HONDA CRF1000L アフリカツインの車種プロフィール
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今回紹介する「CRF1000L アフリカツイン」は、2016年に発売された水冷4ストローク・直列2気筒の998ccエンジンを搭載するアドベンチャーモデル。1988年に登場し、1990年代のアドベンチャーシーンを席巻したXRV750 アフリカツインの後継機種に当たるが、エンジンはV型2気筒750ccから先述のように直列2気筒998ccへと大幅に改変、トランスミッションもDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用するモデルもラインナップされるなど、同じ”アフリカツイン”を名乗ってはいるが、まったく別物の次世代アドベンチャーモデルに仕上がっている。
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バイクインプレ
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車両の特徴
車体サイズは全長が2335ミリ、全幅930ミリ、全高1475ミリ、シート高870ミリ、ホイールベースは1575ミリで、車両重量は232kg(DCT仕様は242kg)となっている。
キャスター角は27.30度、フロント90/90-21インチ、リア150/70-18インチのタイヤサイズを採用。前後ともにスポークホイールに、チューブタイヤを装着している。
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エンジンは水冷4ストロークOHC4バルブの直列2気筒。ボアストロークは92ミリ×75.1ミリのショートストローク。圧縮比は10.0で最高出力は92馬力/7500回転、最大トルクは95Nm/6000回転。燃料供給はフューエルインジェクションでトランスミッションは6速仕様だ。
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走り
DCT仕様車
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本格的なオフロードコースを走るのは実は初めてなのだが、DCT仕様はクラッチ&トランスミッションの操作をすべてバイク側に任せることができるので、ヌルヌルとぬかるんだ悪路でもライダーはライン取りとアクセル操作に専念することができるので、予想以上に乗りやすい。燃費性能と快適なクルージングを意識したDモードから、スポーティな走りを追求するSモードへとチェンジすると、DCTのクラッチのつながり方がよりダイレクトに。自発的にリアを滑らせて走ってみたりと、よりアクティブな走りをイージーに楽しむことができる。
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マニュアルミッション車
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そしてマニュアルミッション車だが、DCT仕様車に対して特にクラッチ操作に気を遣う…というワケではなく、並列2気筒で270度クランクシャフトを採用するエンジンが低回転域でも粘り強くトルクを発生して、だいぶエンストしにくいように感じられる。もちろん、エンストしそうになったときには適宜ギアチェンジを行う必要はあるが、それでも後輪がトルクフルに路面を掴んで、重い車体を前へ前へと押し出してくれる。フロント21インチタイヤはオフロードで抜群の安定性を見せる一方、オンロードでもその大きさを感じさせない軽快でスポーティなハンドリングを体感することができる。
高速道路
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大型クラスのアドベンチャーモデルということで、高速道路での走行にも重きを置いてETCも標準で装備する。DCT仕様車でDモードでセレクトして高速道路を巡航してみるが、これでも十分に鋭い加速を見せる。そして、Sモードの中でも一番元気なゾーン(※Sモードも3レベルのゾーンあり)にチェンジしてアクセルを開け閉めしてみると、Dモードよりも一段低いギアで走るように設定されているようで、アクセルに対する反応はさらにダイレクトになっている。加えて左手のスイッチボックスで操作できるマニュアルモードでギアを操作してみるが、5速→4速→3速と落としても変速のショックがなく、シームレスに走行することが可能。DCTの熟成の進み具合を、改めて体感することができた。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります
査定士のコメント
モトメガネ編集部
ダートを本気で楽しめるアドベンチャーマシンのCRF1000Lアフリカツイン。ツアラーとしても最高の相棒となることは間違いなし。2016年に新生アフリカツインが誕生したため、2023年時点で10年近く前のモデルということになる。アドベンチャーマシンとして人気の高いマシンだけに、低走行高年式であれば高価買取が多いに期待できる。
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