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カフェレーサー | カスタムバイクのスタイル紹介

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数あるカスタムバイクスタイルのなかでも不動の人気を誇るカフェレーサー。数年ほど前ヨーロッパで大きなムーブメントを起こし、さまざまなカスタムカフェレーサーが登場したことから バイクメーカー各社が「カフェレーサー」と銘打ったモデルを相次いで発表したほど。

常に一定の人気を保ち、私たち日本人にも馴染み深いカフェレーサーカスタムを分かりやすく解説いたします。

目次

カフェレーサーカスタム

カフェレーサーとは

トライアンフのカフェレーサーモデル・スラクストン

カフェレーサーとは、ネイキッドバイクにレーシングバイクの要素を加えたストリートカスタムのスタイルのひとつです。現在のネオクラシックとカテゴライズされるスタイルに通ずるオーソドックスなネイキッドバイクは、ライダーが進行方向の視野を広く取れるよう良い姿勢で乗れる設計となっていますが、より前屈姿勢でバイクにしがみつくようなライディングフォームになるレーシングバイクの特徴的なパーツを取り入れることで 攻撃的なバイクへとカスタムするのです。

カフェレーサーの歴史

ロッカーズと呼ばれるカフェレーサーを駆る1950年代のライダーたち

カフェレーサーの起源は1950年代のイギリス。当時トライアンフやBSA、ノートンといった世界を席巻した英国製バイクに乗ることが若者のステータスでもあったこの時代、カフェに集うライダーたちが「誰が一番速く走れるか」と競い合い、カフェを起点にストリートレースを行ったことが発祥と言われています。

この際、競争相手よりもより速く走ろうと、サーキットを走るレーシングバイクのスタイルへとカスタムするライダーが続出。これが現代のカフェレーサースタイルを確立させたのです。

イギリス・ロンドン郊外に佇むカフェレーサーの聖地・エースカフェロンドン

イギリスのカフェやパブで育まれたカフェレーサー文化。なかでも当時の雰囲気までも今に伝える存在が、英ロンドンに現存するカフェ ACE CAFE LONDON (エースカフェロンドン)です。昔と変わらぬモノトーン調のエースカフェには今も地元のライダーが集い、バイク談義に花を咲かせています。昨今は日本にエースカフェの代理店ができたことから、バイク量販店やインターネット通販でエースカフェのグッズを手に入れられるようになりました。

ロッカーズ、そしてエースカフェ。これらはカフェレーサーを語るうえで欠かせない存在です。

カフェレーサーの特徴

それではカフェレーサースタイルのマナーとも言えるディテールを解説いたします。

セパレートハンドル

ハンドルのタイプは大きく分けて2つあり、一本もののパイプで作られたバーハンドルと、2本のフロントフォークそれぞれに取り付けるセパレートハンドル(セパハン)です。セパハンは主にレーシングバイクに装着されるタイプで、空気抵抗を少なくするためバイクにしがみつくような窮屈なライディングフォームとなるタイトなポジションに設計されています。

近年カフェレーサーと銘打たれたモデルにはバーハンドルのものもあるようですが、かねてよりカフェレーサーはこのセパハンへのカスタムがマストとされています。

バックステップ

セパハンとセットで組み込まれるカスタムがバックステップ化。よりタイトなコーナリングのために不可欠なパーツはカフェレーサーのマナーでもあります。クラシック系バイク向けのバックステップキットは多種多様なタイプが各パーツメーカーからドロップされているので、自分のフォームに合ったステップを見つけてください。

メガホンマフラー

セパハン、バックステップと来たら、マフラーもメガホン型にして攻撃的に、そしてバンク時に擦らないようにさせねばなりません。チタン製で軽量化を図る猛者を目指すのも良し。

ガンファイターシート

カフェレーサーのフォルムを一層戦闘的なものにするのがガンファイターと呼ばれるリアフェンダー一体型シートです。既製品からワンオフまでその形状はさまざまありますが、リアが大きく反りあがっているのがガンファイターの特徴。ナンバープレートとのバランス取りがキモです。

カフェレーサー向きなバイク

ヤマハ SR400 / SR500

ジャパニーズカフェレーサーの代名詞とも言えるのがこのSR。XT500というオフロード系モデルを原点に持つバイクだが、カフェレーサーカスタムのベースモデルとして申し分ない構造だったことから人気に火が付き、日本を代表するモデルとして世界に知られる存在となりました。SRベースのカフェレーサー向けカスタムパーツは数えきれないほど輩出されています。

昨年(2021年)の最終モデルで生産終了となりましたがその人気は未だ衰えず、中古車市場においても程度の良い車両は価格が高騰しているとか。特に走行距離の少ないフルノーマルモデルは人気の的で、お手頃価格で買い求めたい人は、入手後にパーツ交換する予定の部位がカスタム車両を探すのが賢明かもしれません。

ホンダ GB250 クラブマン

車検対象ではない250ccモデルでカフェレーサー向きのバイクは?と聞かれたら即座にその名が飛び出すGB250 クラブマン。並列2気筒エンジンに見えますが、SRと同じくシングルエンジンモデルです。生産は1997年が最終と早くに終わっていますが、その人気の高さからかなりの台数が製造され、中古市場にも数多くの車両が出回っています。

最終生産年がかなり前であることからレアモデル化しており、こちらも程度によっては価格が高騰気味。ノーマルモデルの価値は前述のSR以上のよう。それでも空冷シングルエンジンの味わいやボディスタイルは現代モデルにはない色気を秘めており、古き良き時代の野暮ったさを保有したい人にオススメの一台と言えます。

カワサキ エストレヤRS / エストレヤカスタム

カワサキの名車W650の弟分として登場し、人気を博したエストレヤ。一枚ものシートのRSとサドルシートが別体型となっているカスタムの2モデルがあります。また年式が古くなると、ディスクブレーキではなくドラムブレーキ仕様も。Wシリーズを継承するカワサキの流派らしく、ブリティッシュなスタイルが特徴的な250ccシングルモデルは生産終了した今も高い人気を誇ります。

上記写真より古いモデルになると、コックピットのスピードメーター & タコメーターの2メーターの部分がタコメーター内蔵型のスピードメーター一点仕様になります。こちらの方がよりクラシカルな雰囲気を高められるので、中古車をお求めになる際は「ブレーキ」と「メーター」、「シート形状」を比較しながら程度の良い車両を探してみてください。

カワサキ W400 / W650 / W800

Zシリーズと並ぶカワサキの伝統「W」。これまでのラインナップには代表格の650ccモデルを筆頭に、W400、W800が並び立ちます。いずれも基本形状は変わらず、排気量とキャブレター or インジェクションで分けられるモデル群です。昨年(2021年)には原点とも言える名車メグロの復刻版も登場。オールドファンを喜ばせるラインナップとなっています。

滅多に見かけないWモデルでのカフェレーサーですが、とりわけ大排気量モデルばかりが揃う輸入車がこぞってカフェレーサー化していることから、Wのカフェレーサーは高い完成度が期待されるうえ、輸入車よりもカスタム費は抑えられること間違いなし。カスタムの振り幅が広いこともWの魅力と言えるでしょう。

トライアンフ・スラクストン

トライアンフを抜きにしてカフェレーサーを語ることはできません。カフェレーサー発祥の国を代表するメーカーにもラインナップされるカフェレーサーがこのスラクストンです。近年のボンネビルシリーズ(スラクストン含む)は水冷化したバーチカルツインエンジンが備わっていますが、空冷エンジンのようなトルクや鼓動を大切にした設計になっており、最新モデルでありながら古き良き時代の味わいを楽しむことができるのです。ストックモデルのまま乗るのも良し、自分色に味付けをしてキャラクターを濃くするのも良し。存在そのものが本家本元、映える背景に佇ませてやるだけで1950年代イギリスの雰囲気を醸し出してくれます。

ハーレーダビッドソン・スポーツスター

2003年以前まで生産されたハーレーダビッドソン・スポーツスター、通称リジッドスポーツ

最新型のスポーツスターS(水冷)でなければ、2004年~2022年まで製造された「ラバーマウント型」と呼ばれるスポーツスターでもありません。2003年以前まで製造された「リジッドスポーツ」「エヴォスポーツ」と呼ばれるスポーツスターがその対象です。理由は重量化・クルーザー化したラバーマウントとは違うストリートバイクとしてのバランスの良さ、ナローなフォルム、220kg前後という理想的な重量、そしてカスタムのしやすさ。

チョッパーライクなXL1200Cは不向きですが(できなくはないですが、手がかかります)、XLH883、XL1200Sといったモデルはカフェレーサースタイルがマッチします。ラバーマウントスポーツほどカスタム費用もかからないので、ベースモデルとしてご検討ください。

ロイヤルエンフィールド・コンチネンタルGT

イギリス生まれ・インド育ちのオートバイメーカー「ロイヤルエンフィールド」が手がけた正統派カフェレーサーモデルがこのコンチネンタルGTです。排気量535ccのシングルエンジンという、日本の排気量区分の発想では生まれない設計の本マシン、その乗り味も現代のモーターサイクルシーンとは逆行するような古き良き時代のガチャガチャした感じで、今の20~30代にはある意味新鮮な乗り心地です。

お世辞にも速いバイクではありません。でも味がある、走行時の情景が変わって見える。そんな本気のクラシックカフェレーサー。必須カスタムがすでに換装済みと、ロッカーズ全盛期の時代の再現をイメージするライダーにはぴったりの一台と言えるでしょう。

まとめ

近年大きなムーブメントを引き起こしたカフェレーサー、日本のバイクカスタムシーンでは決して廃れることがない不動の人気スタイルとしてすっかり定着しています。ベースモデルとして選ぶバイク次第で雰囲気が異なってくるところもカフェレーサーカスタムの魅力、この世に一台のカフェレーサーを作りたい人は、ベースモデル選びからカスタムパーツ選びまで存分に楽しみながらプランニングしてみてください。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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