中でも大型店の先駆けとなっているのが南海部品箕面店である。オープンから45年を経ており、それを機に店舗の大掛かりなリニューアルを敢行、内外共にさらなる魅力溢れる空間へと進化を遂げた。取扱商品や展示方法など同店ならではの特筆すべきポイントも多い。
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45周年を迎えてのフルリニューアル
高い商品力を高い知識力でサポート
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日本国内における多店舗展開する大規模二輪用品店の先駆け的な存在が南海部品だ。その創業は1951年で、70年前の1953年には株式会社に改組されている。当時のバイクを取り巻く環境は、趣味性よりも実用性が重視されており、道路は未舗装路が大半だった。ヘルメットの着用義務になるウンと前で、ツーリングのことは『遠乗り』などと言われていた時代である。
そして南海部品の2号店としてオープンしたのが箕面店だ。それは1978年のこと。1980年代に入って加速するバイクブームを先取りするかのような頃合いだったのである。
「箕面店のオープン45周年に合わせてのリニューアルになりました」
と同店店長の仲西真義さん。
「1月15日で一旦完全クローズにして、そこから4月15日のオープンまで3ヶ月間を費やしました。建物の建て替えこそ行なっていませんが、それに匹敵するぐらいのに手が入った、店内、店外共にリニューアルを越えたリニューアルです!」
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多くの人で賑わったオープン日
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オープン当日は生憎の空模様だったが、にもかかわらず大勢のお客さんが訪れて、列を作り入店の時を待っていた。メーカーイベントも行われて、店内も賑わっていた。
間近で見られるハードパーツの数々!
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実店舗の特色の一つが、自分の目で確かめられる点にある。それを同店では1階のハードパーツでも可能にしており、前後のショックユニットやホイールなどのカスタムパーツがガラス越しではなく直接見ることができる。しかも、モーターサイクルショーを彷彿させるような展示方法となっており、来店者にとっては目の毒のような空間が構築されているのである。それら垂涎のスペシャルパーツ以外にも、ビギナーからベテランまで現代のバライディングにおける必需品!!?)のスマホなどをセットするハンドルマウントパーツも充実のラインナップを見せており、プラグや電球などの消耗品類から大物スペシャルパーツまでが1階には取りそろっている。
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日本全国で3店舗のみ!
ゴールドウインのマスターショップ
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2階はヘルメットやウエア、ショーズ、グローブなど身に着けるアイテムをメインとしたフロアだ。さまざまなメーカーのアイテムが豊富に揃っており、それらの素材による風合いの違いや色を目で見て確かめられるのは、実店舗ならでは。そして気に入れば試着してフィット感を確かめた上で、さらには迷ったらスタッフさんからのアドバイスが受けて購入できるのは大きなメリットだろう。
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特筆すべき点として、先ず上げられるのがゴールドウインのトップレンジモデルである『Euro(ユーロ)』のマスターショップであることだ。日本国内において実店舗では3店しか認定されておらず、近畿地区では唯一の存在なのである(2023年4月現在)。
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ヘルメットに関しては、各メーカーの講習などを受けた認定販売員が複数名在籍し、頭部のサイズの測定から、それを元にした製品アドバイスから自分サイズのヘルメットへ仕立ててくれる。そしてアライに関しては、四輪のレース用ヘルメットを取り扱っているのが大きなトピックだろう。一見すると二輪用と大差ないように思えるが、実際は相違点も多く、そのノウハウまでもも得ているからこそのことなのであり、二輪用品店としては希有な存在なのである。
またリニューアルと同時にヘルメットの純ガラスコーティング『DURO』の施工ルームも新設。作業環境を大幅に向上させており、より高品質な状態でユーザーに手渡せられるようになっているのだ。
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ナンカイオリジナル製品も多数用意
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さらに、改めて記すまでもないだろうが、こちらのフロアでは南海部品オリジナルの製品も多数展示されており、ユーザーの元に旅立つ日を待っている。また、専用のフィッティングルームやカウンターを備えたレディーススペースも設けられている。
「45周年を迎えて、中には3世代に渡っていらしてくれているお客様も少なくありません」と仲西店長。「それは我々にとっては誇りにも思うことです。この先50周年、60周年、70周年…と迎えていって、さらに次の世代のお客様にもお越しいただけるような、魅力のある、バイクライフを楽しめるような店舗であり続けたいと思っています」。
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オリジナルのアイテムの中では画像のフットウエアを各種展開しているが、注目のトピックが「メイドイン・ジャパン」の製品も用意されていることだ。上段の製品がそうであり、日本製らしい品質を持っている。
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