道の概要
津軽半島を南北に結ぶ国道339号線のうち、西側海岸線の小泊(こどまり)から竜飛崎(たっぴざき)を結ぶ区間を龍泊ラインという。小泊からは荒々しい日本海を眺望しながら走る海岸道路は約5キロ、途中国道脇に流れ落ちる七つ滝が清涼感を感じさせる。
一の坂から一気に高度を上げ山岳道路と変化すると、ジェットコースターのようなアップダウンのあるテクニカルなワインディングロードがこれでもかと続く。走りを楽しんだ後は眺瞰台(ちょうかんだい)展望台から走って来たつづら折りの道を楽しむことになる。
眺瞰台からはしばらく尾根伝いを気持ちワインディングした後、竜飛崎灯台や風車群が見えてくると道路は下りに転じ、一気に竜飛崎まで走り込んでいく。
竜飛崎には青函トンネル記念館、灯台があり、灯台の展望所からは北海道も見える。津軽半島にちなんだ歌碑もあって、ボタンひとつで周囲はカラオケボックスと化す。灯台下の海岸には遊歩道が用意されていて、10分ほどですてきな岩場に到着できる。
龍泊ラインのもう一つのポイントは、今や全国的に有名となった階段国道。歌碑の脇から港までの海岸段丘崖をつづら折りで一気に下る。(これが結構長く夏は汗だく)民家の合間の部分はピンク色に塗られ、自動車が絶対通れない価値ある(?)道路。
お薦めのシーズン
- 初夏から11月まで。
周辺立ち寄りポイント
◆龍飛崎灯台
北海道が見える灯台。
◆太宰治「津軽」文学碑
龍飛崎漁港にある。
◆ あじさいロード
龍飛崎から東に向う国道339号の山側を並行して走る県道281号の龍飛崎から三厩(みんまや)までの15kmの区間に約1万5千株のあじさいが植えられている。7月下旬から8月中旬まで楽しめる。
◆青函トンネル記念館
過酷な条件の中で 繰り広げられた数々の軌跡を、 当時の資料をもとに 音や映像、立体モデルなどを交えて、わかりやすく紹介している。ケーブルカーによる坑道体験もできる。