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フラッグシップ・ライディングギア・ラボラトリー【ウエア・ジャケットの形編】

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皆様 こんにちは。

オートバイアパレルメーカー・FlagShip(フラッグシップ)の上野です。
さて、ライディングギアに関する連載の第二弾は『ジャケットの形
というお題でお話をしていきたいと思います

目次

普段着ている服とバイク用に特化したジャケットの違いは何? 

ライディングジャケットは『パターンが違います』とよく言われます。

はてさて、そのパターンとはいったい何を指すのか?

辞書を紐解くと「パターン」には、型、原型、見本、様式、などという意味があります。

ライディングジャケットを製作している私たちが言うパターン
主に服を作るための設計図、『型紙を指します。

そのパターン=型紙を作る人をパタンナーと呼びます。

デザイナーという呼称はよく耳にすると思います。
パタンナーはデザイナーほど表舞台に立つことは少ないですが、
デザインしたものを元に型紙を作るため、ライディングジャケットを製作する上では非常に重要なポジションです。

このパターンとデザインこそが各メーカーの特色だったりします。

パターンに種類あり!

少し掘り下げると、パターンの種類は
立体裁断平面裁断の二つあります

主にバイク用のものは立体裁断で作られています

平面で型紙をつくる平面裁断に比べて、
立体裁断ではフィット感やボリューム感を調整し、
ディテールにこだわった服作りをすることができます

立体裁断はここが違う!

ではそれって 具体的にどんなとこ?

ジャケットで言うと見た目、一番分かりやすいのがです!!

マネキンに着せた時だけでなく、ハンガーにかけた時でも袖が前側に向きます

これは袖の付け根の角度や腕自体のカーブを立体的に計算して製作しているんです。
こうすることでライディングポジションがしやすくなるんですね。

それと同時に、胸回りを小さくして……その分背中を……等々
本当は詳しく書きたいところですが、この辺で(笑)

このようにバイクに乗りやすく設計されたのが立体裁断のライディングジャケットなんです。

確かに普段着でもバイクは乗れますが、
実際バイク用のジャケットやアイテムを使用すると、その差は分かっていただけると思います。

ライディングジャケットはここがスゴイ!

ライディングジャケットが一般の洋服と比べてライディング時に優れているところとは?

やはり一番はバイクに乗る時の 安全性、快適性を追求しているところです。

第一話の時にネガティブ的なことをいくつか書きましたが、

その中の『硬い』『ゴツゴツしてる』の話に繋がります(笑)

ゴツゴツの最大要因は 安全性を高めるためのパッド類の装備にあります。
肩、肘、背中、胸部のプロテクションはこんな感じ(品番により装備品が違います)

確かにこれだけのプロテクターがついていればゴツゴツしますよね(笑)

そこで重要になってくるのがパターンなんです!!

分かりやすいとこで やはりです。
普段着るバイク用ではないジャケットの下にパッドを装備したら腕がパンパンになり、
キツイ!! 痛い!! 腕が曲がらない!!となりますよね。

バイク用のジャケットは基本的にプロテクターを装備(弊社の製品は全て)することを前提に作っているので
腕のパターンも普段の服とは違います

分かりやすく平らな場所に置いてみましょう。

アールを描くように作ることでパットが腕に沿うようになっていて、肩部分も同様です。

ピタッと体に沿うことでジャケットとの一体感を感じてもらえるよう製作されているんです。

もちろん ジャケットの種類や使う人の体型にもよるので完璧なフィッティングとならないこともあります。
弊社商品だけでなく、各メーカーのジャケットをいろいろ着てみて
自分に一番ピッタリくる物を探して頂ければと思います。

しっかりと見られることも重要です!

そうそう!!

安全面で言うと 被視認性も重要になってきます。

被視認性とは、目で見たときの見つけられやすさの事です。
バイク乗車時は、自動車等に認識してもらうことが安全に運転するうえで必要となります。

出典:夜間走行時における歩行者の見え方(JAFユーザーテスト)
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/beam/night-vision

オートバイジャケットが派手な理由がそこにあるんです!! (笑)

鮮やかな赤や青等々、ド派手に感じますがこれは、
日中の被視認性を高めてくれています!!

反射生地や部材を使うことで夜間でも 
ここにいるよ!! 
ライダーの存在を強調してくれます。

腕の反射生地と背中裾部分のワッペンが反射してますね〜。

こういった特徴を多く持たせているのがライディングジャケットなのです。

では次回は、『ジャケットの仕様とその理由、使い方』をお話しますね。

今回も読んでいただきありがとうございました。

【FlagShip・フラッグシップ】
オートバイ専用のジャケット、パンツ、グローブなどのウエア類からバッグ、アクセサリーまで幅広くライディングギアをラインナップしているFlagShip(フラッグシップ)。 エルフ(ELF)の日本正規販売元オフィシャルメーカーでもある。

【執筆者・FlagShip企画室 上野時夫】
ライディングジャケットはもちろん、バイクでライディングする時に使用するギアに至るあらゆるものの企画を担当。素材から製造まで幅広い知識をもつ。
初めてのバイクは国産アメリカン。そこからなぜか旧車に目覚めAT90なる1965年生の90cc2サイクル2気筒の謎なバイク(音が最高でした……)を所有経験あり。その他にも色々乗り、大型自動二輪免許を取得してからはアメリカンに再び戻りハーレー・ダヴィッドソンを経て、これまた何故かオフロードに目覚める。現在WR250Rとカブを所有。

※記事内容は全て執筆時点のものです。最新の情報をお確かめください。

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